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ブックマーク / science.srad.jp (15)

  • アラン・チューリング氏の死後恩赦を求める嘆願書、英政府に認められず | スラド サイエンス

    1954年に亡くなった天才数学者アラン・チューリング氏の死後恩赦を求めて、21,000名の署名を集めた嘆願書が提出されたが、英国政府はこの要求を却下したとのこと。チューリング氏が同性愛者であることが発覚した1952年当時、イギリス刑法では同性愛は犯罪であるとされていたため、氏は同性愛犯罪で起訴され化学的去勢として女性ホルモン注射を投与されていた。氏は2年後の1954年に自殺している(家/.、I PROGRAMMER記事)。 2009年、ブラウン首相は英政府を代表してチューリング氏に対する謝罪の意を述べていたが、それを受けて始まった今回の嘆願は残念ながら受け入れられなかった。英政府の説明によれば、「当時、犯罪であるとみなされる行為をもとにアラン・チューリング氏は有罪判決を受けたため、死後恩赦は適当ではない」と判断したようだ。だが、「戦時中の任務遂行に大きく貢献したにもかかわらず、アラン・チ

  • オランダの有名な社会心理学者、長期間にわたるデータねつ造を認める | スラド サイエンス

    オランダのティルブルフ大学は、社会心理学者Diederik Stapel元教授のデータねつ造疑惑に関する報告書を発表した(報告書: PDF、 Science Insiderの記事、 Reutersの記事、 家/.)。 データねつ造疑惑が持ち上がったのは今年の8月。研究者3名による告発を受けて調査を開始した大学に対し、データねつ造を認めたStapel氏は9月7日に停職処分となっていた。大学側がStapel氏の元勤務先であるアムステルダム大学およびフローニンゲン大学にも問い合わせを行い、150以上の論文を調査した結果、データのねつ造は過去10年近くにわたり繰り返し行われていたことが判明した。ねつ造されたデータは、4月にScience誌で発表された「Coping with Chaos: How Disordered Contexts Promote Stereotyping and Disc

    changko-han
    changko-han 2011/11/06
    オランダにもゴッドハンドは実在した
  • 真の Geek が知っている (ふりをする) べき 9 つの式 | スラド サイエンス

    Wired Science の記事にて「真の Geek が知っている (ふりをする) べき 9 つの式」が紹介されている。9 つの内訳は以下の通り。 オイラーの等式 フリードマン方程式 ボルツマンのエントロピーの公式 マクスウェルの方程式 シュレーディンガー方程式 Robert と Wilson による島嶼生物学論 (?) Martin Nowak の進化方程式 (?)アウトブレイク発生の不等式 (?)美の (限定的) 数学 (?)[論文PDF]ううむ、前半でも既におぼつかないのに、後半は聞いたこともございません。Geek として悔しいという皆様のために、各式 (特に後半) について詳細をご存じの方はコメントよろしく。

  • 英国の研究所で人間と動物のハイブリッド胚が作り出されていたことが明らかに | スラド サイエンス

    英国の研究所で、150 を超える「人間と動物のハイブリット胚」が作られていることが明らかになった (MailOnline の記事より) 。 このハイブリッド胚の製造はは過去 3 年間にわたって行われていたという。研究を行っていたのは、King’s College London と Newcastle University、Warwick University。現在は資金不足により研究はストップしているが、研究者らは今後の研究再開を希望しているそうだ。目的は「様々な病気を治療するため」。 先日英国では科学者らのグループにより、行きすぎた研究によって「猿の惑星」のような獣人を生み出す「悲劇」を防ぐための活動が行われたのだが、そこでこのような研究が行われていたことが明らかになったという。このようなハイブリッド胚の製造は合法であり、また作成された胚は 14 日以内に破棄されるのだが、秘密裏に研究が

    changko-han
    changko-han 2011/07/28
    夢と希望と一抹の恐怖
  • 中国、「人間の母乳を出す牛」を開発 | スラド サイエンス

    中国農業大学の研究者らが、人間の母乳と同様の成分を持つ乳を出す牛の開発に成功したそうだ (The Telegraph の記事、家 /. 記事より) 。 研究者らは人間の遺伝子を組み込んだホルスタイン種を開発したとのこと。この牛の乳には人間の母乳に含まれるリゾチームという酵素やラクトフェリン及びα-ラクトアルブミンというタンパク質が含まれており、脂肪分や乳固形分なども人間の母乳に近づけることに成功したとのこと。この「牛乳」は乳児用粉ミルクのように母乳の代替としての利用が期待されている。この技術の一部が商用化されるまでにはおよそ 3 年、「母乳成分牛乳」が完全に商用化されるまでには 10 年以上かかると考えられるという。 遺伝子操作された牛は既に 300 頭以上作られており、今後更なる研究を重ねるとのことだ。

  • NASAの研究者、「地球外生命体の化石の痕跡を発見」と発表 | スラド サイエンス

    NASA/Marshall Space Flight CenterのRichard B. Hoover氏が、隕石中からシアノバクテリアに類似した微化石の痕跡を発見したと発表した(The Journal of Cosmology掲載論文、AFPBBニュース)。 論文には「地球外生命体の化石の痕跡」としてチューブ状の何かが撮影された写真も掲載されている。この「化石」は数十マイクロメートルというサイズで、水や有機物が多く含まれている炭素質の隕石の内部から発見されたとのこと。

  • カーボンナノチューブの量産技術や薄膜生成技術が相次いで発表される | スラド サイエンス

    ここ数日、カーボンナノチューブ関連のニュースがいくつか出ている (日経済新聞の記事、Searchina の記事 / NEDO のプレスリリース、doi:10.1038/nnano.2011.1) 。 一つ目は産業技術総合研究所と日ゼオンにより高価な単層カーボンナノチューブを従来の 1/1000 のコストで生産できる技術が確立され、春から試験生産が開始されるとのこと。技術の確立そのものは 2007 年の産総研のプレスリリースにあるものと思われるので、今回のニュースは試作装置の設置と試験生産の開始にあるのだろう。 二つ目は世界で初めてプラスチック基板上でカーボンナノチューブ集積回路の動作に成功したというもの。気相ろ過・転写法と呼ばれる簡単で高速なカーボンナノチューブ薄膜の生成を実現し、この方法を用いて作られたカーボンナノチューブ TFT は高い移動度とオン/オフ比を実現。任意の基板材料に高

  • 19歳の米青年、ソーラー・デス・レイを自作 | スラド サイエンス

    5800個の小さな鏡とパラボラアンテナの「皿」を使ってソーラー・デス・レイを作った青年がいるそうだ(Inhabitat、家/.)。 皿の中心に開けた小さな穴には照準用のパイプが取り付けられており、簡単に太陽を狙えるようになっている。焦点に入った木材は瞬時に燃え始め、アルミニウムを蒸発させる。人曰く「太陽光の5000倍以上」というそのパワーはぜひ動画にてご確認を。 ちなみにこの動画の「R5800」は昨年末に自ら出した火事により「自殺」してしまったそうで、現在は「R32K」を製作中とのことだ。

    changko-han
    changko-han 2011/02/07
    自家用ソーラレイほしい…!
  • 太陽系外惑星に未知の物質が存在する可能性 | スラド サイエンス

    NHKニュースによると、太陽系の外にある惑星に、密度がダイヤモンドの3倍に及ぶ極めて硬い物質が存在する可能性のあることが分かったそうだ。 毎日新聞の記事が詳しいが、太陽系の外には「スーパーアース」と呼ばれる、地球の数倍から10倍の質量を持つ惑星が存在しているらしい。スーパーアースの中心付近は非常に高圧(地球が約365万気圧なのに対し、スーパーアースは最大約2000万気圧)だそうで、そのため地球には存在しないような物質が生まれる可能性があったそうだ。 愛媛大地球深部ダイナミクス研究センターの土屋卓久教授が地球型の岩石惑星で多く存在する二酸化ケイ素に注目、シミュレーションで高圧状態での構造を検証したところ、「リン化二鉄型」という地球には存在しない構造をとることが分かったとのこと。 また日刊工業新聞によると、 リン化二鉄型の二酸化ケイ素はスーパーアースのマントルや土星、天王星、海王星などの巨大惑

  • 2011年は「セクシー素数の年」 | スラド サイエンス

    WIRED VISIONによると、2011年は「セクシー素数の年」なんだそうだ。 セクシー素数とは、「差が6の素数の組」だそうで、2011と(次の素数の)2017がこれに該当該当するという。ラテン語で6が「sex」であることに由来するとのこと。 そのほかWIRED VISIONには「2011」という数にまつわる小ネタがまとめられている。話のネタにいかがだろうか。

    changko-han
    changko-han 2011/01/06
    素数萌えとしては食いつかざるを得ない ヒャッフー
  • 中央大と東大、情報をエネルギーに変換することに成功。 | スラド サイエンス

    中央大学と東大は、微細加工技術とサブミクロンスケールのリアルタイム制御システムの組み合わせによりマクスウェルの悪魔を実験で実現することに成功した (中央大学のニュース、東京大学のプレスリリース、doi:10.1038/nphys1821) 。 詳しい解説は識者の皆様におまかせするとして、Nature Physics に掲載された論文の abstract をかいつまむと、レオ・シラードによるシラードのエンジンを実装しましたという事であろうか。観測情報をもとにブラウン粒子を非平衡操作することで、粒子は電場によりらせん階段状のポテンシャルをのぼり、操作に要するより大きな自由エネルギーを得たというもの。これにより一般化 Jarzynski 方程式を証明することができ、情報を熱に変換する「情報-熱機関」の新たな基原理を提案することができる、というものらしい。

    changko-han
    changko-han 2010/11/17
    すごさを実感するために勉強する…!
  • 狂犬病ウイルス × インフルエンザウイルス = ゾンビウイルス ? | スラド サイエンス

    現代の遺伝子工学を使えば、人をゾンビのように攻撃的に変えるウイルスを開発することができるという (ナショナルジオグラフィックの記事より)。 マイアミ大学のウイルス学者 Samita Andreansky 氏によると「例えば、狂犬病は中枢神経系に影響を及ぼすウイルス性感染症で、極度の興奮、精神錯乱などの神経症状をもたらす」。これに空気感染で急速に広がるインフルエンザウイルスの特性を持ち合わせれば、“ゾンビによる世界の終末”一歩手前は間違いないという。これに対しバージニア工科大学のウイルス学者 Elankumaran Subbiah 氏は、狂犬病ウイルスとインフルエンザウイルスがかけ合わさることはありえないとしているが、Andreansky 氏は「極めて難しいが現在の遺伝子工学技術なら、狂犬病とインフルエンザのハイブリッド種は理論上可能」としている。 詳細は元記事に色々と書かれている。非常に興

    changko-han
    changko-han 2010/11/09
    これなんてバイオハザード
  • チェルノブイリ原発事故、放射性物質に汚染された土壌に適応する植物 | スラド サイエンス

    1986 年に起きたチェルノブイリ原子力発電所の爆発事故で、大気中には大量の放射性物質が放出され周辺の土壌が汚染されたが、この汚染された土壌に適応した植物があり、繁茂しているとのこと (家 /. 記事、BBC News の記事より) 。 爆発当時、原子力発電所の周辺は長期的に不毛の土地となることが予想されていたが、およそ 25 年間の不毛期間を経て、大豆や亜麻といった植物がその息を吹きかえしている。現地を調査する研究者チームによると、植物は何百万年も前は自然界の、より高濃度の放射能にさらされており、もともと耐放射能の性質があるのかもしれないとのことである。

  • 潜水艦で台風を制御しよう | スラド サイエンス

    毎日新聞によると、三重県桑名市の伊勢工業の北村皓一社長が、潜水艦に低温の海水を海面までくみ上げる機械を取り付けて海面温度を下げ、台風の勢力を減ずる方法について、日・インドの特許を取得したとのこと。アメリカにも出願済みで、近々特許を取得できる見込みらしい。つくば市にある気象研究所では、理論的には効果があると評価しているらしい。 最近、台風の破壊力が増しているように思えるので、こういう技術開発はすばらしいと思う。このような方法の場合、副作用はあるのだろうか。 「潜水艦20隻を台風の進路に配備すると、1時間で周辺海域5万7600平方メートルで水温を3度程度下げられ」という記述が気になるが、海上自衛隊の保有潜水艦が総動員すれば実験は理論上可能?

  • カーボンナノチューブで作る人工筋肉 | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2009年03月24日 11時41分 末はターミネーターかレプリカントか、 部門より SFの世界では、「人間の筋肉のようにしなやかで、かつ何倍、何十倍の力を出せる」人工筋肉というものがよく登場しますが、このような人工筋肉を実現できるかもしれない素材の開発が進んでいます(Nature News、論文Abstruct)。 この素材は長いリボン状のカーボンナノチューブを編んだような構造で、「nanotube aerogel」と呼ばれています。「空気のように軽く、鉄よりも固く、ゴムよりも柔軟」という性質を備えているそうで、電圧を加えることにより人間の筋肉のように収縮するとのこと。カーボンナノチューブに電圧を加えることで編まれたカーボンナノチューブ同士に反発力が生まれ、それにより「人間の筋肉の4000倍」という高速の収縮動作が行えるそうです。 この特性は-193℃という

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