原作は2003年に発表され、50万部を超えるロングセラーとなっている同名ミステリー小説。多くの伊坂作品と同様、仙台を舞台とする。心に傷をかかえた兄弟が不審な連続放火事件の謎を追ううち、意外な真相とともに本当の家族愛に気づいていくストーリー。 映画は、「Laundry」「恋愛小説」などを手がけた森淳一さんが監督を務めた。出演は加瀬亮さん、岡田将生さん、小日向文世さん、吉高由里子さん、岡田義徳さん、渡部篤郎さん、鈴木京香さん、ほか。製作はアスミック・エース エンタテインメント、ROBOT。2009年公開予定。 仙台市を中心にほぼ宮城県内でのロケを予定。伊坂さん原作の作品が県内で撮影されるのは2007年に公開された「アヒルと鴨のコインロッカー」に続く2度目。撮影では仙台市はじめ県内6団体で構成される「せんだい・宮城フィルムコミッション」が支援し、東北大学が撮影場所を提供するなど県内の関係機関も協