最近、MNOやMVNOを含む携帯キャリアが、画像や動画ファイルをユーザーに無断で勝手に“最適化”するという、“通信の最適化”問題が再び話題になっています。今回の騒動は、ソフトバンクの回線で通信した場合だけ、特定のゲームに不具合が起きるという問題を発端にしています。 果たしてこの問題はどう考えるべきなのか、これまでの流れを解説するとともに、筆者の考え方をまとめておきたいと思います。 通信の最適化で何が起きるのか 通信の最適化について、ソフトバンクによる説明を見ててみると、“VoIPを利用する通信”、“動画、画像などの一部”、“大量のデータ通信、または長時間接続をともなうパケット通信”について、通信速度の制御やファイルの最適化を行なう場合があるとしています。 ソフトバンクによる通信の”最適化”の説明。他にも”通常の視聴・閲覧に影響のない範囲でダウンロードの際に省略する場合がある”としており、