日本人女性と正式に結婚し、本来であれば在留資格を認められる立場であるにもかかわらず、長期にわたって東京入国管理局の収容施設に拘束されているトルコ籍クルド人Iさん。彼が直面する状況はあまりに理不尽であり、重大な人権侵害だ。Iさんは愛する妻と離れ離れにされ、入管管理局職員からも暴力を受け、自殺未遂するまでに精神的に追い詰められている。 Iさんは2010年末に来日した。Iさんの出身国であるトルコは、少数民族クルド人への迫害が続き、トルコ軍による独立派クルド人勢力の掃討作戦が行われている。徴兵制のあるトルコではIさんも兵役につかなくてはならず、それは同じクルド人同士で殺し合わなければならないことを意味する。そのため「平和で豊かな国」の日本に逃れてきて、難民申請をしたのだ。 だが、日本は先進諸国の中でも桁違いに難民認定率が低い“難民鎖国”国家。2017年の認定率はわずか0.2%だ。Iさんの難民認定も
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