2007年10月22日15時22分 秋田県大館市の鶏肉加工販売会社「比内鶏」(藤原誠一社長)が、比内地鶏ではないニワトリを使った薫製商品を比内地鶏と偽装していた問題で、同社は22日、薫製商品とは別に、卵入りおでんなど4商品についても偽装をしていたことを明らかにした。 偽装があったのはほかに、団子と煮卵とつみれ。いずれも数年前の製造開始から偽装していたという。 同社の石川徹総務課長によると、薫製3商品とこれら4商品の原材料は藤原社長が経営するグループ会社「大館養鶏」から納入。「大館養鶏」は「比内鶏」社以外には鶏肉を出荷していないという。 また、比内鶏社では設立された85年当時から、薫製商品に比内地鶏ではないニワトリを使っていたという。社名を商品名に付ける意味で「比内鶏薫製」と表記していたという。 しかし、天然記念物である比内鶏の肉は、比内地鶏と違い食用とされないため、「問題がある」