本記事の主犯である元警察官・稲葉圭昭は、実名で著書を出版しており、削除の方針ケースB-2の「削除されず、伝統的に認められている例」に該当するため、実名を掲載しています。 稲葉事件(いなばじけん)は、2002年7月に北海道警察の生活安全特別捜査隊班長である稲葉圭昭(いなば よしあき)警部(当時)が覚せい剤取締法違反容疑と銃砲刀剣類所持等取締法違反容疑で逮捕・有罪判決を受けた事件である。 起訴までの経緯[編集] 2002年(平成14年)7月5日、札幌市内で飲食店を経営しているW(40歳男)は、自ら覚醒剤を持ち、同市の北海道札幌方面北警察署に出頭(自首)し、逮捕された[1]。 Wは、生活安全特別捜査隊班長である稲葉圭昭警部が覚醒剤を使用していることや大量に所持していることを供述した[1]。供述した相手は北署の警察官ではなく、勾留質問を行った札幌地方裁判所の裁判官だったとされる[2]。 道警薬物対