私がバブル崩壊から学んだこと - H-Yamaguchi.net

あちこちで「不況対策に日本の教訓を」みたいな話があるんだが、「日本の教訓」が何かについて、必ずしも社会的合意があるようには見受けられない。極論するとこっち方向とこっち方向があるように思うが、どちらかというと今はどうも後者のほうが「優勢」なんだろうか（参考）。もちろん個人的な意見はあるんだが、専門外なのであまり自信はないうえに、特にネット界隈で繰り広げられてるこの分野の口汚い舌戦に参加する気もないので、ここでは元企業人としての経験と実感を書いてみることにする。当時を知る人なら、共感いただける方が少なからずいるのではないかと思う。 私が元職場である保険会社に就職したのは1986年だった。折りしも「バブル」と後に呼ばれることになる資産価格の上昇が都内で始まろうとしていたころだが、まだ世間は「円高不況」で騒いでいたかと思う。私が配属されたのは不動産管理の部門。いわばバブルの膨張をかぶりつきで見られ

[setamise]

結果として「景気対策」は、もちろんすべてではないにせよ、無駄遣いと非効率の温存から逃れられない部分を少なからず含むということになる。

[ahahasasa]

バブル崩壊から学んだこと どっかの学者とは大違い

[Ez-style]

principal＝一般企業、agent=金融機関の共犯関係によってガバナンス不在が顕著になった／バブル＝好景気と認識している人が増えてるやね。しょうがないんだけど。

[came8244]

まず計画的に破綻させると良い

[Arturo_Ui]

こういう「情報の非対称性を前提にした事なかれ的居座り」が国対国のレベルでも存在するんだろうな、という悪寒。とりえあず現時点で「回復の兆し」とかのたまってる方の話は聞き流すことに致します。

[daen0_0]

"景気対策の理由として使われる「需給ギャップを埋める」や「激変緩和措置」というレトリックは、「身の程」以上に肥大した状態をベースとして主張され"

[nekonami]

不況になるとみな 1)自分の情報を隠し相手の情報には目をつぶり 2)自分をかわいがり 3)スタンスの違う相手はトンカチ扱い。ぶっちゃけ、俺とその周辺の今の状況もそう。ここで和を保てる人を心底尊敬する。

[yyamaguchi]

「しかしそれよりも大きな問題は、こうした人々が「参照」する「守るべき状態」というのが、えてして「身の程」以上であった過去の状態であるということだ」

[Midas]

最近よく聞く民族主義の話も全く同じ流れ

[castle]

「エージェントは、問題が明るみに出れば自らの責任が問われるから最大限それを隠そうとするし、プリンシパルは、問題が明るみに出れば自らの監督責任を問われるから隠蔽行動に気づかないふりをする」

[kodaif]

"情報の非対称性は、「プリンシパル」である公的部門と「エージェント」である民間部門の間にだけあるのではなく、" "企業であればトップから末端に至るまでの組織の各段階に存在し、いわば入れ子構造になっている。"

[BUNTEN]

池田氏とクー氏。orz