《白ブリーフを履く男はすでに「ひとつ上の男」になっており、それが自慢なのです。白ブリーフを自在に履きこなせるということは、人生に余裕を持った“大人の自由人”》――一般的な裁判官のイメージとはかけ離れたツイートを繰り返し、ネット上で話題になった岡口基一裁判官のことを記憶している方は多いだろう。 同氏は、そうした奔放なツイートが原因で、多数の非難を浴び、最高裁で懲戒処分が決定した。しかし個人のツイート、つまり氏の“表現”に対する処分は、適当なものだったのだろうか。ここでは、瀬木比呂志氏の著書『檻の中の裁判官 なぜ正義を全うできないのか』(角川新書)を引用し、法学者からの見解を紹介する。(全2回の2回目/前編を読む) ◇◇◇ 岡口裁判官の表現に対する処分 岡口基一裁判官は、ツイッター上の表現によって3回の処分を受けており、その経緯はメディアでも広く取り上げられた(なお、本稿脱稿後に4回目の処分が

