菅直人首相は8日、外国人献金問題で辞任した前原誠司前外相の後任に松本剛明副外相(51)を昇格させることを内定した。複数の政府・民主党関係者が明らかにした。14日からパリで開かれる主要国(G8)外相会議など重要な外交日程が控えていることから継続性と即戦力を重視した人選。9日中に新外相を任命する方針だ。 民主党幹部は8日夜、「松本氏が適任だ」として、内定したことを明らかにした。 これに先立ち菅首相は8日夜、記者団に「今、熟慮中で、そう時間をかけないで決めたい」と述べ、9日にも決定したい考えを強調。自身のブログでも「一刻も早く決める。外交を中断させるわけにはいかない」と述べた。周辺は「9日には決まるだろう」と述べた。前原氏の7日の辞任表明後は枝野幸男官房長官が臨時代理を務めている。 松本氏は衆院兵庫11区選出で、当選4回。前原氏が民主党代表に就いた05年に政調会長に抜てきされたほか、政権交代後は