Drop&Typeで試作フォントを生成するのに必要な時間は、約30秒。手描きした文字をスキャンしてアウトラインをとり、専用のドロップシートに収めてドロップするだけの簡単なステップで、オリジナルデザインの試作フォントを生成することができます。
『TPスカイ開発ストーリー』第1回「フォントの開発背景と意図」 ■まえがき TPスカイをリリースしてまもなく1年になります。認知・普及はまだこれからですが、これを機にフォントの開発背景と意図、そして書体デザインについて少し踏み込んだ解説をおこなうことにしました。 日本語フォントは、標準的な文字セットでも約1万字が必要で、制作開始から完成までにおよそ3年ほどかかります。TPスカイは、書体ファミリーが大きい上に紆余曲折あり、最後に品質を磨く工程に時間をかけたため、完成までに12年を要しました。なぜ品質向上に力を注いだのかは、この連載で明らかにするつもりです(全6回)。 TPスカイの「すっきり感」がきわだつハイコントラストのEL ■次世代フォントを考える TPスカイの原型にあたるフォントの開発概要を社内で発表したのは2006年のことです。ちょうどAXISコンデンスのデザインが終わったころでした。
『TPスカイ開発ストーリー』第2回「フォント開発のきっかけと問いかけ」 ■まえがき 書体開発の背景分析には客観的な視点が必要ですが、プロジェクトの立ち上げには関係者の強い思いが必要です。『TPスカイ開発ストーリー』の2回目は、フォント開発の契機と動機について書くことにしました。まずは、TPスカイを語るうえで外すことのできない、AXIS Fontのエピソードから入りたいと思います。 ■西武鉄道のサインシステム 西武池袋線の駅名表示にAXIS Fontが使われているのを知ったのは5年ほどまえのことです。意外に思われるかもしれませんが、フォントを使っている人から、あなたがつくったフォントをこんなふうに使いましたよと連絡がくることはまずありません。フォントが使われているのをぐうぜん見かけて知るのがほとんどです。フォントを選んだ人を特定するのはむずかしく、西武鉄道にAXIS Fontが導入された経緯
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