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ブックマーク / www.nakahara-lab.net (22)

  • 「そして人生はつづく」と毎日、僕がつづるのはなぜか? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

    人には、それぞれ「こだわり」があるものです。 たいした「こだわり」でもないのですが、僕にも、一応、さまざまな「こだわり」があります。 仕事に関していえば、 1.メールアドレスは個人のものを使う 2.定期券は買わない 3.メガネは毎日かえる が僕の「密かなこだわり」です。 このことは、たぶん、皆さんがお知りになっても、1ミリの得もないとは思いますが(笑)、きょうは、そんなお話をいたします。 ▼ しょっぱなの「1.メールアドレスは個人のものを使う」は、大学や研究機関だからできることかもしれません。 要するに、組織から提供される「u-tokyo.ac.jp(東京大学の公式アドレス)」をふだん全く用いない、ということです。現在の所属先での、かつて勤めていた研究所でも、一度も、使ったことがありません。 これは、少しおおげさにいえば、 「自分の仕事人生は、自分が起点である」 という僕の思いの現れとも解

    「そして人生はつづく」と毎日、僕がつづるのはなぜか? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net
    bebit
    bebit 2016/10/07
    ナカハラ先生をもってしても、自分自身に対する戒めをもっているってのは参考になる。メガネの話は回りにもその意思が伝わっていいなと思う。
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 日本全国に蔓延中!?「コーチング」や「アクティブラーニング」するなら「教えちゃ絶対にダメ」なんでしょ病!? : 二極化した「わかりやすいロジック」を「解毒」せよ!?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 日全国に蔓延中!?「コーチング」や「アクティブラーニング」するなら「教えちゃ絶対にダメ」なんでしょ病!? : 二極化した「わかりやすいロジック」を「解毒」せよ!? 先だって、あるマネジャーさんとお話をしているときに、こんな話題になりました。 「先生、コーチングって知ってますか? いや、会社から、研修を受けろっていうからね、研修を受けたんですけどね。 あれ、どうなんですかね。教えちゃダメだっていうんですね。相手に気づかせるんだって。 でも、教えちゃダメっていわれてもね。知識もスキルも何にもない新人の内面を「まさぐって」も何にも出てきやしませんよ。教えたらダメっていわれても、教えなしゃーないでしょうが。 仕事、覚えら

    bebit
    bebit 2016/06/23
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「現場臭がプンプン漂う研究」と「ファブリーズされた無味無臭の研究」!?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 僕が研究者として大切にしていることのひとつに、 「現場の臭いを感じる一般化」 というものがあります(笑)。 僕の研究活動で「現場の臭いを感じる一般化」が全う出来ているかどうかはわからないけれど、自分の活動のすべてにおいて、このことはかなり重視していることのひとつです。 昨日は大学院ゼミがありました。 大学院生の皆さんとも、このことを議論しましたので、少しだけ、この場でもさせていただきます。 ▼ 一般に研究者は、「シャバワールド」で起こっている個別具体的な現象の中から、様々な研究方法論を駆使して、「一般的な原理・原則・概念」をつくりだします。 このあたり、簡単には単純化できないところもありますが(一般化をめざさない研

    bebit
    bebit 2016/06/02
    キター!「シャバワールド」。娑婆娑婆してる。
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 新年度初日、「ビジョン」をメンバーに伝えるときの3つのポイント!?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 ビジネスの現場でよく用いられる言葉のひとつに「ビジョン」という言葉があります。 「うちの組織には、ビジョンがない」 「うちの課長は、ビジョンをもってない」 のように・・・。 たいていは、あまり望ましくない事態が生じたときに、この言葉が用いられます。しかし、一般に広く用いられている、この言葉も非常に曖昧に用いられています。 先ほど、 「うちの組織には、ビジョンがない」 「うちの課長は、ビジョンをもってない」 という2つのセンテンスを出しましたが、これはニアリーイコール「ビジョンがない=イケてない」くらいの意味しかないような気もするのです。 つまり、 「うちの組織は、イケてない=ビジョンがない」 「うちの課長は、イケて

    bebit
    bebit 2016/04/01
    ビジョンない人は、タダ単に、ほんとにないんだと思う。
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「長くなる仕事人生」をいかに生きるか!? : 映画「マイ・インターン」を見た!

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 音楽家の「引退」は、自分のなかに音楽が消えたとき わたしの中には、まだ音楽があります ・ ・ ・ 遅ればせながらですが、映画「マイ・インターン」をレンタルビデオ店で借りてきて、自宅で見ました。 映画「マイインターン」は、「70歳の元会社人間が、ベンチャーのインターネット企業に、シニアインターンとして入社し、女性社長のもとで働くこと」ということを「舞台」にした作品です。 70歳のインターンをロバート・デ・ニーロ、女性社長をアン・ハサウェイが演じ好評を博したようです。 映画の批評や映画内部で展開する色恋関係のネタは専門家のサイトにお任せするとして、この映画で僕がもっとも興味深かったのは、ロバート・デ・ニーロ分する元会社

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    bebit 2016/02/24
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: OJTは「人材育成課題」の「ゴミ箱」じゃない!

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 ちょっと前のことになりますが、人材育成に関するあるフォーラムに登壇させていただいた際、その内容で少し考え込んでしまったことがあります。 催しは、新人育成ーとりわけOJTに関する内容紹介をするもので、新入社員が入ってくる4月、OJTをどのように運営していけばいいのか、ということに関する内容が主に扱われておりました。 そのなかで、ある方が、こんなご質問をなさったことを印象深く記憶しています。 曰く 「最近の新人は、新しい発想でモノを考えられない。これをOJTで何とかできないか?」 僕は、比較的、「今の若い人達は優秀だな」と思って仕事をしているので、「へー、そんなものかいな」と思って話をうかがっておりましたが、ここで、ハ

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    bebit 2016/02/18
    OJTの口当たりの良さは「指導者がみっちり新人のめんどうをみる」的な妙な安心感と、「新人にも仕事をさせる」という面が
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「学んだこと」が「現場で活かされるため」には何が必要か?:12の障害、5つの促進要因

    中原淳(東京大学・准教授)のブログです。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 先だって募集させていただいたTransfer of Training研究会(事務局:中原研OB 関根さん)には、購読するものが英語文献であるというのにもかかわらず、すでに20名を越える方々からご応募をいただき、満員御礼、募集を停止いたしました。ご応募いただきましたみなさま、ありがとうございました。お逢いできますことを愉しみにしております。 研修の学習転移(Transfer of Training)に関する研究会(満員御礼!募集停止しています) http://www.nakahara-lab.net/blog/2014/01/transfer_of_training.html 個人的に嬉しかったのは、20名の方々の中に、金融やITなど、一般の

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    bebit 2015/12/22
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: あなたの周囲に「ひとりでできるもん病」と「おれのやり方コピペ症候群」に感染している人はいませんか?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 今日は、朝っぱらから2つの事例をご紹介します。中間管理職の「つまづき」に関する二つの事例です。 ひとつめ、「ひとりでできるもん病」。 「営業職のAさんは、1年前に、課長職になったが、なかなか、プレーヤー気分は抜けませんでした。ひとりで成果を出そうとして、頑張りました。部下は、Aさんに、なかなかついていけません。その結果、面談で部下から投げかけられた言葉は、Aさんを戸惑わせます。 「だって課長、最後は、自分で全部巻き取っちゃうじゃないですか?僕らの存在価値って何ですか?」 ▼ ふたつめ、「おれのやり方コピペ症候群」。 技術では右にでるものはいないエンジニアのBさん。若い頃は昼夜をとわず働き、優秀な成果をあげてきました

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    bebit 2015/12/18
    中原先生の使う言葉は研究用語のようでいて、社会人やってると染みる言葉がけっこうある。「スパイシー」「つまづき」。
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: ドッチボール練習を通じた「メタ認知の訓練」!?:CUN課題を乗り越えろ!

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 育ち盛りの男の子が2名もおりますと、週末の我が家は大変なものです。この状況、ワンセンテンスで申し上げますと、 「やかましい! やかましい! やかましい!」 三語連続のこの1文しか、僕の頭には思い浮かびません(笑)。 まー、次からつぎへと、散らかし放題、遊び放題、阿鼻叫喚。こっちで叫び声が聞こえたと思ったら、こっちでは爆走してる。もちろん、親も彼らにつきあって「遊ぶ」のですけれども、さんざん、これでもかというほど「遊んだ」あとに、 「ねー、今日、いつ遊ぶの?」 と言われた日には、腰が砕けてウンチョスダダ漏れになりそうでした。 最近の我が家の週末は、毎回、そんな感じです。ブレーキのないジェットコースターに乗っかったみた

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    bebit 2015/11/16
    考えるのが好きな人は、どんなことでも、やったことだけではなく、考えることを厭わない気がします。でもそれって、やる人は教えられなくてもやりますよね。不思議です。
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 心がキュンと切なくなるキャリア教育!? :「誰も来ない車座」と「誰も聞いていない講演」!?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 「切ないんですよ・・・自分のまわりには、学生誰もこないんです。」 最近、自分の母校に出かけた方が、こんなつぶやきをなさっていました。伺ってみると、母校の教員から、学生たちと車座になって、自由闊達に、キャリアについて話し合ってください、とお願いされたらしいのですが・・・。 ふたをあけてみると、3名ほどよばれた社会人のうちで、学生が寄ってきたのは、某航空会社の車座だけ。その方の会社も、大変素晴らしい技術をお持ちで、超優良企業なのですが、学生が誰も1人か2人しか来ず。大変切ない思いをなさったそうです。 「せめて、順番に学生を回らせるとか、そういう配慮が欲しかったなと思います。あるいは、事前に企業のことを学んでいてほしかっ

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    bebit 2015/11/05
    ナカハラ先生の話は、小中学校の出前授業でも同じことが言えると思う。専門家の時間を借りるにあたり、どれだけ事前の打ち込みができるか。当日、ワクワクしている聞き手がいれば、話し手の気持ちも変わろう。
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 学術論文では用いられない「言葉」とは何か?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 年末が少しずつ近づいてきて、そろそろ、大学のキャンパス内に「緊張」が張り詰め始めるころです。学部では卒業論文、大学院では修士論文、博士論文の提出〆切日が、あと1か月から2か月の間にあるからです。 今年度、中原研究室には、2名の修士論文執筆の大学院生がおりますが(浜屋さん、田中さん)、彼/彼女の言葉からも「修論が・・・」「修論の章立てが・・・」という言葉がでてくるようになってきました。論文執筆、まことにお疲れ様です。 博論の方は期限はないものの、現在執筆中の方は2名いらっしゃるはずです。こちらの方も、お疲れ様です。 ▼ ところで論文執筆と申しますと、それは「一寸の隙間もなく論理というブロックをつみあげていく作業」に似

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    bebit 2015/11/04
    これは明らかに、論文で使わないだろそれ!な用語を見つけた中原先生の警句にちがいない。あ、ピースオブ警句。
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「分かり合えず、伝わらない時代」をいかに生きるか?:佐藤尚之(著)「明日のプランニング」を読んだ!

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 先だって、このブログでは、 グローバル化とは「察することに甘えることができない社会」を生きる覚悟である!? http://www.nakahara-lab.net/blog/2015/06/post_2440.html と称して、今後社会に広がるであろう「分かりあえなさ」について、平田オリザさんの秀逸な一文(今となっては予言)を紹介させて頂きました。長くなることを覚悟して、下記に引用させて頂きますと、下記のようになります。 二十一世紀のコミュニケーションは「伝わらない」ということから始まる。(中略) 私とあなたは違うということ。 私とあなたは違う言葉を話しているということ。 私は、あなたが分からないということ。 私

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    bebit 2015/07/14
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 中小企業において「職場で社員が育つ仕組み」とは何か?:世界初!? 新たな研究をスタートします!

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 中小企業において 社員が育つ仕組みは何か? それは、大企業と異なるのか? 中小企業には いかなる「人材育成メカニズム」が駆動しているのか? ・ ・ ・ ようやく、この場を借りて、「新たな研究」のスタートをリリースすることができることを嬉しく思います。 今後、トーマツイノベーション株式会社さまとの共同研究で、世界初!? 中小企業を対象とした「職場における人材育成の実態を解明する」研究をスタートさせて頂くことになりました。 トーマツイノベーション株式会社 http://www.tohmatsu.com/jp/ti プロジェクトメンバーは、同社の、真﨑大輔さん、新谷健司さん、渡辺健太さん、鈴木義之さん、濵野智成さん、小暮

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    bebit 2014/09/29
    批判した研究者が、中小企業の研究してないって、ナカハラ先生の打ち返しが面白いです。
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 出会いでコケれば、みなコケる!? : あまりにも静かな、不可視の闘い

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 先日、ある方から、 「今週、研修で、人前で、話をしなくてはならないのだけれども、今から工夫できることは何かないか。研修は悉皆なので、参加者の中には、いろんな人がいる・・・あべし」 というご相談を受けました。 あまりたくさんご助言させていただいても、「今からすべてを工夫できるとは限らない」かもしれないので、僕は、少しだけお話しました。 「もし、気合いを入れるのだとしたら、一番"最初"、つまり「出会いの瞬間」に気合いをいれた方がよいかもしれません。一番最初の、出会いのタイミングで、3つをしっかり理解してもらっていただくとよいかもしれません。それは価値づけ、効力づけ、支援づけの3つです」 「価値づけ」「効力づけ」「支援づ

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    bebit 2013/09/02
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「下の世代」が「上の世代」から「学べる場」をつくる工夫:「共有できるテーマ」「正解のない表現」「反転した非対称関係」

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 かなり前のことになりますが、ある研修(ワークショップ)で、大学生と40代くらいのビジネスパーソンの方が、ペア2名になって、ある課題に取り組む、ということがありました(Oさんとの共同研究で実施したものです)。 課題は、「40代のビジネスパーソンの方が、自らのキャリア(これまでの仕事)を振り返り、それ3分くらいのデジタルムービー」にする、ということです。 ビジネスパーソンの方々は、必ずしも、「デジタルムービー作成」の力量をお持ちではないので、そこに「ヘルパーさん」「助っ人さん」として配置されていたのが、デジタル映像編集の得意な大学生の方々というわけです。 ムービーの編集技術をもつ彼らは、40代のビジネスパーソンの方々の

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    bebit 2013/02/25
    社会人は明確に振り返るタイミングがないから、誰かに作って貰うか、なにかの機会に振り返るかか、転職しないとそういう機会ない。
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「塩漬けキャリア」と「マネジャーとしての力量形成」

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 ちょっと前のことになりますが、IT業界の経営者・経営陣の方々の前で、講演をする機会を得ました。 この講演の中では、小生は「マネジャー / リーダーの育成」の最新研究知見、最新実践事例を、なるべくコンパクトにご紹介差し上げました。 講演のあとには、ダイアローグの時間がとられ、そのあと、僕と参加者の皆さんで、対話型の質疑を行いました。 質疑の最中で、多くの経営者・経営陣の方から、いただいた声はこれです。 「マネジャーが圧倒的に不足している。このままでは業務が立ちゆかなくなる」 「マネジャーとしての資質獲得が難しい。マネジャーの資質のないまま、昇進させざるをえない事例が増えている」 その声はまことに強く、参加していたどの

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    bebit 2012/11/22
    中原先生のこの指摘は先日はてブで話題になった「銀行システムには絶対に携わるな」に通ずるものがある。多かれ少なかれこういうことはある。できる開発者は、できるだけ(自分の)手離れがよいシステムをめざすべし
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 先行研究をまとめる5つのプロセス、陥りやすい3つの罠

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 このところ、某書籍の編集を合間を見つけてやっています。この、中原研の大学院生との共同研究をまとめた専門書で「職場学習の探求」(生産性出版)といいます。おそらく春までには書店にならぶものと思われます。 嗚呼、「これでもか、これでもか、ひぇー、もうカンニンしておくれやす」的に送付されてくる原稿(?)をしこしこ読んでいて、きちんと、大学院生に指導をしていなかったな、と反省したことがあります。ごめんよ、みんな。 それは「先行研究のまとめ方」ですね。原稿の中には、あきらかに僕の指導不足だったものが含まれていました。ついつい、うっかりしてたよ。うっかりはちべえ、最近、見ないね(笑)。 以下、それについて書きます。「偉そうに、

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    bebit 2011/10/27
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「場づくり」できる人をどのように育てるのか?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 今日の朝方、「場」についてブログを書きました。このエントリーには、皆さんから、いろいろなメールやコメントをいただきました。誠にありがたいことです。とても嬉しいです。 いやー、小生「お調子コキマロ星」に生まれました(笑)。「中原おだてりゃ、木に登る」と言ってもいいかもしれません。 皆さんからのレスが多いと、すぐに「お調子」をコキはじめます。というわけで、今日は「掟破り」の「二つめエントリー」をやります(おい、暇人!というツッコミは勘弁してね)。 「掟破りの2つめのエントリー」のテーマは、ズバリ、「場づくり」について。 ▼ 実は、昨日、面白いことに、3人の別々の実務家の方々から、異なる相談を受けました。それが、こちらで

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 魚を飼うということは、水を飼うということである:東京糸井重里事務所を訪問した

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 昨日は、学内の仕事を済ませたあと、お昼、東京糸井重里事務所にお邪魔しました。雑誌「人材教育」の特集「学びは現場にあり!」の取材です。吉峰さん、井上さんには、またまたお世話になりました。 糸井重里事務所では、クリエイション(創造)を生み出す職場とは、どのような職場なのか、について、同社の奥野さん、松さん、富田さん、趙さんにお話を伺いました。お忙しい中、ヒアリングにご協力頂きありがとうございました。 糸井重里事務所は、よく「雑談が多い職場」「仕事が遊びになる職場」という風に紹介されることも多いのですが、当に大切なことは、そこだけではないような気がしました。 実は、糸井さんが、現場の人々が創意工夫できるように権限を委

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    bebit 2010/11/22
    職場環境を整えるって言葉が,こういう風に表現できるんだと感心。
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「事務局」考

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 仕事柄、講演や社会人向けセミナーや教育コースなどで、講師をお引き受けすることがあります。 教育・研究で非常に多忙であるため、講演は月に1度以上はお引き受けしない、社会人向けのカリキュラムは企画・開発からすべてに参加できるもの以外は、お引き受けしない事にしておりますが、それでも、少なくない機会に、人前でお話をする方だと思います。 僕は自分の教育・研究の成果を、積極的に社会に情報発信していきたいと願う人間です。また、大学と社会の間に、さらに密接なコミュニケーション回路が生まれることを願っています。オファーをいただけて、当にありがたいことです。 ▼ 比喩的な言い方ですが、講演やコースは、舞台の前でお話をする「僕」だけで

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    bebit 2010/08/21
    「事務局」というひとことでまとめてしまうと見えないことがいっぱいある。中原センセの能力をもってして,事務局の構造を分析してほしいです。