自民党の谷垣禎一総裁が総裁選(14日告示、26日投開票)への立候補を断念した背景には、腹心の大島理森副総裁が石原伸晃幹事長への一本化を打診したことがあった。「谷垣離れ」が加速するなか、再選の可能性はないと判断し、大島氏の提案を受け入れた。 10日午前10時ごろ、谷垣氏は党本部で大島氏と面会。関係者によると、大島氏は「石原氏で一本化する選択肢はないだろうか」と要請。大島氏は「執行部として勝つためだ」と述べ、谷垣氏の3党合意路線を守るために執行部の分裂を回避すべきだと主張した。 谷垣氏は「勝てるか勝てないかは関係ない。総裁としてやるべきことをやらなければいけない」と反論。大島氏は「総裁に苦しい戦いをさせるわけにはいかない」と繰り返した。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら