新潟の雪で観客の熱中症予防を-。二〇二〇年東京五輪でサッカーとバスケットボールの会場があるさいたま市は、八月四、二十五両日に新潟県南魚沼市と共同で五輪本番を想定した暑さ対策の実証実験をする。南魚沼の雪を使った「雪テント」を競技場周辺に設置。雪を詰めた「スノーパック」も来場者に配る。両市は効果が確認できれば、本格導入を検討する。 (藤原哲也) 両市の連携は昨年十一月、豪雪地で知られる南魚沼市側から雪を自然エネルギーとして活用した暑さ対策の提案があり、準備を進めてきた。南魚沼市は二〇二〇年東京五輪・パラリンピックを機に雪国の魅力を世界に発信しようと、昨夏は市内の保管場所で保存した雪を東京で開かれたビーチバレー大会の会場に持ち込むなど同様の取り組みを既に始めている。 雪テントはドーム型のエアーテント内で、プラスチック箱に詰めた雪の冷気を送風機で拡散。テント内を「雪のクーラー」にして、通り抜けるだ
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