前回,Openthologyの立案フェーズではビジネスの本質レベルでの可視化を行い,プロジェクトで注力すべき攻略点を特定することを述べました。そのために,立案フェーズにおけるモデリングでは,ビジネスの構造とメカニズムを大枠のレベルで可視化します。 LFD(Lane Flow Diagram)は,ユーザー企業により考案された表記法ですが,業務の全体像を大枠で可視化できることから立案フェーズでの使用に適しており,Openthologyにプラグインされています。 LFDは,ユースケースをUMLのアクティビティ図のようにレーン上に並べた図です(図1)。LFDの記述に難しいルールはありません。設計する業務のステークホルダーごとにレーンを用意し,業務の流れの記述に徹するだけです。 具体的には,業務の流れに従って,何らかの作業や処理の存在する個所(ノードと呼んでいます)にアイコンを記入し,業務の流れを実
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