「みんなで情報を共有しましょう」とは、ビジネスの場面ではおなじみのセリフですよね。その意味については、「全員が同じ情報を共有すること」だと捉えている人は少なくないと思います。 でも、もしそれが100人いる組織だったら、どうでしょう。 全員が同じ情報を共有することは、効率的でしょうか。 今回は、その疑問に答えてくれる、トランザクティブ・メモリーという概念について紹介します。 大事なのは、同じ情報を共有することではない たとえば、100人が新しい業務について学ぶことになったとします。このとき、100人がまったく同じことを覚えるよりも、マーケティング担当者は顧客の動向に関する知識を、開発担当者は技術に関する知識をといったように、それぞれが得意分野に特化してバラバラに学んだ後、全員が学習したことを一つにまとめたほうが、知識や情報の量は多くなります。量だけでなく、質も高くなるのではないでしょうか。
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