朝日新聞に反論する3月5日号の週刊新潮と2度目の大型検証記事で新潮報道を「虚報」と結論付けた4月1日付の朝日新聞(写真:産経新聞) 週刊新潮が朝日新聞阪神支局襲撃事件「実行犯」を名乗る島村征憲氏の告白手記が「誤報」と認めたことについて、ジャーナリズムの在り方を憂う識者4人は、以下のようなコメントを産経新聞に寄せた。 [フォト]新潮が発行した検証&謝罪記事の題は「『週刊新潮』はこうして『ニセ実行犯』に騙(だま)された」だった ◇ 《ジャーナリストで元週刊現代編集長の元木昌彦さんの話》 週刊新潮は、おそまつというしかない。編集長は事件現場を経験した大ベテランだった。簡単なことでだまされるわけがないと思って連載を読んでいたが、なぜ、こうなってしまったのか。 事件に強い新潮がこうなってしまったのにはまず、取材力の劣化があるのではないか。雑誌の売れ行きが落ちていて、(周りが)見えなくなって