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ブックマーク / viking-neurosci.sakura.ne.jp (30)

  • 論文捏造で3年総額1億7000万円の研究費をせしめる? — 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 元熊大の准教授らを処分 論文捏造で名古屋市大 – 熊日 Retraction Notice to: The Chromatin-Remodeling Complex WINAC Targets a Nuclear Receptor to Promoters and Is Impaired in Williams Syndrome / 告発サイト / 筆頭著者の受給グラント詳細 , その受給額詳細 , その告発内容 2つの論文捏造事件に関する情報が飛び込んできました。まず1つ目は主に熊大で起きた論文捏造をわざわざ被疑者の現在の所属先である名古屋市大が調査した上、処分するという事態に発展したもの。19という捏造論文の多さが目を引く事件だというのが僕の印象です。 そして2つ目が、実は研究者コミュニティの間では口コミで囁かれ続け、有志による告発サイトが立ち上がって以降は海外

    charliecgo
    charliecgo 2012/04/05
    捏造論文でグラント・ポジションをゲットし、さらに高みを目指して捏造する。このサイクルは実に不毛に思えるが、本人たちはそう考えてないかもしれない。
  • 「給与7.8%削減」は「人件費7.8%削減」で代用される? — 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 公務員給与削減法が成立=震災の復興財源に充当 – 時事 国家公務員給与削減法案で国家公務員・国立大学教員・国立大学事務職員の給与はどれくらい減るか?  – 国立大学職員日記 国家公務員給与削減法が先日成立し、基的に国家公務員の給与は2年間に渡って7.8%削減される見込みです。 で、同じ「給与7.8%削減」策は国立大学法人や独法研究機関でも適用されるのだそうです。しかも消息筋からの情報では「これは体の国家公務員とは異なり2年間には留まらない恒久措置になる」という通告が「上」からなされたとか・・・聞き捨てならない話ですね。 ただ、基的に国立大も法人化以降は給与額を自由に決定する権限を有しますし、独法も同様です。その点を鑑みれば、「給与7.8%削減」ではなく「人件費7.8%削減」で乗り切ろうと画策するところも出てくるのではないか?というのが僕の予想です。 例えば、3級

    charliecgo
    charliecgo 2012/03/30
    まあ研究の主たるやり手を切るところは多くないでしょう。自分の首を絞めるので。
  • Natureが報じる「減り続ける日本の若手研究者と、低下し続ける日本のサイエンスの生産性」 — 大「脳」洋航海記

    【ポスドク問題】 Numbers of young scientists declining in Japan – Nature News “Government policies are hampering the country’s next generation of research leaders, advisory body says.” もう見たまんまです。詳しくはリンク先の文及びこの後に続く日語訳をお読み頂きたいのですが、端的に言えば 過去30年間で大学教員全体の人数は50000人から63000人に増えたが、35歳以下の若手教員の人数は10000人から6800人へと大幅に(30%以上)減った 40歳以下の大学教員数が減り続ける一方で、45歳以上の人数は増え続けている。また65歳以上の人数も増え続けている。 同時期に日のサイエンスの生産性が低下していることを関連付ける

    charliecgo
    charliecgo 2012/03/21
    困ったことだ。私もいつの間にやら『35歳以上』になってるし、定年の教授がどんどん特任教授で残っていくし。(特任教授は有能なので、その辺も悩ましい)
  • ポスドクからテニュアの大学教員になれるのは毎年2%弱だけ:不完全ながらも重要なデータとなったポスドクの実態調査より – 大「脳」洋航海記

    神経科学系のポスドクが、脳研究に関する論文・神経科学の大衆化・ポスドク問題・ワインetc.についてマニアックに綴るblog 【ポスドク問題】 ポストドクター等の雇用・進路に関する調査-大学・公的研究機関への全数調査 (2009 年度実績) – NISTEP ニュースでは微妙に耳にしていましたが、実際にこういう詳しい資料がリリースされていたというのを実は僕は全く存じておりませんでした。  ということで取り上げてみようと思います。ちなみに記事タイトルの「不完全ながらも」という但し書きは、「究極的には機関ごとの集計値を各機関が自己申告したもので構成されるデータなので当の全数調査であるかどうかは保証できない」という内部情報に基づいております。 ところで、まず最も大事なのはこの調査での「ポスドク」の定義です。概要PDFには、以下のように冒頭に書いてあります。 ポストドクター等: 博士の学位を取

    charliecgo
    charliecgo 2012/02/15
    「ポスドクから大学教員になれるのは3割程度」ってのと「ポスドクを5年続けてようやく10%弱しかテニュア」ってのは微妙に違う話をしてますわな。助教はほとんど任期制だし。
  • 「研究も教育もしない教員に経費が回り、予算を拡充しても国際競争力は低下」と財務省主計官が日本の大学を批判 – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般&大学・大学院】 法科大学院をたたけばいい?「大学版」政策仕分けの波紋 – 朝日 そういえば政策仕分けなんてものがしばらく前にあったわけですが、結果から言うとそこまで極端な大鉈振るいには発展しなかったので何となく我々研究者としては忘れたつもりになってるんじゃないかと思います。 ただ、その仕分けの席上で「運営費交付金削減&改革を断行する大学にご褒美予算」という流れの再確認があったのも事実で、 「世界に通用するのか」というテーマでは、英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」(THE)のランキング東大がアジアのトップながら世界の30位、京大の52位を含めて100位以内が2校という結果をもとに、国際競争力の有無や、世界の大学との財務体質の比較などがされた。 ランキングについては、指標次第で順位も変わり、日の大学の実力を正しく反映していないのではないか、という冷静

    charliecgo
    charliecgo 2012/01/12
    この役人の発言には定量性がないようにみえる。ひどい例をピックアップしてけなすんだったら橋下の公務員たたきと変わらんのでまともに取り合っても仕方がないのでは。
  • 過当競争に喘ぐ日本のアカデミアと、その明るくない展望と – 大「脳」洋航海記

    【ポスドク問題】 文系の研究者になりたい人達に知っておいてほしいこと – bluelines 大学の教員になりたい全ての人のために – 生駒日記 日のアカデミアの将来はきっと明るい – むしブロ+ 日のアカデミアの将来は明るい、か? – lochtextの日記 公募のしくみ – bluelines 上記リンク筆頭のgorotakuさんの記事が大変な反響を呼び、それに連なる反応エントリが続々と出てきているようです。それらのエントリを既にお読みの方も多いと思いますが、1センテンスずつでまとめるとこんなところでしょうか。 大学教員(研究者)になる=応募者の中で絶対に1番になることであり、絶望的なぐらい困難で覚悟の要る挑戦 大学教員公募を勝ち抜くのは大変だし、ノウハウも要る 就活競争激化によって競争原理が働き、近い将来日のアカデミアは優秀な研究者だけが残るはず (3.への反論)むしろ過当競争

    charliecgo
    charliecgo 2012/01/09
    某駅弁大学のテニュトラでは旧帝大助教、さきがけ持ちがやってきました…。たぶんこの大学の他のどの助教よりも業績があります。
  • 研究機器のさらなる共有化を!:ランニングコスト肩代わり、有償レンタル制度、はたまた中古品の払い下げを規制緩和で実現して欲しい – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 もっと金が欲しいわけじゃない、ただ合理的なシステムを求めているだけ:神経科学の若手研究者たちによる公開提言 – 当blog 科研費の基金化やグラント申請事務のIT化など、一昨年リリースした公開提言の中で訴えた政策がいくつか実現されつつある中、意外にほとんど進んでいないポイントがあることを思い出したのでした。それが、(高額)研究機器の共有化。多分、全然進んでないと思います。 研究者なら皆さんご存知かと思いますが、大抵の研究機器は他所のラボの研究者たちに共同研究の形で無償で貸し出すことはできても、例えばランニングコストを負担してもらったり、はたまた有償レンタルの形で貸し出すようなことはできません。何故かというと、現在の規制では 個々の研究機器は特定の一つのプロジェクトで使用する目的で、その予算で購入されるものである 一方で科研費以下公的研究資金の大半は目的外使用を禁じられて

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    charliecgo 2011/12/31
    弱小大学だと共有機器が充実しているのでこの辺の問題は少ないが、中古払い下げなどをもっとやっていくべきなのは同意。/なお私の大学では廃棄物品は学内メールで周知されるので、結構有効利用されている。
  • 相変わらず日本の論文生産数は減少し、論文の「インパクト」も伸び悩むまま:ESI2011を概観する – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 Essential Science Indicators – トムソン・ロイター トムソン・ロイターのEssential Science Indicators (ESI)の2011年度版データが出揃ったということで、ちょっと調べてみました。そこで、総被引用数のベスト10を対象にちょっとしたグラフを書いてみることにしました。ちなみにベスト10はどこの国かと言いますと、 アメリカ ドイツ イギリス(イングランド) 日 フランス カナダ 中国 イタリア オランダ オーストラリア ということで、グラフを見てみましょう。なお、グラフは7つのタイムポイントで区切られていますが、各タイムポイントはそれぞれ2001-05年、2002-06年・・・2007-11年というように5年スパンで切り分けたものである点に注意が必要です。 まず総論文数。アメリカが低下傾向にあるもののぶっちぎりであ

    charliecgo
    charliecgo 2011/12/01
    仮説:研究費の選択と集中によって金を持っている研究者の数が減ってしまったため。
  • 新たな「仕分け」でもやっぱり財務省から叩かれる国立大学 – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 「提言型政策仕分け」のポイント(主な視点等) – 行政刷新会議 「提言型政策仕分け」2日目 大学改革の方向性について議論 – FNN これまで大学人・研究者を憤慨させたり困惑させたりと大いに振り回してきた「事業仕分け」が、現政権になって「提言型政策仕分け」というマイルドな形に変わったわけですが、なかなか今回も大学人に向けられたコメントは辛辣です。 そもそも、既に今回の仕分けに入る前から行政刷新会議のwebサイトには以下のような議論のテーマが書かれているわけで。 日の大学は世界に通用するのか。 日の大学は多すぎるのか。 大学は人材を育てられるのか。 大学はどのように改革すべきか。 研究開発は、誰が何を何のためにやっているのか。 研究開発は役に立っているのか。 研究開発の施策は誰がどのように決めているのか。 のっけからこういうようなことを書かれているようでは実際の仕分け

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    charliecgo 2011/11/22
    議論のテーマがかくのごとく抽象的なら、大学が改革を行ってもいくらでも叩くことができる。
  • 私家版:科研費研究調書Word書式の罫線対策 – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 方法】 できるだけ「罫線」ツールでは罫線を引かない 罫線を引く時は右クリックメニューの「セルを分割する」コマンドで行方向に分割することで(結果的に)罫線を引くようにする 「セルを分割する」コマンドを同時に列方向に繰り返して、同じ数の列方向の罫線を引く 要らない罫線は「罫線」ツールの「消しゴム(削除)」コマンドで消せる 罫線の垂直方向の位置をいじったことでページ下端に余白ができた(or ページをまたいではみだしてしまった)時は、一番下から2番目(or一番下)の罫線をドラッグして下に引っ張る(or上に押し込む)ことで調整する テキストは元の書式に直接書き込まず、テキストボックスを描画してその中に書く(各種明細以外の欄では) 科研費申請の季節になりました。もう〆切を過ぎたところもあるかと思いますが、庁の〆切まではまだ間がありますのでこれから追い込みという方もおられることでしょう。

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    charliecgo 2011/10/20
    うんこソフトの飼いならし方について。/私は数年前まで科研費LaTeXマクロを使っていたのだが、公開が結構学内締め切りに近いのでもう使っていない。
  • 博士課程はこう改革せよ:Nature掲載のルポが提案するラジカルな未来像 – 大「脳」洋航海記

    【ポスドク問題&大学・大学院】 Rethinking PhDs – Nature (2011) 472:280-282, 20 April 2011 第3回:PhDの見直し〜修復するか、抜的改革をするか、あるいは完全にスキップするか(2011年4月28日更新) – BioMedサーカス.com 冒頭のロダンの「考える人」が博士の角帽をかぶって、まるで苦悩する博士であるかのように描かれた挿絵がなかなかシュールですね。  読んで字の如し、これは英米の2カ国で主に進行している「博士(Ph.D)課程の改革」について寄稿されたルポルタージュです。 非常に簡潔かつ的確な抄訳が、2番目のリンク先のBioMedサーカス.comさんによって提供されているので、基的に全訳はいたしません。ここでは、僕が注目したポイントだけを要約してみました。即ち、Natureが提案する「博士課程の改革案」は以下のような感じ

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    charliecgo 2011/09/06
    1,3がよい方向のように思える。ただ1だと私は確実にファカルテーになれないな…。
  • 「科研費複数年度化」は全国共通で施行される:せっかく改革が進んでも個々の大学レベルで差し止めては意味がない – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 科研費の平成23年度予算案と基金化に関する説明 – 文部科学省 先日某オフ会で耳にした話なんですが、これだけ研究者にとっては良いことずくめのはずの「科研費の基金化=複数年度化(単年度主義の撤廃)」・・・大学によっては財務部門が全くこの件を承知しておらず、教員の側から予算繰越について問い合わせても「うちの大学ではそんなことはまかりならん」と回答するとんでもないところがあるんだそうです。 ということで、一応現在の国会で審議されているこちらの法案についてその詳細を掲げておきます。 独立行政法人日学術振興会法の一部を改正する法律案 これはもう見たまんまで、特に概要(PDF)を見ればわかりますが要するに「JSPSは研究計画の年限の範囲内(3年計画なら3年間)であればいつでもそのプロジェクトの合計額の範囲内で研究費を支給します」という話で、その代わり年度末ごとの報告は必ずしても

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    charliecgo 2011/03/07
    たまーにその手のろくでもないローカルルールの話を聞くな…。幸いうちの大学はそんなにひどくない。あとは研究費をもらうだけ…
  • ドクター・ポスドク問題その後(完):ついに自分が「当事者」になった – 大「脳」洋航海記

    【ドクター・ポスドク問題】 博士漂流時代 「余った博士」はどうなるか? – DISCOVERサイエンス via Amazon 私事ですが、先日ようやく次のポジションが決まりました。さすがにまだまだ修業が必要な状況ですので勿論任期制なのですが、ともあれこれで研究者キャリアを継続させていくことができそうです。 当blogを始めたのが、ちょうど今のポスドクの職に就く3ヶ月前のこと。あれから5年、ついに僕がポスドク問題の「当事者」になりました。 思い起こせば、事実上内々定をいただいて決まりかけていた次のポジションが「予算計画変更」によってちょうど1年前のこと。その時は事業仕分けの余波もあり、「現政権ならいきなり引っくり返すこともあり得るな・・・」と警戒して現在のポジションの契約を任期満了まで延長しておいたことで、辛うじて失業は免れたのでした。かくして、普通の「研究者の就活」を始めることに。 しか

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    charliecgo 2011/03/03
    文系の人の場合、わざわざ遠隔地に非常勤に行ったりして教育歴を稼いだりする。/ともあれおめでとうございます。
  • 東大の「教員雇用制度改革」:今後の大学改革のモデルケースになり得るか? – 大「脳」洋航海記

    【大学・大学院】 Togetter – 東京大学における新しい教員雇用制度 どうやら、(あくまでもTwitter上での噂ですが)東大では大幅な教員雇用制度の改変が行われるようです。これはもはや改変というか改革に近いのではないでしょうか。この「改革」のポイントだけ要約すると、以下のような感じになるのだと思います。 <定年間近の教授を特任職に移行> 60歳の教授全員に退職金を支払って、一旦クビにする クビになった60歳の教授は、65歳までは特任教授で雇用する <空いたポストは若手の正規職とする> 浮いた承継ポストを若手の雇用に充てる <特任職に移行した教授の福利厚生はどうなるか> 早期退職扱いで退職金の支払が前倒し? 共済から一度外れるので退職金・年金ともカットの可能性 <財源をどうするか> 基的に部局ごとの間接経費(交付金?)を充てる 間接経費を非正規職の人件費に充てることは問題がないらし

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    charliecgo 2011/02/10
    興味深い。/柳田御大とか本じょ教授とかみたいに金を引っ張ってこれるなら、金のある限り特任ができる、という形式になっていくのではないか。
  • 「来年度の科学技術予算増額」は実は人文社会学系予算を合算したことによる見せ掛けのもの? – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 衆院予算委■【甘利篇】菅総理「科学技術予算を増額した!」の真相 – 生きていて思うこと 甘利議員>いいですか!今までですねぇ、国立大学運営交付金、これ、人文科学・・・これ、何かって言うとですねぇ、要するに、経済学部とか法学部の金ですよ、ね!これってね、科学技術予算には入れないんですよ。今まで一回も入れたことないはずですよ。今回、この金を1200億入れて、そして、「科学技術予算が膨らんだ」と仰ってるんですよ、総理は。こういうの、何て言うんですか?世間では。え? とある知人のPI氏からタレコミをいただきました。何だか最初読んだ時は一瞬自分の目を疑ってしまいました。 従来は「科学技術予算」と言った場合は、たとえ運営費交付金の中の費目であったとしても人文社会学関係の予算は含めずに算出するのがルールだったらしいのですが、来年度の科学技術予算を公表するに当たってなぜかその従来合算

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    charliecgo 2011/02/02
    よくわからんな。科研費にはもともと人文系が含まれているし、運営費交付金からどうやって人文系を取り除くのか。少なくとも科研費は大幅増額しているのだから、その辺は問題なさそうだが
  • ポスドク問題解決を考えるなら、中教審が答申すべきは「定員削減」であって「博士課程教育改変」ではない – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般&大学・大学院】 “徒弟制度”や修士論文の廃止求める 大学院博士課程で中教審答申 – 産経 博士課程修了者が民間企業で敬遠される傾向があり、国際社会で活躍できる人材育成も不十分という批判が出ていることから、幅広い分野の研究をさせることで、企業などが求める人材育成を目指す。答申を受け、文科省は具体的な制度改革の検討に入る方針。 答申では、博士課程の院生が、1つの研究室にだけ属して1人の教員から指導を受ける現行制度からの転換を提言。複数の研究室で指導を受けながら学位を取得するように求めている。 また、5年制の博士課程の2年修了時点で、特定の研究テーマについてまとめる修士論文を原則的に廃止。代わりに幅広い分野についてテストやリポート審査を行う「クォリファイング・イグザム」の導入を求めている。 上掲の通り、中教審が変な答申を出してきました。要するにqualsとdefenseから成る

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    charliecgo 2011/02/02
    屋上屋を重ねる感じですな。
  • とあるシミュレーションが示す「優れたアカデミア」と「ダメなアカデミア」の差異 – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般&科学】 複雑系モデルに基づくアカデミック・ソサエティの盛衰予測に関する研究 -人事システム,査読システムを内包した大学・学会カップリングモデルによる考察-(PDF) 学会における論文査読と日常的研究,研究評価・後継者選定の場である大学とを人工社会上に仮構した。モデルでは、研究者エージェントは論文に関して生得不変の価値観(数を重視するか質を重視するかetc)を持ち、これと社会全体からの偏差値的なスコアとの積和を採って、目標達成度を計量し、その結果に応じて、自己の行動戦略(論文を投稿するかor質の向上を目指すかetc)を陶冶していく学習プロセスが組み込まれている。数値実験の結果、甘い査読システムにより学問的デカダンスが発現し、論文質を考課に入れることでそれを抑止し得ることが確認された。 何気なくTwitterのTL上で見かけた研究なんですが、これが実に面白い。今すぐこのシミュ

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    charliecgo 2011/01/20
    これは面白い!/現実世界には5年間論文なし、とか1年間何もしてない人とかはざらにいますが、まあ確かにそういう人は在職はしていても業界には影響ないですね。
  • それは「日本からCNS論文が出にくい理由」なのか? – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 方法】 日からNature, Science, Cellの論文が出にくい理由 Black編 – AMOKの日記 前にも物議を醸すエントリを出しているように記憶されているこのblogですが、今回もかなりのクセ球を投げておられるのを見かけたのでピックアップしてみました。内容はリンク先の原文をお読みいただくとして、僕のコメントだけ書いておきます。 ・・・基的には「そういう部分もあるし、そうでない部分もあるよね」ということ。確かに、嘘っぱちをぶん投げてくる連中はゴロゴロいます。ちなみにここだけの話ですが、以前reviewした2008年のJNS論文の続報が去年のSFNにポスターで出ていて、僕とその場に居合わせた爺さんとでボコボコにしたら、今年のSFNではその大幅修正版ポスターが出てたんですね。でも、内容を見て唖然・・・だって、2008年の論文の全否定だったんですから。 そんなわけで

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    charliecgo 2010/12/13
    わき道にそれるが、メンデルのあれは「捏造」というのはちょっと厳しすぎる見方だそうだ。/id:GBO_viking現在の統計学は20世紀初期に作られたものです。http://www008.upp.so-net.ne.jp/takemoto/mendel2.htm
  • 今こそ合理的な基礎研究体制への転換を:社会への説明責任を果たし、理解が得られるその日まで頑張れるようにするために – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 <合理的な基礎研究体制への転換とは> もっと金が欲しいわけじゃない、ただ合理的なシステムを求めているだけ:神経科学の若手研究者たちによる公開提言(追記2件あり) 日の大学・研究機関が「ニュージーランド的破滅」を免れるためにやるべきこと ついに国が「基礎研究体制の改革・合理化」に動き出した:持続発展可能なサイエンスを未来の子孫のために残そうという運動 – 当blog <転換が求められる理由とは> 「事業仕分け」後に想定される最悪のシナリオ:ポスドクを含めた全ての若手研究者がリストラされ、後継者がゼロになった「科学先進国ニッポン」は終焉を迎える 日でも現実味を帯び始めた「ニュージーランド型の大学改革」 学振PD枠も自主改革案もA-D評価で「C」…国は何をどうしたいのか?:政策コンテスト速報(追記あり) 学振PD騒動雑感:なぜポスドクの人件費は「生活保護」扱いされるのか

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    charliecgo 2010/12/04
    id:kmiuraさんの考えはいちいち正しい。が、私もアメリカにおったときには「じゃあアメリカに行けばよい」と考えていたが、日本に戻ったら、外国に出て行くきが薄れてしまった…。「生活者」だからなのだろう。
  • 学振PD騒動雑感:なぜポスドクの人件費は「生活保護」扱いされるのか – 大「脳」洋航海記

    【ドクター・ポスドク問題】 「事業仕分け」中間報告:若手支援は切り捨ての方向に向かい、最悪のシナリオが一歩現実味を帯びた 学振PD「凍結」は、優秀な若手が一斉に討ち死にする危険性を意味する 学振PD枠も自主改革案もA-D評価で「C」…国は何をどうしたいのか?:政策コンテスト速報 – 当blog 色々議論もあり、考察もなされていますが、いずれにせよ我々が期待するよりは学振PDなり科研費若手A/Bなりの「若手研究育成」に関連する来年度予算は大幅に減らされそうな趨勢になってきてますね。 ところで、この問題に絡んで必ず「ポスドクへの人件費は生活保護のようなもの」というとんでもない言説がなされることがあると耳にするのですが、それはどういうことなのだろう?と今回のニュースを聞いてしばらく考えていました。 確かに、今回の件と何年かに渡って続く学振特別研究員の「PD削減&DC増加」の流れには、「国による研

    charliecgo
    charliecgo 2010/12/02
    政策立案者が単に何も考えていないだけでしょう。無論たまったものではないが。