たしかに資本主義には奴隷制がなじまない。
私は気が弱い。およそプレッシャーというものが苦手で、受験競争がいやで高校を辞めたほどである。みなが一心不乱に勉強している図書館に行くとあらがい難い眠気を覚える一方、騒然とした駅のベンチでにわかに学習意欲を覚えることもある。高校を辞めた後も、半年ほどぶらぶらしていると、次第に学習意欲が湧き、毎日英書を読んだり、古典語を勉強して過ごすようになった。そういうあまのじゃくな人間が何かを選択するとき、競争の少ない、ひそやかな分野に心惹かれるのかもしれない。 高校を辞めたころは、多くの青年がするように、ひとは楽しくもない人生を何のために生きるのかということをよく考えた。自分の人生の難問に取り組むことなくしては、実用的な学問を修めて世の中を渡っていくのは無意味だと思ったので、大学に行きたいと思い直したときから、人文的なことが学べる学部に行こうと心が決まっていた。計画どおりにならない人生だから、天の導きに
承前*1 今にして思えば、佐村河内守騒動*2というのは小保方騒動の前座だったわけね。 『毎日』の記事; STAP細胞:論文ではあり得ない染色体 研究員ら解析 毎日新聞 2014年06月11日 19時43分(最終更新 06月11日 23時49分) 理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダーらが公開しているSTAP細胞の複数の遺伝子データに、STAP論文に書かれた作製法ではあり得ない染色体異常があることが、理研統合生命医科学研究センターの遠藤高帆(たかほ)上級研究員らの解析で分かった。見つかった特徴は、既存の万能細胞「胚性幹細胞(ES細胞)」*3に多く見られるため、専門家の間では「STAP細胞は存在せず、ES細胞だった可能性も出てきた」との声が上がっている。 論文では生後1週間のマウスから取り出したリンパ球を使い、STAP細胞を作製したと説明している。だが解析では、8番染色体が
正直奴隷制は細かく分けるといろいろあるからアレだけど、代表的なのは異民族狩りや戦争でまけたとかで奴隷が賄われる奴隷制。比較的新しい話だと、アメリカのアフリカからの奴隷船とか有名か。これは単純にこき使うために連れてきた人たち。 もう一つが農奴。これは土地に縛り付けられた奴隷で、自分の農地がある場合とない場合がある(ある方が多いと思う)。これは元々あった共同体のような農耕社会に征服者がかぶさったパターンと、共同体的な社会の中で突出した人がでてきて覇権を握るパターンがある。為政者のテーマは「生かさず殺さず」なので、どちらにしても残酷ではあるけど、「殺さず」(搾り取りすぎない&防御)という局面を見れば、為政者にそれなりの意義はある。また農奴は土地から動かないので、「殺さず」が守れれば安定的な社会に適合的。農奴制は共同体的な要素と奴隷制としての要素が重層的になっているので理解が面倒。 うまく説明でき
やる気を出させるには私的所有させるのが一番らしい。たとえば農奴っていうと、農場で働かされるイメージだけども、それ以外に自分の土地も持っている例もある。一週間のうち、5日間は自分のために働き、2日間は領主の土地で働かされるというもの。ただ、絶対に地主の2日間はだらけるので、それよりも土地は自己所有させて、年貢取った方がいいよねという話になる。あとは、奴隷制度は暴力が必須だから、安定した社会と矛盾するのかもしれない。 近年出てきた派遣制度と古来よりある奴隷制との比較は難しいけど、派遣社員よりある種の正社員の方が奴隷っぽいと思う。奴隷的な労働をさせるには、「労働力がなかなか動かない」状況を、暴力なり雇用形態なり慣習なりで創るしかないけど、派遣社員はそもそも労働力の流動化を目的としている。今の経済は景気変動に応じて労働力の需要供給に波があるから、派遣社員みたいな形が適合的なんだろうと思う。
東京の人は信じられないかもしれないけど、名古屋在住の私が初めて東京のスタートアップのイベントに行って思ったのは「本当にスタートアップって存在してるんだ」ってことだ。それぐらい地方には情報がない。
声の大きい人、人の話を聞かない人の意見が圧倒的支持を受けたときには、より注意深く反対側の少数派の意見にも耳を傾けるようにしています。 声の大きさ、圧倒的な数の力に真実が見えなくなることがあるからです。ですから、みんなの気持ちを冷静にするためにも、少数派の意見や、別の見方をもう一度考えるようにしたりしていました。 安易に賛成、むやみに同調はしない。 仕事などではそれが評価されることも多かったですが、めんどくさい人だと思われることもあったでしょう。 いまでも「安易に同調しない」という気持ちは持っています。ただ、それを誰にでも、どんなときにでも主張する、ということはしないようにしています。 最近はてなであれこれ読んでいて、何となくわかってきました。 [広告] 声の大きい人、力のある人が他の意見を聞かずに突っ走り、それに合わせて、おもねって、みんなが一斉に同じほうを向くのが怖かったんですね。 反対
◇W杯1次リーグB組 スペイン―オランダ(2014年6月13日 サルバドル) サッカーワールドカップ(W杯)第2日の13日(日本時間14日)の注目は前回大会決勝カードのスペイン―オランダ戦。サッカージャーナリスト粕谷秀樹氏に展望を聞いた。 【写真】練習で笑顔を見せるカシージャス 前回大会の決勝が再現されるのだから注目カードのひとつには違いない。しかし、オランダは苦戦必至であり、圧倒的な大差で敗れる危険性までもが浮上してきた。 オランダ守備陣はワールドカップの経験者が皆無。1対1の対応、スピード、カバリング、ラインコントロールなど、近代フットボールのDF陣に求められる要素を満たした者もだれひとりとしていない。従って、現世界チャンピオンのスペインに愚弄(ろう)されるケースも覚悟すべきだろう。ファンハール監督が自他ともに認める戦術家といっても、スペイン迎撃プランは構築するのは至難の業だ。そ
シカなどの獣害に悩む滋賀県東近江市池之脇町の集落が、羊の放牧で被害を減らす試みに取り組んでいる。羊の世話や見学などで人が集まることで被害が減り、活動が集落の結束にも効果を発揮している。 池之脇町は市南部にあり、26世帯が住む。集落に隣接して丘陵地や水田が広がり、動物の侵入を防ぐため高さ2メートルほどの柵を山と集落の間に設けた。だが、シカやサルに稲や野菜が食いちぎられたり掘り起こされたりする被害が後を絶たず、耕地面積17ヘクタールのうち2~3割が被害にあっていたという。 羊の放牧は2009年から始めた。永源寺ダム上流地域で行われていた獣害対策を兼ねた牛の放牧がヒントになった。羊なら体も小さくておとなしく、世話や管理もしやすいと目を付けたという。
あるある。 高校生の頃からPCでゲームをやったり、動画を見たりするのが好きだった。 受験を勉強頑張って結構名のしれた国立大学に入れたは良いが息詰まってしまった。 授業でプログラミング入門の講義をとってみたら全然わからない。 メソッド?コンストラクタ?再帰?このfor文どういう動きなわけ?! バブルソートってなに?来週までに作ってこいってなんだよその宿題。ってな具合で 完全に置いてけぼり食らった。俺の周りはそこそこプログラミング経験者が居て、 俺みたいな完全初心者は殆ど居ない。 マジでなんでこんな学部選んじまったんだ。プログラミングに適正あるなんて聞いてないよ;;たいしに (はてな匿名ダイアリー:パソコンが好きで情報系学部に入ったは良いが・・・) でも、広く同年代、あるいは、日本国民全体で考えると「PC使うことに拒否感がない」「ネットが便利であることを知っている」というのは結構有利な点だった
マクロな視点で解説してみます。 0、理由を総括 1、社会の変化 2、学生の変化 3、企業の変化 4、おわりに ※グラフ多め(図が11枚)、5000字超カッチリ系の長文です。*1 0、企業がコミュニケーション能力を重視する理由を総括 2014年の1月に、日本経団連が発表した「新卒採用についてのアンケート調査」の結果が次の図です。 →図の出典:新卒採用に関するアンケート調査結果の概要 これを見ると、企業が採用選考にあたって重視する点として「コミュニケーション能力」が10年連続で1位であり、近年なおその重要性を高めていることが分かります。 では、なぜ21世紀初頭の日本で企業が学生にコミュニケーション能力を要求するようになったのでしょうか。その背景を大きくまとめれば、次の3点になると思われます。 1、社会の変化 都市化・グローバル化・情報化によって、ヒト・情報の流動性が上昇し、価値観や常識が多様化
「NewsPicks」と「はてなブックマーク」という、すごく似たサービスがあります。コウモリはいま両方を使っているのですが、そこで面白い現象を発見したので紹介します。 なお、タイトルは分かりやすく興味を引くためにそうしましたが、この記事は勝ち負けというよりも二つのサービスの「違い」を追ってみようというものです。 概要 1、両サービスの簡単な説明 2、面白い違い例① 3、面白い違い例② 4、なぜ違うのか簡単な推測 1、両サービスの簡単な説明 どちらも、WEB上の記事を他人と共有するサービスです。特に、記事に付けたコメントを共有することで相互の見識を深めながら交流できるのが、面白いところです。 簡単に使い方を説明すると、こうです。 ①WEB上にある記事を共有する(ピック・ブックマーク) ②ピック・ブックマークした記事にコメントをつける ③そのコメントが相互に評価される(Like・スター) 又は
以前、事業が苦しくなった時、400万だけどうしても資金繰りができなかったことがあった。 億という規模の事業の、たった400万だ。 それっぽっちの金で全てを手放すなど馬鹿らしかった。 だから妻に体を売ってもらった。 おかげで事業は危機を脱し、妻に用意してもらった400万も、 年利50%というサラ金も真っ青な金利で借りたと計算して返すことができた。 これで我が家も家庭円満になると安心していたのだが、そう話は簡単ではないらしい。 最近、妻が傍若無人に振る舞うようになってきた。 どうにも、資金繰りに関して自分が果たした役割を過大に評価している節がある。 事あるごとに「私があの時ああしなければ」とか「私にあんなことをさせておいて」などと、 過去を蒸し返すような発言をする。 どんなことをしようとも、その価値は市場経済を通して適正に判断され、400万円という対価を受け取ったはずだ。 それ以上の事ではない
息子が小学校の頃、全然勉強しなかった。 「あーもうこいつマジ勉強しねぇ、勉強しろよ…」と思い何度もお説教した。 役に立つからと。お前のためだからと。 んである時言われた。 「そんなに役に立つならお父さんがやればいいじゃん。」 普通なら屁理屈言うなと済ませてしまうところだが、その時は 「まぁ確かにごもっともで」と感じてしまったので俺は勉強することにした。 とりあえず資格やら英語やらに取り組むことにした。 それから5年ほど経つが結果として息子はとても勉強するようになった。俺は給料が倍加した。 俺は技術系の仕事なんだが技術士だの工業英検だのを取得しまくった結果、とても重用されだした。 海外との取引は言葉の壁で敬遠してたところがあったのだが俺がその壁を壊した。 小さい会社なのでそれだけで年商3倍社員2倍になった。俺は重役になり報酬が増えた。 目に見えて海外出張が増えたあたりから息子は勝手に勉強する
朝の情報番組『あさイチ』(NHK総合)が4月28日に放送した特集「奨学金が返せない!?」の内容が物議を醸している。番組内では、大学在学中に日本学生支援機構から有利子の奨学金を借り、大学卒業後に1年契約の非正規職員となった若者が、生活の見通しが立てにくい中で、長年にわたって返済の負担を背負わざるを得ない状況が紹介された。 これに対し、日本学生支援機構が「奨学金について著しく誤解を招きかねない内容があった」として、機構のホームページに反論文を掲載したのだ。 「返還誓約書に記載された返還総額が借用金額より高い」という番組の指摘については、「返還誓約書には政令で定めた上限利率である3.0%で仮計算した返還総額が印字されている」と反論。さらに「利息が高すぎる」という批判に対しては、「利息付(第二種奨学金)であっても、利率は一般の教育ローンよりかなり低く抑えられている」などと、利率比較表も掲載して説明
眞子さまと小室圭さんのご結婚「それ相応の対応を」 、宮内庁長官が大嘗祭について「聞く耳を持たなかった」秋篠宮さまお誕生日会見(全文)
何気に酔って書くのは久々かもね。 自分の感じるはてなの現状とこれから目指してほしい方向みたいな話。 今も昔もはてなに基本一流はいない。 玉石混交ではあるが、一流に会いたければツイッターの方が確実。 そのかわり、昔のはてなは平均レベルが高かった。 名もなき一般はてなーでも、それなりに教養のある人が多かった。 結果、はてなは一種のサロンというか、教養ある人の社交場的な役割を果たしていた。 ところが、たぶんはてブロとかあの辺りを境に、はてなの平均レベルはぐっと下がった。 そうなると、はてなをうろついてても無教養な話題にばかり出くわす。 自分が話してるときも無教養な連中につまらない横槍をいれられる。 というわけで、はてなの教養ある連中ははてなを見捨てて新天地を探し始めている。 というのが、はてなの現状だと思う。 で、どういう方向を目指してほしいか。 無教養な人たちの受け皿は、アメーバでもなんでも、
ストーリーの同一性について。これ結構おもしろい問題かもしれない。 http://philpapers.org/rec/SMUQIA Smuts, Aaron (2009). Story Identity and Story Type. Journal of Aesthetics and Art Criticism 67 (1):5-14. 1. 序 2. 基本的なジレンマ 3. 誤ったフィクショナルな指示 4. 高次レベルタイプの本質的属性 5. ストーリーの同一性かストーリーのタイプか 6. 結論 チャトマンなどがいうストーリー/言説の区別はよく受け入れられている。例えば、小説のテキストとそれが表現するストーリーは別だ。私たちは同じストーリーを語る別のテキスト(これ、言説とかテキストとかって、映像でもいいし絵とかでもいいんだけど、いい言葉がないので言説とかテキストと呼ぶ)があることを認め
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