日本オラクルは10月19日、「Oracle Solaris 11」の国内展開を発表した。機能強化のポイントは仮想化である。 日本オラクルは「Oracle Solaris 11」を“次世代の仮想化エンタープライズOS”と表現する(米オラクル シニア・ディレクター Shane Sigler氏)。「2000万時間の開発期間と6000万時間のテスト作業」を通して、大規模企業の基幹システムを支えるいくつかの機能改善を施した。ポイントは以下のとおり。 パッチおよびエラーの更新作業を不要にし、管理コストの削減に貢献する 「Oracle Solaris」や「Oracle Software」向けカスタムスタックを物理および仮想イメージ内で構築、ポリシー基準に沿った(カスタムスタックの)展開と管理作業の簡素化を支援する システム再起動の必要性を(同社比で)最大50%削減できる 従来は平均数十分かかっていたシス
商用UNIXの代表的存在であったサン・マイクロシステムズのSolarisが、OpenSolarisとしてオープンソース化されてから数年経過した現在、さまざまな派生ディストリビューションが登場してきている。今回紹介する「Nexenta」は、OpenSolarisのカーネルに、Ubuntuのユーザランドを組み合わせたものだ。Solarisの堅牢性や次世代ファイルシステムZFSやSMFによるサービスの管理といった先進性に、Linuxのユーティリプログラム群、APTによる強力なパッケージ管理システムといった使い勝手のよさが加わったようなイメージでとらえるとよいだろう。 Nexentaの最新版は、OpenSolarisのビルド104+とUbuntu 8.04 LTS(Hardy Heron)をベースにした「Nexenta Core Platform 2.0」(リリースは2009年5月25日)である。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く