弱い立場にある労働者を守るのは超大事。令和を生きる僕らが乗り込むのは「蟹工船」ではあってはならない。カニなら「かに道楽」に乗り込みたい。しかしながら、ときどき、労働者を守るはずの法律や制度が悪用されることがある。よろしくない。たとえば職場に問題ある人物が現れたとき、労働者を守る様々なものが邪魔になるのだ。解雇事由までいかないような問題、例えば指示や命令に反抗する、いちいち不平不満を口にして共に働いていると嫌な気持ちになる、注意されるたびに「労基に駆け込む」と逆脅迫してくる、といった言動をする、扱いにくい人物がいる場合、その人物も守られているがために、周りが迷惑して消耗するのだ。 昨年、とある社会福祉法人と給食事業の契約を結んだ。給食事業では、従業員の引き取りが条件になることがある。「長年働いてくれたから」「彼らの雇用を守りたい」という歯が空中浮遊するような言葉は建前で、「波風を立てたくない
