「データという金脈を掘り当てた」 三井物産が挑むデータ活用を追う! PoCの結果は「経営陣も注目のインパクト」 企業はいま“VUCA時代”の真っ只中にいる。AIなどテクノロジーの進歩や環境問題、国際情勢の動向といった急激な変化を前に、世の中の変動性(Volatility)、不確実性(Uncertainty)、複雑性(Complexity)、曖昧性(Ambiguity)が増した。こうした状況でも企業が成長を続けようにも、従来のやり方は通用しない。 この課題は企業規模の大小に関係なく、きちんと向き合う必要がある。こうした考えで早くから行動したのが、大手総合商社の三井物産だ。経験知に基づいた業務から一転し、データに基づく業務とそれを指揮するデータドリブン経営に舵を切った。 同社はDX(デジタルトランスフォーメーション)を掲げた「DX総合戦略」を推進する上で欠かせないデータ分析基盤の構築をテーマに