スピードメーターなどの計器類をダッシュボードの中央に配置する、いわゆる「センターメーター」自体は古くから存在していました。 国産車としては1997年に登場したトヨタ初代「プリウス」が採用して以降、多くの車種で採用されています。 実際にトヨタ「ヴィッツ」やダイハツ「タント」といった実用的なモデルから、日産ではスポーツセダンの「プリメーラ」(3代目)、クロスオーバーSUVの「エクストレイル」(初代)、ミニバンの「プレサージュ」(2代目前期)など幅広い車種に採用されたのです。 しかし近年ではセンターメーターの採用車種は減少の一途をたどっており、先駆者であったプリウスも4代目モデルまで採用し続けていたセンターメーターを、2023年に登場した現行型(5代目)ではついに廃止しました。 そんな紆余曲折のセンターメーターですが、採用されたメリットにはどのようなことがあったのか、また近年はなぜ廃れてしまった
