最終号ということで久しぶりに『諸君!』の最新号をざっと眺めたが、右派雑誌というよりも「教養俗物」向けの雑誌になっていて驚いた。これでは売れるはずもないだろう。 次に潰れるのは『中央公論』と『創』あたりであろうが、『金曜日』も苦しいようであるし、岩波書店も経営状態の悪化で、経営者が現在、「非常事態」宣言を発している状況である(このままいけば、大量の在庫を抱えている本屋はどうなるのかな)。「論壇」の最後の希望の星であった『思想地図』も『ロスジェネ』も、第2号は全然売れていないようであるから、もう「論壇」の復興は無理だろう。 ところで、去年からの雑誌の廃刊ラッシュに関して、「活字文化の危機」といった言説が、出版業界を中心として垂れ流されているが、これは噴飯物の主張である。雑誌の廃刊ラッシュの大きな要因としてインターネットの普及が挙げられようが、ウェブ上の文章は「活字文化」ではないとでも言うのだろ
山本七平氏による佐伯真光氏に対する批判内容は、以下の通りだと前エントリでご紹介したが、ちょっと舌足らずなところがあるので追記して再掲する。 1.イエスは「山上の垂訓」で「誓うな」と教えた。よって、キリスト教徒がイエスの教えに反して「誓う」はずがない。(即ち、キリスト教徒であるコーチャン氏が誓うわけはない) にも関わらず、「誓った」と翻訳されている「佐伯訳」は、「誤訳、珍訳」である。佐伯氏は、宗教学者であるにも関わらず「イエスの山上の垂訓」さえ知らないのである。 2.swear には二つの意味があり、イエスはswear byすることを禁じたが、swearすることは禁じなかった。 山本氏はその二つを次のようなものだと言う。 (a). swear →祈り誓う (b). swear by →(神)にかけて誓う そして、コーチャン氏の場合は(a)の方であり、コーチャン氏は「誓った」のではなく「祈り誓
1982年頃、アニメファンやマンガファンの間で、ロリコンブームが盛り上がっていた。『魔法のプリンセス ミンキーモモ』の話をする前に、ロリコンブームに触れておきたい。 僕はそちら方面の専門家ではないけれど、多少はロリコンをかじっていた。美少女マンガ雑誌「レモンピープル」は創刊から数年は買っていたし、その前に、吾妻ひでおの「純文学シリーズ」を目当てに自販機本の「少女アリス」を買った事もある(まだ僕は未成年だった。ちなみに「少女アリス」の実写ヌードグラビアはシンドかった)。まんが画廊に出入りしていた事もあって、ロリコン同人誌の草分けである「シベール」にも目を通していたし、その増刊のアニメ特集号「アニベール」は、コミケットで並んで買った。1983年春だったと思うけれど、知り合いのアニメファン(サラリーマン)が交通事故で入院した時、お見舞いに「レモンピープル」を買って持っていった。今となっては笑い話
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