図録7900と図録8000で韓国に対して親しみを感じる人の割合の動きを、米国、中国などと比較して示したが、ここでは、韓国について、年齢別に親しみを感じる人の割合がどう推移しているかを見た。資料は内閣府の「外交に関する世論調査」である。 全体として、韓国への親しみが大きく上昇し、その後、日韓関係の悪化に伴い低下したが、年齢別に見ると、20代、30代の若者と40代、50代の中年層、及び60歳以上の高齢層とで、やや動きを異にしている。 若者層は2002年のワールドカップ日韓共同開催を契機に大きく親しみを感じる者が増加したが、2005年の日韓関係の悪化により、2005年、2006年にかけて、大きく親しみを感じる者が減った。このため、一時期は若者層が韓国に親しみを感じる比率は平均を大きく上回っていたが、2006年には、40歳代が最も親しみを感じる世代となった。ところが2007年には、再度、若者の人気