どんな分野でも、成否がアイデアとモチベーションにかかっているような仕事をする場合、もっとも大事な要素は執念深さだと思うわけです。 少々の失敗ではたじろがない心がないとやってられないので、手がける分野が好きでないと。いくら失敗しても執念深く継続するためには、好きな分野であることは必要条件。 ソフトウェアというのは道具なので、何のための道具なのかというのが常につきまとう。純粋にコンピュータの世界で閉じているソフトウェアは例えばOSとかコンパイラとかVMとか仮想化環境とかだけど、それはソフトウェア全体からみればごくわずかな世界で、ほとんどのソフトウェアは「ソフトウェアの世界に生きていない人」が使うためのものである。 なので、良いソフトウェアを作るためには、そのソフトウェアがターゲットとしている世界もよく知っている必要がある。 プログラマとして優秀だが会計は素人、という人が会計ソフトウェアを作って