安倍首相の「政府をあげて徹底的に実施する」という号令は、一体何だったのか──。政府は昨年4月に行政文書の管理に関するガイドラインを改正したが、改正ガイドラインの施行から1年、この間の安倍首相が省庁の幹部らと面談した際の議事録や説明資料などの記録を官邸に情報公開請求したところ、すべてが「不存在」という回答が返ってきたというのだ。 今回、情報公開請求をおこなった毎日新聞13日付け記事によると、ガイドライン改正から今年1月末までのあいだに首相動静で記録されている安倍首相の面談は約1000件。しかし、官邸の文書を管理する内閣総務官は〈いずれの記録も「存在しない」と回答〉し、「官邸側が受け取った資料はコピーに過ぎず、原本は省庁にある」と説明。 しかも、議事録は作成されているかどうかは不明で、一方、説明資料については、こんなことを明かしたという。 〈保存期間を国立公文書館の審査を経ずいつでも廃棄できる
中国メディアは、「日本文化はなぜ『妖怪』を盛んに生み出すのか?」をテーマとする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)(サーチナ) 画像(1枚) 中国メディアの澎湃新聞は15日、「日本文化はなぜ『妖怪』を盛んに生み出すのか?」をテーマとする記事を掲載した。 記事はまず、『夏目友人帳』のアニメや映画が中国でも好評を博していることを紹介。また、『成狸合戦ぽんぽこ』、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』などのジブリ作品をはじめ、芥川龍之介の小説、鳥山石燕の浮世絵、柳田国男の著作、歴史書『古事記』、仏教説話集『日本霊異記』に至るまで、妖怪が欠かすことのできない存在として登場していると伝えた。 記事は、「日本文化において妖怪は、いてもいなくてもいい怪しげな存在などではなく、伝統文化と民間の生活に息づいた存在だ」と指摘し、本居宣長の『古事記伝』にあるように、日本には「八百万の神」の思想があると
東京神学大学(東京都三鷹市)在学中の学生が、希望する大学院への進学を根拠もなく阻まれたとして訴えている。訴えているのは、この3月に同大学を卒業する渡邉憲英さん。渡邉さんは2016年3月に15年勤務した民間企業を退職し、当時通っていた日本基督教団阿佐ヶ谷教会の推薦で3年次から編入学した。卒業後は大学院に進学することを希望していたが、入学後に同大学の中野実教授から、たびたび「早く辞めてほしい」「あなたには資質がない」などの発言を繰り返し聞かされたという。 さらに、昨年10月には大住雄一学長からも「大学院に進学させないことは、教授会で編入学前から決定していた」「初めから条件付きの編入学だった」との説明を受けた。渡邉さんは「大学院への進学が不可能であると知っていれば、そもそも編入学していない」「学生のほとんどが学部を経由して大学院に進学している実績があるにもかかわらず、(渡邉さんのみを)差別的に取
Architecture: ‘Pugin fainted when he saw its beauty’As Notre Dame Cathedral’s majestic spire tumbled into the inferno on Monday night, live newsreaders around the world decried the tragic loss of this 12th-century marvel. The great timber roof – nicknamed “the forest” for the thousands of trees used in its beams – was gone, the rose windows feared melted, the heart of Paris destroyed forever. What
パリのノートルダム大聖堂の火災に際しての声明文 聖週間の初め、4月16日早朝、カトリック・パリ大司教区の司教座聖堂である、ノートルダム大聖堂の火災のニュースに大きな衝撃を受けました。 日本のカトリック教会を代表し、す […] 聖週間の初め、4月16日早朝、カトリック・パリ大司教区の司教座聖堂である、ノートルダム大聖堂の火災のニュースに大きな衝撃を受けました。 日本のカトリック教会を代表し、すべての人々と連帯して、パリ大司教区とフランスのカトリック教会、ならびにフランス国民の皆様にこころからお見舞いを申し上げます。 この大聖堂は、2013年に着工850周年を迎えた長い歴史とその芸術的価値(ステンドグラスやオルガンなど)ゆえに世界文化遺産となっている(1991年)だけでなく、何よりもフランスのカトリック教会を代表する重要な教会堂です。 パリでは2015年11月13日テロにより多数の死傷者が
「僕も虐待経験者です」 昨年11月、都内で開かれた児童虐待の講演会で、聴衆の中から一人の男性が語り始めました。「母親に包丁で殺されそうになり、逃げたら『親に恥をかかせるな』とまた怒られて…」。涙をあふれさせながら、言葉を絞り出します。「今も精神的な不安定さを抱えていますが、虐待との関係は証明できません。自分の欠点を親のせいにしているのではないか、と悩むこともあります」。この男性、小野寺操さん(32歳)が人の集まる場で虐待体験を話したのは、この日が初めてでした。後日、改めて小野寺さんに話を聞きました。 「自分の名前が怖い」親とのつながりに恐怖 「僕は、自分の本名が怖いんです。本名を見たくなくて、自分で付けた『小野寺操』を名乗っています」 小野寺さんはこう打ち明けました。虐待によって、名前すら母親とのつながりを思い出させ、恐怖を呼び起こすものになってしまったのです。口に出すのも宛名書きを見るの
4月12日に社会学者の上野千鶴子さんが東京大学の入学式で述べた祝辞が話題になりました。祝辞で「頑張ってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています」と述べた上野さんが、女性の労働環境や、日本型雇用について労働研究者・濱口桂一郎さんと話し合った対談を紹介します(初公開日:2016年2月2日/本の話WEB掲載) 『働く女子の運命』を上梓した濱口桂一郎さんは、労働省出身で日本型雇用研究の第一人者。これまで『若者と労働 「入社」の仕組みから解きほぐす』(中公新書ラクレ)や『日本の雇用と中高年』(ちくま新書)で労働問題に鋭く切り込んできた濱口さんが、次に選んだテーマは「日本型雇用と女性の活躍」。 ジェンダー研究の権威・上野千鶴子・東京大学名誉教授と行ったこの対談では、行政マンならではの組織の視点を持つ濱口さんと、女性の辛苦を知り尽くした上野さんとの大激論が繰り広げられました。 日本型雇用の
清水晶子 二〇一六年、大学院生を含む複数の東大生による集団強制わいせつ事件が明らかになり、うち三人が起訴されて有罪判決を受けた。昨年の秋には別の東大生が強制性交等罪で逮捕・起訴されたことが判明した。 東京大学の入学者の女子比率はもう十年以上も二割前後で停滞しており、これがハーバードやオクスブリッジなど英語圏の諸大学と比べて圧倒的に低い数字であることはよく知られている。もちろん、東京大学は性別で入試の結果に差をつけてはいないし、男子学生や教員が女子学生の入学を妨害しているわけでもない。それでも、私たちが圧倒的に偏ったジェンダー比率の只中で生活していることは間違いないし、そこには確かに歪みがある。 とはいえ、教室をざっと見渡して八割、下手をすればそれ以上が男性というこの光景に異様さを感じている構成員は、実はそれほど多くないのではなかろうか。そもそも東大とはそういうところと思っていた人もいるだろ
After the Fire: Photos From Inside Notre-Dame Cathedral Alan Taylor April 16, 2019 9 Photos In Focus A day after the devastating blaze that destroyed the roof and spire of the Notre-Dame cathedral, investigators and photographers were able to get a first look at the damage inside, including the preservation of a number of valuable artifacts and features among piles of debris and a heavily damaged
フランス・パリのノートルダム大聖堂で現地時間15日午後7時(日本時間16日午前2時)ごろ、大規模な火災が発生し、約90メートルに及ぶ尖塔(せんとう)が崩れ落ちるなどした。数カ月前から改修工事が行われており、屋根に取り付けられていた足場部分から出火したとみられているが、これまでのところ詳しい原因は分かっていない。 ノートルダム大聖堂は、パリ中心部を流れるセーヌ川の中州「シテ島」にあるカトリック教会の大聖堂。1163年に着工し、改修や増築を繰り返した。1991年には周辺の歴史的建築物などと共に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されている。 年間1200万人が訪れるパリを代表する観光名所でもあるが、火災は閉館時間に発生したため、大聖堂内に観光客はいなかったとみられている。約400人の消防隊員が消火活動に当たっているが、これまでに隊員1人が大けがをしたと伝えられている。 フランス
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