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ブックマーク / www.h-yamaguchi.net (99)

  • 「自己責任論」の国際比較 - H-Yamaguchi.net

    小ネタ。シノドス・ジャーナルに「不満との共生、もしくは「無縁社会」の新たな自己責任論」と題した文章を書いたのだが、それを書いている途中でちょろっと調べて、結局使わなかったものがあるので、せっかくだからここに置いとくことにする。その文章はタイトル通り、いわゆる「自己責任論」についてのものだったわけだが、そもそも日人は自己責任論好きなのか?というあたりが気になったので、World Value Surveyをちょっとのぞいてみたらちょっと意外だった、という話だ。 世界価値観調査のサイトで面白いのは、簡単な分析がオンラインでできることだ。指標や対象国、時期なんかを選んで表にしたり、グラフにプロットしたり。いろいろ遊べるので、よろしければぜひ。 一番新しい2005-2008年調査データをみてみると、関連しそうな項目として、たとえば「公的扶助を請求することに対する是非の意識」といった項目がある。自己

    「自己責任論」の国際比較 - H-Yamaguchi.net
    castle
    castle 2011/02/22
    「全体として大きな差はない。想定としては、運命が人生を決定づけると考えるなら公的扶助を受けることを是とする度合いが高かろうというわけで右下がりの相関かなと思っていたのだがそういう傾向はみられない」
  • バブルの「空気感」 - H-Yamaguchi.net

    たまにやる「雑誌目次をみる」シリーズ特別編。昨晩テレビで「バブルへGO!」を放映していたようで、ツイッターの自分のタイムラインが一時バブルネタで埋め尽くされた。そのとき、NHKで放映された土地問題のスペシャル番組が話題になったので、ああそういえばその手の番組が書籍化されたを持っていたなと思い出し、探してみたらあったので久しぶりに見てみた。 で、当時を思い出したい人、当時を知りたい人向けに少しだけご紹介しとく。最初にことわっておくが、ここでいう「バブル」はいわゆる「バブル景気」やその当時の風俗習慣とかじゃなく、その語源となった土地価格のバブルを指す。 棚から見つけたのはこの。 月刊ウィークス臨時増刊「NHKスペシャル 緊急・土地改革 地価は下げられる」1990年12月、日放送出版協会刊 今見るとタイトルが??な感じかもしれないが、これが当時の空気をよくあらわしている。つまり、「何をや

    バブルの「空気感」 - H-Yamaguchi.net
    castle
    castle 2010/11/08
    「NHKスペシャル 緊急・土地改革 地価は下げられる:今見るとタイトルが??な感じかもしれないが、これが当時の空気をよくあらわしている。「何をやっても地価はもう下がらない」というあきらめに似たムードだ」
  • 世界10大リスクの第5位は「日本」 - H-Yamaguchi.net

    記事には全部は出てないので、一応ここでトップ10をリストしておく。 1 US-China relations 2 Iran 3 European fiscal divergence 4 US financial regulation 5 Japan 6 Climate change 7 Brazil 8 India-Pakistan (no, not Afganistan) 9 Eastern Europe, elections & unemployment 10 Turkey 朝日記事では「「インドとパキスタンの緊張」(第8位)などより危険な要因だとした」としていてちょっとおどろおどろしいが、要するに世界経済に対するインパクトの度合いということのようなので、記事はちょっとミスリーディングだと思う。わざとだろうけど。その意味からいうと、第4位に挙げられた米国の金融改革より影響度が低い、とい

    世界10大リスクの第5位は「日本」 - H-Yamaguchi.net
    castle
    castle 2010/01/12
    「強固な官僚機構の助けも受けられず~もう一度「失われた10年」に突入するかも」「第6位の気候変動は、変動そのものの話ではなくて、気候変動への対応に関する国際合意形成が不調に終わったことの影響という意味」
  • 畏れ多くも財務省主計局のお役人様にご降臨いただく話 - H-Yamaguchi.net

    財務省が予算、決算の説明をいろいろなところで行っている、という話自体は一般知識として知っていたのだが、ウェブで希望者を募集していると知ったのは、今はどこだったか覚えていないが誰かのtwitterの書き込みからだった。おおお呼びすれば来てくれるのかそれではぜひ一度呼んでみようじゃないかと考えるのが人情。というわけで、さっそくメールを出したらさっそくメールが返ってきて、あれよあれよという間に実現の運びとなったので取り急ぎ告知。 何がすごいって、地方財務局じゃなくて省、それも主計局の方が直接説明してくれるところ。地方での説明は地方財務局で担当することが多いのだが、東京の場合は主計局から「ご降臨」いただけるらしい。いま注目の事業仕分けでも「大活躍」の財務省主計局。泣く子も黙る主計局。畏れ多くも主計局。いろいろお話を聴いてみたいではないか。あれこれ質問をしてみたいではないか。期待が高まるではないか

    畏れ多くも財務省主計局のお役人様にご降臨いただく話 - H-Yamaguchi.net
    castle
    castle 2009/11/17
    「日時2009年12月9日(水)14:40(仮に「誰か」がまぎれこんだとしてもチェックはできない)」「「雲の上の世界」にも、高い理想を抱き、知力と体力の限りを尽くして日々の激務に耐えながら業務に邁進する若手職員」
  • 彼らのゲーム歴はなぜ公表されないのか - H-Yamaguchi.net

    京都の男子大学生6人がコンパで酒に酔った女子大学生1人を集団で暴行したとして、集団準強姦の疑いで逮捕された件は、その事実自体もさることながら、その後の大学側の対応やらネットの書き込みやらで、まだ大きな関心を呼んでいるらしい。ともあれまず、被害者の方に心よりお見舞い申し上げる。この犯罪自体をネタにするつもりはない。 とはいえ、この件については私も関心がある。過去に何度も書いたテーマなのだが、最近の話題に関連していることもあるし、「実例」を目の当たりにすると、やはり一言触れずにおくわけにはいかない。 「彼ら」、つまりその男子大学生らは、「あのゲーム」や「あの類のゲーム」をやっていたのだろうか。 「あのゲーム」「あの類のゲーム」というのは、もちろん今巷で話題のアレだ。 「レイプ描写で国際問題に…アダルトゲームの是非:児童ポルノ法改正めぐり論議再燃」(ZAKZAK 2009/06/02) レイプ描

    彼らのゲーム歴はなぜ公表されないのか - H-Yamaguchi.net
    castle
    castle 2009/10/13
    「今回の事件で逮捕された6人に共通する属性を考えてみると、スポーツ。大学。京都。コンパ。20代。男性。スポーツ刈り?警察、メディアの皆さん「続発する性犯罪」と属性の関係についてぜひ予断を持って調べてみて」
  • 岡田斗司夫著「『世界征服』は可能か?」 - H-Yamaguchi.net

    職業柄いろいろな人に会ったり話したりするわけだが、実際に「世界を征服したい」と考えている人に会ったことはない・・・いや、なかった。つい最近までは。いたのだ。「目標は世界を征服すること」と語る人が。それも私の職場の学生に。 残念ながら私はこれまで、世界を征服したいと思ったことはない。だってたいへんそうじゃん?なので、「世界を征服するためにはどうしたらいいか」なんて考えたこともない。当然、困るわけだ。私も一応教員なわけで、学生の役に立ちたいと思うではないか。しかしいったい、世界を征服したいと語る学生に対して私に何がいえるだろう。世界征服の野望も知恵も能力もない私に。これ、ここ数ヶ月の悩みだったのだ。いやほんとに。 というわけで、このの出版はまさに天恵。なんたって帯に「初の世界征服学!」とある。 誰もが一度は夢見た「世界征服」! まず征服の目的を確定し、組織の人材確保、資金調達、設備投資、作戦

    岡田斗司夫著「『世界征服』は可能か?」 - H-Yamaguchi.net
    castle
    castle 2009/10/03
    「自然科学、社会科学、人文科学、人材把握、リーダーシップ、危機に動じない胆力、大胆さと慎重さ、部下をふるえ上がらせる怖さと「守ってあげたい」と思わせる魅力、「この人ならできるかも」というカリスマ」
  • 教育機関として生き残るという方法はないだろうか - H-Yamaguchi.net

    マスメディアのビジネスモデルが成り立ちにくくなってることをもってジャーナリズムの危機と唱えてる人が多くいる。いいたいことはもちろんわかるんだが、ジャーナリズムはマスメディアでしか成り立たないのかというある意味質的な問いも一方であるわけで。そういうわけで、じゃあどんなモデルが考えられるのか、というあたりはいろいろな人がいろいろ提唱していらっしゃって参考になる。ならば私も1つ案を出してみよう、という思いつき。といってもおおざっぱな、ちょっとした思考実験程度の話なので、そこんとこよろしく。 ビジネスとして成り立たせたければ、成り立つようなしくみが必要なのは当然。広告収入にせよ販売収入にせよ、要するに収益の減少によって現在のコスト構造を大幅に変えなければならなくなるのではないかという危惧があると。つまり、今のように多数の高給のプロフェッショナルを雇い続けることは難しいのではないかと。 対策はいろ

    教育機関として生き残るという方法はないだろうか - H-Yamaguchi.net
    castle
    castle 2009/09/19
    「取材のイロハや記事のまとめ方なんかも指導してもらって、本格的な調査報道にも挑戦」「これらを授業としてやったらいい。授業だから「記者」には給料を払わない。むしろ教育サービスの対価として授業料をとる」
  • 10万円借りて30日後に返したら - H-Yamaguchi.net

    電車に乗ったら、車内にアコムの広告が出ていたのだが、これがちょっと面白かった。タモリが出てるやつ。写真を撮り損ねた(今は公式サイトのトップにも似た内容のものが出ているからご参照)のだがこんな文章。 例えば、10万円借りて30日後に返したら、利息は1500円で足ります。 アコムはこれ以上いただきません。 おお安い。じゃあ借りようか、なんて人が出てくるのだろうかこれで。 まあ確かに1500円とかいうと一見たいした金額じゃないようだけど、実際のところこれって年利でいえば18%に相当するわけで、利息制限法の上限いっぱい(元が10万円だからね)。要するにいわゆるグレーゾーン金利部分はいらないよってだけのこと。まあそりゃそうだろう「これ以上いただ」いちゃったらかえって面倒なことになるだろうし。広告の下にも小さい字でだが「実質金利18.04%で30日間だと利息1,479円」みたいなことがちゃんと書いて

    10万円借りて30日後に返したら - H-Yamaguchi.net
    castle
    castle 2009/08/08
    「「10万円借りて30日後に返したら」払う金額は1479円じゃなくて101479円。30日後に元本を返さなかったら?当然ながら、金利は1,479円ではすまない。ではなぜそうはっきり書かないか、などと考えるまでもない」
  • リスクにあなたは騙される:「恐怖」を操る論理 - H-Yamaguchi.net

    このウェブサイトは山口 浩の個人的な考えを掲載したものであり、山口が所属ないし関係する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではない。サイトは投資の勧誘ないし銘柄の推奨を目的とするものではなく、サイトに掲載された情報(リンク先ないしトラックバック先の情報を含む)をもとにして投資その他の活動を行い、その結果損失をこうむったとしても、山口は責任を負わない。サイトの記載内容は、予告なく追記、変更ないし削除することがある。サイトに寄せられたコメントおよびトラックバックは、いったん保留した上で公開の可否を判断する。判断の基準は公開しない。いったん公開した後でも、一存によりなんらの説明なく削除し、当該IPを投稿禁止に指定することがある。 このworkは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています(帰属 - 非営利 - 派生禁止 2.1 日)。 書の帯にこうある。

    リスクにあなたは騙される:「恐怖」を操る論理 - H-Yamaguchi.net
    castle
    castle 2009/06/17
    「リスクそのものよりリスクをどう認識するか」「私達が何かについて判断を下すとき、「頭」と同時に「腹」が働いている(つまり「理性」と「情動」ということ)」「人々の「恐怖」をてこにして「安心」を売る企業」
  • 「tsudaる」議員たち - H-Yamaguchi.net

    ごく手短に。Twitterでそのときの状態を刻々と書いていくことを、日では「tsudaる」というらしい(参考)。津田大介さんがネタ元(参考)。ご人がどう思っているかは知らないが、まあ不名誉な使い方ではないし、たぶん大丈夫だろうと思うのでそのまま使ってみる。 「tsudaる」人々はいまやあちこちにいるわけだが、ちょっと面白いのが、永田町の住人さんたち。全体でどのくらいいるのか知らないが、現在フォロー中なのはこの方とこの方。それぞれ、出席中の会議なんかを「tsudaって」くれてる(出席中の会議ではない場合もあるらしいので注意。審議中の議員がその最中に、というのは議論の余地もあるだろうし、「瞬間沸騰」する前にぜひご自身でお確かめいただきたく。個人的にはやったらいいと思うけど)。内心の突っ込みみたいなのも見えていい。同じ会議をそれぞれの立場から「tsudaる」機会とかないかな。 まだ少数派だけ

    「tsudaる」議員たち - H-Yamaguchi.net
    castle
    castle 2009/06/17
    「(議員が)出席中の会議なんかを「tsudaって(Twitterでその時の状態を刻々と書いて)」くれてる」「webカメラとか置いて、その議員のしゃべってる事を全部伝えてくれたらいい。twitterの書き込みもどんどん流す」
  • 「ビッグ・ブラザー」って私たち自身のことだったんだ - H-Yamaguchi.net

    ジョージ・オーウェルの小説「1984年」に登場する「ビッグ・ブラザー」は、物語の舞台となっている「オセアニア」の政治指導者だが、現在私たちが「ビッグ・ブラザー」的なるものをイメージする際には、「人々の生活のすみずみにわたるまでを事細かに監視する者」「単一の思想ややり方を強制し、それに従わない人たちを強制的に排除したり罰を与えたりする者」というニュアンスを持つことが多いように思う。管理社会、監視社会のシンボル的存在。どちらかというと、個人というよりは組織やシステムとしてイメージされているのではないか。 現在の私たちの社会にこうした存在はあるのだろうか?と考えると、これはまちがいなく存在する。問題は、それがいったい誰か、ということだ。 「1984年」は何度か映画化されてる。これは1984年(!)製作のMichael Radford監督作品の冒頭部。「ビッグ・ブラザー」はその後半に登場するヒゲの

    「ビッグ・ブラザー」って私たち自身のことだったんだ - H-Yamaguchi.net
    castle
    castle 2009/06/08
    「監視するだけでなく様々な分野で規制を強めていく動きがある。これらは権力者やその取り巻き達の権勢欲や自己保身に基づいたものだろうか?彼らは邪悪な存在なのだろうか?」「(権力者を動かすのは)国民の声だ」
  • 自殺者と経済 - H-Yamaguchi.net

    WHOは世界各国の自殺者に関する調査結果を公表した。日の自殺者数は人口10万人あたりの比率に換算すると世界第10位で、旧ソ連・東欧圏を除く主要先進国の中では最も多い。特に45~64歳の中高年男子の自殺者数が急増したという。また、世界全体の自殺者数は推計で年間約100万人に達し、殺人や戦争の死者の総計を上回るらしい(記事はこちら。WHOの該当ページはこちら)。 自殺者が増えているという話はよく聞くが、そもそも水準として自殺率(人口に対する自殺者の比率)は国によってどのようにちがうのか、またそれが何によって影響を受けるのか、気になったので少し調べてみた。 (ことわっておくが、自殺という深刻な問題を面白おかしく取り上げるつもりはまったくないので誤解なきよう。) こんなことを考えたのは、あるところで、引きこもりと生活の余裕に関係があるのではないか、という話が出たからだ。そのとき私は、日々の生活に

    自殺者と経済 - H-Yamaguchi.net
    castle
    castle 2009/05/18
    「中東欧諸国は突出して高い」「日本の自殺者数はほぼ一様に増加」「中東欧を除くと、経済発展と自殺率には正の相関があるようにみえる」「ラテンアメリカ諸国、およびイスラム教圏諸国は概して自殺率が低い」
  • 経済学者の皆さん、今こそ議論に参加すべきときではなかろうか - H-Yamaguchi.net

    やや手短に。短いキャッチフレーズは、政治的には効果的かもしれないが、慎重な検討とか充分な議論とかを全てすっ飛ばしてしまうことになりがちという意味で、警戒すべきではないかと思う。ちょっと前の「構造改革」もそうだったが、今でいうと「100年に一度」がそれに当たるだろうか(または「みぞうゆうの」かな)。ここ数年を思い出せば「おいおい冗談だろ」的な内容が「緊急時だからしかたない」で片付けられ、これまで首をすくめていた人たちがこぞって動きだしてるみたいだ。 専門外なので、口をはさむのはどうかとも思うのだが、これだけは気になる。学者の方々の間での議論があまりにも少ないのではないか。いやしてるのかもしれないが、それが伝わってこなさすぎるのではないか。 こういう状況のときにどのような政策、あるいは政策パッケージが必要なのかについての議論は、少なくとも専門家の間では、決して収斂はしていない。それぞれの方はそ

    経済学者の皆さん、今こそ議論に参加すべきときではなかろうか - H-Yamaguchi.net
    castle
    castle 2009/04/26
    「問題意識は、専門家の発言が少ないこと」「研究者の方々はえてして事後的な分析を好む傾向がある(予測すると外れるかもしれないから)が、今とるべき政策についての議論をもっと学者間で戦わせるべきではないか」
  • 私がバブル崩壊から学んだこと - H-Yamaguchi.net

    あちこちで「不況対策に日の教訓を」みたいな話があるんだが、「日の教訓」が何かについて、必ずしも社会的合意があるようには見受けられない。極論するとこっち方向とこっち方向があるように思うが、どちらかというと今はどうも後者のほうが「優勢」なんだろうか(参考)。もちろん個人的な意見はあるんだが、専門外なのであまり自信はないうえに、特にネット界隈で繰り広げられてるこの分野の口汚い舌戦に参加する気もないので、ここでは元企業人としての経験と実感を書いてみることにする。当時を知る人なら、共感いただける方が少なからずいるのではないかと思う。 私が元職場である保険会社に就職したのは1986年だった。折りしも「バブル」と後に呼ばれることになる資産価格の上昇が都内で始まろうとしていたころだが、まだ世間は「円高不況」で騒いでいたかと思う。私が配属されたのは不動産管理の部門。いわばバブルの膨張をかぶりつきで見られ

    私がバブル崩壊から学んだこと - H-Yamaguchi.net
    castle
    castle 2009/04/03
    「エージェントは、問題が明るみに出れば自らの責任が問われるから最大限それを隠そうとするし、プリンシパルは、問題が明るみに出れば自らの監督責任を問われるから隠蔽行動に気づかないふりをする」
  • 上級国家公務員は「派遣」にしたらどうだ - H-Yamaguchi.net

    手短に。公務員制度改革に関連して、自民党行政改革推進部の会合が開かれた、という2009年3月24日のニュース。自民党から異論が相次いだそうな。朝日新聞には、中川元幹事長が「これでは事実上幹部降任できない」として、こんなふうに語った、と出てる。 中川氏は(中略)ある程度自由に降格させられるよう幹部職を政治任用の特別職に変えたり、特別職に準じる新たな幹部職制度を作ったりする議員立法をめざす考えを示した。 ふむ。そうかまだ議論の余地があるのか。ではということで、いまさらながら。まあ9割ネタなんだが。 もともと個人的には、上級国家公務員は最初から3年程度の任期制にして、幹部を政治任用にしたらどう?という意見だったので、中川案になんだか近い感じなのだが、そういえば公務員人事は内閣人事局に一元化するのだったな。となると、あれ?とっても似た業態があるではないか。 人材派遣会社だ。 なんだそうか。公務員

    上級国家公務員は「派遣」にしたらどうだ - H-Yamaguchi.net
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    castle 2009/03/28
    「派遣というのは本来、能力があって、キャリアの柔軟性がメリットになる人向きの雇用形態、優秀な官僚の皆さんなど最適」「国内最優秀の人達を霞が関に囲い込んで、生産性の最も高い時期を飼殺しにする方が不健全」
  • 声優の声で案内するナビゲーション機器がどんどん出てきてる - H-Yamaguchi.net

    最近話題のやつはこれ。プラスエスト㈱の「きゃらナビ」。ネットニュースなんかでも扱いが妙に熱い(参考)。 「きゃらナビ」の場合何がすごいって、誰の声がいいかを投票させてその結果をランキングで出してるところ。1位はいわずと知れた「ナイトライダー」でKITTの声を演じた野島昭生さん、第2位は「機動戦士ガンダム」の「シャア」でおなじみの池田秀一さん。製品化されたのはこのお2人ってことは、投票で製品化してるってことね。 男性の声に対する要望が強いってのは意外といえば意外だが、さもありなんといえばさもありなん。個人的には、そうだな、ないものねだりでいうなら「刑事コロンボ」の小池朝雄さんだったりすると面白いだろうなぁ、なんて思う。いやしかし第20位のタチコマ(玉川紗己子さん)も捨てがたい。アメリカ版もほしい。リクエストはヨーダのフランク・オズ。R2D2も好きなんだが、あれだとナビにならんし。 PSP向け

    声優の声で案内するナビゲーション機器がどんどん出てきてる - H-Yamaguchi.net
    castle
    castle 2009/02/01
    「眠そうにしてたら話しかけてくれる機能」「「その手」の趣味の方には、ナビしながらずっと罵倒し続けるナビとか」「高速道路に入ろうとするとソロの声で「We'll be safe enough once we make the jump to hyperspace.」とか」
  • もしストリートビュー撮影車のスケジュールがあらかじめわかっていたら - H-Yamaguchi.net

    グーグルマップの新しい機能「ストリートビュー」に対して、主に肖像権やらプライバシー保護やらの観点からあちこちで議論が起きている。グーグル側は公道から撮影すると言ってるが私道にも入り込んでるし(私の家の前も私道だがしっかり撮影されてる。そもそもある道路が私道であるかどうかのチェックなんて気でするとは思えない)、顔をぼかしたって服装やら場所やらで個人が特定できる場合は少なからずある。来、公共の場所を撮影して公開する分には法的に問題ないし実際にも問題にならない場合が多かろうが、それを「点」ではなく「線」や「面」で全国的に行うと「量」ではなく「質」の問題となるから話は別という主張もあって、それなりに説得力がある。とはいえ、それ自体違法というわけでもなさそうだし(違法だという主張もあるようだが素人目にはあまり説得力を感じられない)、これによって恩恵を受ける場合もあるし、将来的に新たな可能性もあろ

    もしストリートビュー撮影車のスケジュールがあらかじめわかっていたら - H-Yamaguchi.net
    castle
    castle 2008/12/29
    「ストリートビューに対する不安とか不満とかいうのは、隠し撮りに対するそれ」「もし撮影スケジュールが公開されていれば」「グーグルのビルの入口付近を外部の公道から撮影する分には、法に触れることもなかろう」
  • 人は「予想どおりに不合理」だけど「意外に合理的」でもある、という話 - H-Yamaguchi.net

    大学教員だからなのかブロガーだからなのか知らないが(たぶん後者だろうとは思うが)、をよくいただく。自分で買ったを後でいただくこともあって、そういうときは「どうせくれるならもっと早くくれよ」と罰あたりなことを思ったりもするが、基的にはもちろんありがたい限り。 で、ほぼ同時期にいただいたのがこの2冊。タイトルからして対照的で面白いので、いっしょに取り上げることにした。「予想どおりに不合理」のほうは、原書を持っていて、ブログで紹介記事を書こう書こうと思っているうちに翻訳が出ちゃったもの。一方「人は意外に合理的」のほうは、原書を買おう買おうと思っているうちに翻訳が出ちゃったもの。もちろんどちらもありがたい。多謝。 で、題。タイトルが正反対なこの2冊。どっちが当なんじゃいというわけだが、別にどちらかがまちがっているというわけではない。前者は行動経済学の話。さまざまな実例や実験によって、人間

    人は「予想どおりに不合理」だけど「意外に合理的」でもある、という話 - H-Yamaguchi.net
    castle
    castle 2008/12/14
    「(人間の行動の非合理的な部分は)その人個人の意思の弱さや愚かさ故ではなく、程度の差こそあれ誰もが共通に持つ性質」「現実に近い状況で実験をしたら、慣れている者ほど合理的な選択をした、という実験結果も」
  • カトカン、ニコ動に降臨しニコ厨を誘うの巻 - H-Yamaguchi.net

    加藤寛という人がいる。ふつうの人が知らなくても恥ずかしいと思う必要は必ずしもないだろうが、少なくとも日経済学を学んだ人にとっては、人前で知らないなんて言うとちょっと恥ずかしいよなというぐらいには有名な人といっていいだろう。知らない人はこっそりWikipediaでも見ていただくといい。慶應大学総合政策学部学部長、千葉商科大学学長を経て、今年4月から嘉悦大学学長になってる。自身だけでなく、教え子たちも含め、日の経済政策に長期間大きな影響力を持ってきた人物だ。まあどうみても「大物」。 で、何がびっくりかっていうと、この「カトカン」が、知らないうちにニコニコ動画に「降臨」していたのだ。最初に見たのがこれ。うわっと叫んじゃったよ。 見ていただいた方はわかると思うが、まごうことなき大学の宣伝。しかもケンブリッジ大学を引き合いに出してる。なんとも大胆な。さすが「大物」。ちなみに嘉悦大学について知ら

    カトカン、ニコ動に降臨しニコ厨を誘うの巻 - H-Yamaguchi.net
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    castle 2008/09/19
    「今は大学にとっては一大広告キャンペーンの時期にあたる。マスメディアへの広告はお金もかかるし、最近の若い人に見てもらえるかわかんないし」「(動画内容が)ちょっとむずかしくするだけでPVが目立って減る」
  • 「君側の奸」か「苦悩するキャリアウーマン」か - H-Yamaguchi.net

    例によって「朝まで生テレビ」の音だけを聞きながら作業していたのだが、2008年8月30日放送の回はなかなか面白かった。何が面白かったかっていうのがなかなか伝えづらいうえに、いい加減に聞いてたんであんまり理解してるわけでもないんだけど、今時点で覚えてることを(まちがってたらごめん)ちょっとメモ程度に書いておく。 8月のテーマは「激論!これからの“皇室”と日」。うわわっていうテーマ。司会の田原総一朗(敬称略。以下同様)によると「リベラル系の人から何人も出演を断られた」とか。で、こんな感じ。 皇太子さまが結婚されて15年、以来、皇位継承問題、雅子さまのご病状、ご公務についてなど、世間の関心も高くなっています。 そこで今回の「朝まで生テレビ!」では、「これからの皇室」はどうあるべきなのか、等を討論する予定です。 司会: 田原 総一朗 進行: 長野 智子・渡辺 宜嗣(テレビ朝日アナウンサー) パネ

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    castle 2008/08/31
    「お互いが相手の影におびえてるといった印象」「権力の周辺にいる人たちはその中心にいる人たちよりも権威や権力の維持や行使に熱心」「政治家が腰が引けてる。なぜ論じないのか」「「日本国民統合の象徴」の一家」