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2009年9月17日のブックマーク (4件)

  • 公衆に期待しない - 論駄な日々

    じぶんたちをじぶんたちで統治するため、わたしたちはデモクラシーという社会のルール/手続きを採用している。政府・国家の暴走を憲法によって規制し、少数の為政者ではなく総体としての国民が統治者として“君臨”するのがデモクラシーの義。だが、産業が発展し、複雑化の一途をたどり、膨大な人口をかかえる大社会(Great Society)において、公衆(Public)はホンマに“統治者”たりうるだろうか。そんな根源的な問いを、W.リップマンは1920年代に立てていた。『世論』に続いて出版された“The Pnantom Public”は公衆への幻滅を説く。修論執筆時は原著をちょびちょび拾い読みしただけだが、同志社の河崎さんの訳を読み、あらためて考えさせられた。 リップマン,ウォルター(1927=2007)『幻の公衆』河崎吉紀訳、柏書房 Lippmann, Walter (1927) "The Phanto

    公衆に期待しない - 論駄な日々
  • 出版総崩れの中で独り勝ちの角川、文庫で圧倒的な利益を稼ぐ(1) | 企業戦略 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン

    京都・池田屋に斬り込んだ二番組長、永倉新八は新撰組幹部唯一の生き残りだ。今年5月、永倉が語り残した『新撰組顛末記』が新人物文庫として出版された。発売からわずか4カ月で、すでに6刷を数え、ベストセラーとなっている。  新人物文庫を展開する新人物往来社は、2月に角川グループホールディングス(以下、角川)の傘下に入った。現在同社が角川の孫会社であることを知る読者は、まずいない。 今期はさらに黒字拡大 目立つ角川の独走  大手出版社が軒並み赤字に転落する中、角川の善戦が目立つ。2008年度営業損益では、講談社が76億円、小学館は63億円と、いずれも赤字が拡大。「09年度はさらに悪化するおそれがある」(大手取次)。一方、角川の営業利益は08年度35億円から09年度50億円と黒字拡大が予想される。3社の中では、今や売上高でも角川がトップに躍り出ている。  出版業界の置かれている状況は、今まさに土砂降り

  • 「かまえての力」って、なによ?~『続 オーディオ常識のウソ・マコト』 千葉憲昭著(評:栗原裕一郎):日経ビジネスオンライン

    先日、とあるサイトに目を疑うような記事が上げられ、オーディオにいろいろな意味で興味を持つ人たちのあいだでちょっとした祭りになった。 スイスのゴールドムンド社はハイエンド・オーディオのなかでもとりわけ超高級のブランドとして知られるが、同社が新製品として発表した国内価格140万円のユニバーサル・プレーヤーと、この手の品としては最廉価にちかい実売1万3000円ほどのパイオニア製DVDプレーヤーの中身がほとんど同じであることが、海外のオーディオ・マニア掲示板にて写真付きで暴露されたのだ。 あのゴールドムンドの中身が、メカはもとより基板までそっくりパイオニアで、しかもスカスカ。 「いくらなんでもこれは詐欺だろう」「いや、パイオニア最強!ってことだ」等々、まあ実際はもっとミもフタもない書き込みが2ちゃんねるはてなブックマークなどには溢れたわけだが、この一件にかぎらず、ここのところウェブでは「オーディ

    「かまえての力」って、なによ?~『続 オーディオ常識のウソ・マコト』 千葉憲昭著(評:栗原裕一郎):日経ビジネスオンライン
  • 【レビュー・書評】しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール [著]香山リカ - 売れてる本 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール [著]香山リカ[掲載]2009年9月6日[評者]佐々木俊尚(ジャーナリスト)■アンチ「勝間」もまた幻想か 書に書かれていることの大半は「小泉改革が日をダメにした」「勝ち負けを重視しすぎ」といった、ワイドショーのようにわかりやすく、かつ古くさい現代社会批判である。だがこのの唯一新しい点は「アンチ勝間」だ。表紙の帯には大きく「〈勝間和代〉を目指さない。」と銘打たれ、文中でも最終章をまるまる割いて、経済評論家・勝間和代氏の自己啓発への批判が展開されている。 現代の日は過酷だ。終身雇用制と年功序列に守られなくなった若者たちは、自分でキャリアパスを組み立て、コミュニケーション能力を高め、専門知識も身につけなければならない。そうしなければ脱落してしまうという不安感が彼らを覆っているからだ。自己啓発クイーンこと勝間氏のが読まれ

    bluefield
    bluefield 2009/09/17
    オモシレー。腹痛い。秀逸。