文藝春秋の竹中・三木谷対談の「日本の労働市場はアンフェア」という話についていろいろ批判が巻き起こっている様子。 解雇規制緩和について「人間はモノじゃない」などの主張は良く目にしますが、その使い捨てはいかんという事を言っている大企業の正社員に、末端の下請け業者、フリーランスがどんな扱いを受けてきているかということを、自分のこれまでの経験などを踏まえ思い返してみると、何か釈然としないものが浮かんできます。 いま数人のスタッフを抱えて、映像、音楽、デザインの制作会社を運営している立場としては、普通に時間給で計算し残業代を払っていると、制作能力が低い人、クライアントの注文に応えることができない失敗作を作り続けてしまう人のほうが、短時間で結果を出す人よりも収入が増えてしまう矛盾が生じてしまい、この観点でホワイトカラーエグゼンプションのような制度の法制化はこういう業界にとっては必要とされているのになと