最近、ITエンジニアのビジネス交流会や勉強会が盛んだという。セミナーなどに参加するだけでなく、自身が企画し講師となって情報発信することで、スキルアップや人脈拡大につなげる事例も増えてきた。学習し続けるITエンジニアの勉強会に潜入し、それが流行るワケを探った。 猛暑の余熱がまだじっとりと残る7月末の東京神田、夜7時過ぎ。インターネット広告代理店オプト本社の入るビルの1階大会議室に続々と外から人が吸い込まれていく。オプト主催の「ソーシャルアプリケーションコンテスト2010」とタイアップする形の、IT業界向けの技術セミナーが開かれるのだ。5月から連続して開かれてきたセミナーの今日が最終日。「DeNA流エンジニア主導ソーシャルアプリケーション開発秘話」と題して、ディー・エヌ・エー(DeNA)で「セトルリン」などの内製ソーシャルアプリの立ち上げに携わった経験をもつエンジニア、藤井正義氏がメインのスピ