ブックマーク / www.hanmoto.com (9)

  • 生きる力が湧いてくる (rnpress 野口 理恵) | 版元ドットコム

    株式会社rn pressは2023年で設立3年目になる。社員は私一人だ。アルバイトもいない。今回初めて版元日誌を依頼されたので自己紹介をしたいと思う。とはいえ、明るく楽しく自社を紹介したいところだが、なぜ私がいまの仕事を始めたかを語るにはどうしても生い立ちが深く関係していて、せっかくの機会なので自分のことを少し話そうと思う。42歳の若輩者の戯言だと思って、ぜひご一読いただきたい。 *     *     * 私は母と兄を自死で亡くしている。父も十代で他界し、祖父母はもういない。一度結婚をして息子がいるが親権は離婚した元夫がもっている。私はおそらく多くの人がもつ家族観をもっていない。おそらくこれからももつことはできない。小説やドラマに出てくるような家族像は、私にとってはドラマや小説のなかの話だ。ほんのわずかな記憶から血縁への強い憧れはあるのに、それが自分ではうまくつくれないことにいつも不甲斐

  • 異色野球漫画短編集 変華球 中島 徳博(著/文) - 小学館

    初版年月日 2022年5月3日 書店発売日 2022年4月28日 登録日 2022年3月10日 最終更新日 2022年4月27日 紹介 ただ変化ではない。華やかに変わるのだ! 日のスポーツ漫画の中で、最も多種多様な展開をみせているのは「野球漫画」だ。その中から野球を描いて、野球の枠からはみ出して行く短編を集めた アンソロジー、それが「変華球」だ。収録した主な作家をあげるだけでも、手塚治虫、水木しげる、かわぐちかいじ、弘兼憲史、高橋留美子、あだち充、吉田戦車、松大洋。描く題材も小学生からプロ野球。有名選手から果ては、へびまで野球をするのだ。「こんな野球漫画知ってる?」と漫画通、野球通の話題になること間違いなし。 【編集担当からのおすすめ情報】 野球漫画マニアなら、「お!」と声を上げる作品が目白押し。野球を巡る時代性も感じる事も、あの先生がこんな野球漫画を!という意外性も、満足させるアン

    異色野球漫画短編集 変華球 中島 徳博(著/文) - 小学館
  • ヨーロッパ・イン・オータム デイヴ・ハッチンソン(著/文) - 竹書房

    紹介 ジョン・ル・カレ×クリストファー・プリースト!! 包丁と諜報の二刀流でマイクロ国家が乱立する欧州を飛び回る、驚愕のSFスパイスリラー 西安風邪によるパンデミックの影響で、ヨーロッパの勢力図は激変した。U2のファンやギュンター・グラスのファンまでもが国家を作り、マイクロ国家が乱立した。ポーランドでシェフとして働くルディは、マフィアの男から変わった頼み事をされる。国境を越え、ある男に数字を伝えるだけだった。しかし、それは“森林を駆ける者(クルール・デ・ボワ)”という、巨大な謎の組織への入社試験のようなものだったのだ。 組織の一員となったルディは、淡々と任務をこなしていく。時に成功し、時に失敗する。スパイごっこのような、暗号を使ったやりとりは気恥ずかしい。だがまあ、こういう生活も悪くない。――そう思っていた矢先、彼が見ていた世界は一変する。 「ジョン・ル・カレとクリストファー・プリーストが

    ヨーロッパ・イン・オータム デイヴ・ハッチンソン(著/文) - 竹書房
  • 翻訳を産む文学、文学を産む翻訳 邵丹(著/文) - 松柏社

    紹介 村上春樹という作家の文化的ルーツの一つには1970年代の翻訳文化がある。この時代の「新しさ」の視点から「新しい翻訳」「新しい形」で出版された実際の翻訳書や若者文化の勃興のもとで誕生した「新たな」文化空間を、藤和子、SF小説の翻訳家たちの翻訳を通して丹念に辿る。翻訳という行為の壮大な可能性が見えてくる。 ▶︎津野海太郎、藤和子、巽孝之、柴田元幸、岸佐知子、伊藤夏実、くぼたのぞみ(以上敬称略)といった翻訳家、SF評論家、編集者の方々に著者がインタビューした内容も収録。 目次 ▶︎序章 七〇年代末頃の文学趣味の変革──村上春樹の登場 七〇年代の発話困難──翻訳を通しての自己発見 先行研究のまとめ──三つのアプローチとその不足点 同時代的想像力とは何か──二つのの構想 ▶︎第一章 七〇年代の翻訳を検討するための理論的枠組み エヴェン=ゾハルと多元システム理論 トゥーリーと記述的翻訳研究

    翻訳を産む文学、文学を産む翻訳 邵丹(著/文) - 松柏社
  • ヴィリコニウム~パステル都市の物語 M・ジョン・ハリスン(著/文) - アトリエサード

    初版年月日 2021年12月 書店発売日 2021年12月27日 登録日 2021年12月4日 最終更新日 2021年12月9日 紹介 〈錆の砂漠〉と、滅亡の美。 レトロな戦闘機械と、騎士たち。 黄昏の陰翳、プリズムのように煌めく寓喩―― スチームパンクの祖型とも評され、広範な影響を及ぼしてきた、 イギリスを代表する作家M・ジョン・ハリスンの傑作ダークファンタジーが、全面改訳版で登場! 読むほどに味わい深まる魅惑の連作群です! ◎収録作 ヴィリコニウムの騎士 ラミアとクロミス卿 奇妙な大罪 混乱の祭主たち パステル都市 解説 もっとも再評価されるべき作家、M・ジョン・ハリスン/岡和田晃 訳者あとがき/大和田始 ~~~~~ いまもっとも再評価されるべき作家が、M・ジョン・ハリスンだ。 レトロスペクティヴに機械文明のあり方が問い直されるという意味で、 『パステル都市』はキース・ロバーツの『パヴ

    ヴィリコニウム~パステル都市の物語 M・ジョン・ハリスン(著/文) - アトリエサード
  • 十六の夢の物語 ミロラド・パヴィッチ(著) - 松籟社

    紹介 時空を自在に超えて展開する、不思議な物語の数々。 後年『ハザール事典』で世界を瞠目させることになる作家の、奔放な想像力が躍動する幻想短編アンソロジー。 目次 バッコスとヒョウ アクセアノシラス ロシアン・ハウンド クシャミをするイコン カーテン 風の番人 朝 ドゥブロヴニクの晩餐 沼地 フェルディナント皇太子、プーシキンを読む 夢の投稿 ブルーモスク 裏返した手袋 ワルシャワの街角 出来すぎの仕事 聖マルコ広場の馬 もしくはトロイアの物語 十六の夢の物語 解説(三谷惠子) ミロラド・パヴィッチ (パヴィッチ ミロラド)  (著) セルビアの作家・詩人・文学史家。1929年、ベオグラードにて生まれる。 ベオグラード大学卒業後、編集者として働きながら、大学でセルビア文学史を講じ、創作や学術論文の執筆を行う。1967年、詩集『パリンプセスト』で詩人としてデビュー。70年代から80年代前半

    十六の夢の物語 ミロラド・パヴィッチ(著) - 松籟社
    barringtonia
    barringtonia 2021/10/11
    パヴィチの短篇集!
  • 町かどの穴 R・A・ラファティ(著/文) - 早川書房

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  • 「文化昆虫学」の教科書:神話から現代サブカルチャーまで 保科英人(著/文 | 編集) - 八坂書房

    紹介 日の“国虫”はゲンジボタルで決まり?! 「あなたの情はセミの羽のように薄い」と夫を難詰した『蜻蛉日記』の作者。クモの糸のおかげで九死に一生を得た源頼朝。蛾に想いを託した幕末のヒーロー土方歳三。バッタの跳躍力をまとった仮面ライダー。日人と昆虫との奇妙な関係を探る〈文化昆虫学〉のエッセンスが詰まった新しい教科書誕生! 〈文化昆虫学〉は1980年代にアメリカで提唱された。その研究対象は文化的/余暇的なモノである。しかしながら、これまでの文化昆虫学の分析対象は、有名古典文学や美術史上の重要絵画など、主に上流階級が担った“お堅い文化”に限定されてきた。書は、明治大正期のペット昆虫、現代の特撮やアニメ、街中のお菓子のモチーフなど“大衆文化”に見られる昆虫にも着目し、『万葉集』『枕草子』からは見えてこない、日人と昆虫との知られざる関係を明らかにした、令和新時代の文化昆虫学の教科書である。

    「文化昆虫学」の教科書:神話から現代サブカルチャーまで 保科英人(著/文 | 編集) - 八坂書房
  • 夜想#山尾悠子 山尾悠子(著/文) - ステュディオ・パラボリカ

    初版年月日 2021年3月25日 書店発売日 2021年3月17日 登録日 2021年3月2日 最終更新日 2021年3月7日 紹介 金井美恵子、川上弘美、諏訪哲史ら豪華執筆陣による エッセイ、評論、インタビュー、山尾悠子書きおろしを収録 『飛ぶ孔雀』(2018)では、泉鏡花文学賞、日SF大賞、芸術選奨文部科学大臣賞の三冠を達成しました。今ようやく時代が山尾悠子に追いつこうとしているのです。書は、はじめての読者から生粋のファンまで楽しめる、山尾悠子読の決定版です。 特集は、山尾が自身の作歴を明らかにした書きおろしエッセイ、近作掌篇2作、インタビューを収録。美術、フェミニズム、翻訳といった多様な視点から作品を読み解き、進化を続ける作家像に迫ります。 写真家・沢渡朔が20代の山尾を撮影したポートレイトや、山尾の掌篇小説「小鳥たち」からインスピレーションを得て人形作家・中川多理が創作した

    夜想#山尾悠子 山尾悠子(著/文) - ステュディオ・パラボリカ
    barringtonia
    barringtonia 2021/03/02
    沼野充義の山尾悠子論、面白そう
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