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2007年11月22日のブックマーク (6件)

  • 赤木智弘氏の新著その2~リベサヨからソーシャルへ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    昨日の続きです。 赤木さんは第3章「丸山真男をひっぱたきたいができるまで」で、ご自分の思想遍歴を語っているのですが、これがまさに昨日の話とつながります。 彼は、自分が「いわゆる左派」だったというのですが、その「左派」ってのは何かって言うと、最初に出てくるのが、オウム真理教バッシングに対する批判なんですね。 それが左派かよ!そういうのはプチブル急進主義って言うんだぜ! と、昔風の左翼オヤジはいうでしょう。 オウムだの幸福の科学だの、そういう大衆をだまくらかすアヘン売人どもに同情している暇があったら、その被害者のことを考えろ! と、ゴリゴリ左翼はいうでしょう。 でも赤木さんにとっては、そういうリベリベな思想こそが「左派」だったんですね。このボタンの掛け違いが、このの最後までずっと尾を引いていきます。 彼が、「このような左派的なものに自分の主張をすりあわせてきました」という、その「左派的なもの

    赤木智弘氏の新著その2~リベサヨからソーシャルへ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    buckeye
    buckeye 2007/11/22
    「プチブル的リベサヨ「左派」のなごりなんでしょうね。…逆なのです。「カネくれ!」「仕事くれ!」こそが、もっともまっとうなソーシャルの原点なのです。それをもっと正々堂々と主張すべきなのですよ。」
  • 赤木智弘氏の新著 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    双風舎の谷川茂さんから赤木智弘氏の新著『若者を見殺しにする国』をお送りいただきました。有り難うございます。 前にこのブログで、目次だけでコメントした部分について、もう少し詳しく見てみましょう。「第2章 私は主夫になりたい」です。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_89ec.html >格差社会の一つの要因は、強者同士の結婚です。年収500万の男性と年収300万の女性が結婚すれば、年収800万の世帯が生まれます。その一方で、強者男性女性と結婚できない弱者男性は、年収130万程度の世帯を維持するほかありません。これでは、平等を達成することはできません。(p108) >私は、こうした経済格差のありように対抗するため、男女という性差に社会責任(男は仕事、女は家事)を付与するのではなく、経済の強弱に於いて社会責任を付与(強者

    赤木智弘氏の新著 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    buckeye
    buckeye 2007/11/22
    リベサヨ=「「固有性に対する差別」とたたかう」、オールド左翼=「「固有性に対する差別」を問題にするのはブルジョア的」「「努力しても報われない弱者」…労働者たちの権利を強化することこそが重要」
  • 民主主義とは多数の専制である - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    赤木さんのに関して当ブログにトラバいただいたきはむさんのブログのちょっと前のところに、興味深い記事が載っていました。 http://d.hatena.ne.jp/kihamu/20071018 >「民主主義=多数決」という考えを捨て去らねばならない。なぜなら、民主主義の質とは「議論を尽くす」ことであるから。 …① このネタでエントリ書くのもいい加減しつこいのだが、それでも民主主義理論は私のライフワークの一つだというアイデンティティがあるので一応書いておこう。 これまで私は、上記のような型にはまった主張を幾度となく目にしてきた。今改めて目にして型どおりのウンザリ感とともに抱かれる疑問は、彼らはなぜ「イコール」と「質」という二つの言葉を使い分けるのだろうか、ということである。 ほとんどの「議論を尽くす」派は、多数決の必要性を否定するまでには至らない。「議論を尽くす」べきだと言いつつ、多数

    民主主義とは多数の専制である - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    buckeye
    buckeye 2007/11/22
    民主的階級闘争の正当性「労働者の多数の専制で…少数派に過ぎない資本家を押さえつけて、「金をくれ!」「仕事をくれ!」を正々堂々と実現しようということなので…民主主義と多数決が必然的に結びつくのは当たり前」
  • アメリカ型市場社会とは何か:日本への示唆 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    DIOに、ハーバード大学のマルガリータ・エステベス・アベさんが「アメリカ型市場社会とは何か:日への示唆」という小文を寄せています。 http://www.rengo-soken.or.jp/dio/no221/kikou.htm >市場と市場社会は同一ではない。市場社会には、市場の原理とはまた別の原理が存在する。経済原理としての競争がそのまま社会の公正の原理とは限らないからだ。例えば、競争に敗れた企業が淘汰されるのと、能力がない労働者が淘汰されるのは話が違う。人間はその生存の為の糧を必要とし、労働市場から淘汰された結果、うに困り死に至る可能性があるからである。これを「社会的な効率」と考えるか否かは、当該社会が正義と公正をどのように規定しているのかにかかっている。 >ヨーロッパでのアメリカ批判の多くは、市場での競争の結果を是認するあまり、蓄財に成功した者に甘く、市場で不利な者に冷たい、と

    アメリカ型市場社会とは何か:日本への示唆 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    buckeye
    buckeye 2007/11/22
    Margarita Estevez-Abe.「市場と市場社会は同一ではない。」「家族や企業の福祉機能の低下が避けられない今、新しい公正の原理への社会的合意…無くしては、恐らく日本はアメリカ以上に住みにくい国になるだろう。」
  • 朝日新聞版「構造改革ってなあに?」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    今朝の朝日新聞の文化面に、 「江田三郎没後30年 社会民主主義を再評価の動き」 という記事が載っていました。ブログで昨年イナゴさんがたくさん寄ってきた「構造改革ってなあに?」と同じ様なテーマをわかりやすく説明していましたので、リンクを張っておきます。 http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200711140055.html > 「構造改革」といえば小泉元首相。しかし半世紀前、新自由主義的な「構造改革」とは正反対の意味でこの言葉を唱えた政治家がいた。没後30年を迎えた社会党書記長・江田三郎(1907~77)。西欧で有力だった社会民主主義の政治を目指し、頓挫した。なぜ日で社会民主主義は育たなかったのか。格差拡大が言われる中、平等への思想として、改めて見つめ直す動きがある。 ・・・・・・ >今、日の思想・言論界では左派的な理念を語る際に、

    朝日新聞版「構造改革ってなあに?」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    buckeye
    buckeye 2007/11/22
    市野川容孝のコメントを引用。「「社会的」とは、人間が生み出す格差、不平等を是正する、福祉国家に通じる営み」「「リベラル」は多様性を認めようとする概念で、平等への志向性がやや低い」
  • asahi.com:江田三郎没後30年 社会民主主義を再評価の動き - 文化一般 - 文化・芸能

    江田三郎没後30年 社会民主主義を再評価の動き 2007年11月14日10時27分 「構造改革」といえば小泉元首相。しかし半世紀前、新自由主義的な「構造改革」とは正反対の意味でこの言葉を唱えた政治家がいた。没後30年を迎えた社会党書記長・江田三郎(1907〜77)。西欧で有力だった社会民主主義の政治を目指し、頓挫した。なぜ日で社会民主主義は育たなかったのか。格差拡大が言われる中、平等への思想として、改めて見つめ直す動きがある。 江田三郎をめぐるシンポジウムの後に、在りし日の江田が映し出された=10月、東京都内で 10月、東京都内で江田の没後30年・生誕100年の記念シンポジウムがあった。山口二郎・北海道大教授(政治学)は江田の「構造改革」について、「人間の顔をした資主義経済をつくろうということ」と解説、「今、日にとってもまだまだ意味が失われていない」と述べた。 「構造改革」とは社会主

    buckeye
    buckeye 2007/11/22
    この手の記事としては珍しく的確なパースペクティブから書かれている。「新自由主義の対抗軸となるのは、社会民主主義か、リベラルか、それともほかの何かか。」山口二郎、大嶽秀夫、正村公宏、市野川容孝。