ブックマーク / www.kyoto-u.ac.jp (10)

  • 北海道のヒグマ、肉食から草食傾向へ。明治以降の開発が影響か? -考古試料の安定同位体分析から-

    研究では、安定同位体分析という手法により、過去から現在までのヒグマの性の変化の歴史を明らかにしました 。ヒグマの大規模な性の変化が生じた時期が、ちょうど明治以降の開発が格化した時期と一致していたことが非常に興味深い点です 。人の開発に伴う同様の性の変化は、北太平洋の沖合を餌場とするハワイミズナギドリでも報告されています。研究を足がかりとして、人の活動が物網に与えた影響に関する研究がより一層発展することが期待されます。 概要 ヒグマ( Ursus arctos )は、北半球の広範囲に分布する大型の雑動物です(図)。雑動物の中でも、ヒグマの性は「日和見的な雑性」と呼ばれており、物資源の可給性に応じて性を大きく変化させるという特徴があります。彼らが利用する物資源はさまざまで、植物の茎葉や果実のほか、昆虫、哺乳類やサケなど、その地域や季節に利用できるさまざまな資源を利用

    北海道のヒグマ、肉食から草食傾向へ。明治以降の開発が影響か? -考古試料の安定同位体分析から-
    cmizuna
    cmizuna 2015/03/29
    好きとかサケとか諦めないやつ
  • 大勢の人前でも発表できることを目指すグループ・セラピー

    授業やゼミでの発表がどうしても苦痛だという相談がしばしばカウンセリング・ルームに寄せられます。頭が真っ白になってしまう、心臓がバクバクしてしまう、声がうわずってしまう、完璧な原稿を用意して棒読みするだけになってしまう、などなど。そういう人は、発表形式の授業はできるだけ避けることが多いです。そのことが修学の障害となってしまいます。研究はできるのに、学会発表ができないとか、プレゼンがどうしてもできないとかいう人もいます。 もしあなたがそういう悩みを抱いているのなら、グループで悩みをシェアするとともに、認知行動療法のプログラムに基づいて、その不安に取り組んでみませんか? 人前でも前向きな気持ちで発表できるようになることを目指します。

    大勢の人前でも発表できることを目指すグループ・セラピー
  • 個人主義的な人は、親しい友人の数が少なく幸福感が低い -日本社会の個人主義化がもたらす負の側面を示唆-

    2014年3月19日 内田由紀子 こころの未来研究センター准教授、荻原祐二 教育学研究科大学院生は、日アメリカの大学生を対象に調査を行い、アメリカにおいては個人主義傾向と親しい友人の数や幸福感には関連はありませんでしたが、日においては個人主義傾向が高い人は、親しい友人の数が少なく、幸福感が低いことが判明しました。さらにこの関係は、日において個人主義的で競争的な制度を導入している企業で働く成人にも見出されました。 この研究成果は、2014年3月5日付けのスイスの科学雑誌「Frontiers in Psychology」に掲載されました。 これからもグローバル化が進んでいくことを考慮すると、日社会の個人主義化は避けがたいかもしれません。 こうした文化の過渡期において、自己と他者の独立性を担保した上で、人間関係の維持と構築を積極的に行うというような、個人主義社会で必要な心理・行動傾向を

    個人主義的な人は、親しい友人の数が少なく幸福感が低い -日本社会の個人主義化がもたらす負の側面を示唆-
  • ミカンハダニは何故逃げずにイモムシに食われるのか? -ひとつ覚えの防災策が招く悲劇-

    矢野修一 農学研究科助教、城塚可奈子 同大学院生らの研究グループは、防御網を持たないハダニは防御毛を背負って伏せることで身を守ることを発見しました。 研究成果は、2013年11月28日付(日時間)の欧州科学誌「Springer Plus」誌に掲載されました。 背景と概要  サバンナで草獣と肉獣が命がけの攻防を繰り広げるように、葉っぱの上では葉をべる害虫と、それを餌にする天敵との攻防がみられます。ミカンの葉を吸汁するミカンハダニは、ほとんどいつも葉面に伏せていますが(図1左)、葉が劣化した時や産卵する時には体を持ち上げて歩きます(図1右)。一方で、同じくミカンの葉をべるアゲハチョウのイモムシ(体長数十ミリ)は、体長が0.5ミリ以下のハダニを気にかけず葉ごとべてしまいます。ところが、ハダニは命を奪うイモムシの襲撃から逃げずにべられます。それが滅多に起きない災害だとしても、野生動

    ミカンハダニは何故逃げずにイモムシに食われるのか? -ひとつ覚えの防災策が招く悲劇-
    cmizuna
    cmizuna 2013/12/04
    "隙がない"とか"通用しない"とか"悲劇を産む"とか、そういう言葉を使ってもいい分野の科学にたまに憧れる。
  • 自閉症スペクトラム障害をもつ方々は、自分に似た物語を検索しやすい

    米田英嗣(こめだ ひでつぐ) 白眉センター特定准教授、小坂浩隆 福井大学特命准教授、齋藤大輔 同特命准教授、猪原敬介 同学術研究員、石飛信 同助教、佐藤真 同教授、岡沢秀彦 同教授、棟居俊夫 金沢大学特任教授らのグループの共同研究において、青年期高機能自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder; ASD)をもつ方々に、日常的な出来事が書かれてある物語文を読ませ、その理解と記憶を確認しました。文の読み時間と自閉症尺度との相関分析の結果、実験参加者のASD傾向が高いほど、定型発達(Typically Developing; TD)の人物が書かれた物語の読みに時間がかかることがわかりました。文の再認の結果、ASD群は、自分と類似したASDの人物が書かれた物語の検索に優れることが明らかになりました。 研究において、世界で初めてASDをもつ人のための物語を考案したこと

    自閉症スペクトラム障害をもつ方々は、自分に似た物語を検索しやすい
  • 電子書籍「世界の料理」を発行しました。(2013年3月22日)

    電子書籍閲覧に関する情報を追加しました。(2013年8月8日) ※ iBooks形式のデータを追加しました。(2013年5月13日) ※ リンク付き目次pdfに差し替えました。(2013年4月24日) 農学研究科・農学部の国際交流室は、活動の一環として2004年から2008年にかけて海外からの留学生と研究者による「料理講習会」を開催しました。この講習会は大変好評で合計31回開催され、参加者も留学生に加えて日人学生と教職員まで加わり、延べ600人にも及びました。このたび、同講習会で紹介された彼らの母国の家庭料理レシピをまとめて、電子書籍「世界の料理」(英語名:Dishes from Around the World)として発行しました。同書には27の国と地域、128の料理が日英併記で紹介されています。料理だけでなく各国の自然や世界遺産などの写真もあり、美しくて楽しいひと味違う料理にな

    電子書籍「世界の料理」を発行しました。(2013年3月22日)
    cmizuna
    cmizuna 2013/04/11
    中華美味そう。
  • 母親と他人の狭間 -赤ちゃんが示す「不気味の谷」現象を発見-

    2012年6月13日 明和政子 教育学研究科准教授、岡ノ谷一夫 東京大学大学院総合文化研究科教授と科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業 ERATO型研究「岡ノ谷情動情報プロジェクト」の松田佳尚 研究員らは、赤ちゃんの「感情の発達」と「母親を認識する能力」の関係を研究し、母親と他人を半分ずつ重ね合わせた「半分お母さん」の顔を見ようとしない「不気味の谷」現象を発見しました。 生後半年以降の赤ちゃんは母親と他人を区別したうえで、両者を好んで見ることが知られています。「母親(親近感)」と「他人(目新しさ)」は、全く違う存在にも関わらず、赤ちゃんが両方を好んで見るため、どのように母親と他人の区別をしているのか分かりませんでした。また、どの程度母親の顔に敏感かも不明でした。 研究グループは、この問題を解明するために、生後7~12ヵ月の赤ちゃん51名が、母親、他人、「半分お母さん」の3種類

    母親と他人の狭間 -赤ちゃんが示す「不気味の谷」現象を発見-
    cmizuna
    cmizuna 2012/06/13
    半分お母さんだよー。「母親だと思ったら違っていた、予想を裏切られた」よくある。
  • 学内向け新サービス「共同研究(になるかも)相手相談所」の開始について

    2012年4月25日 学際融合教育研究推進センターでは、学内研究者に代わりセンターが「共同研究相手」を学内で探しだすサービス「共同研究(になるかも)相手相談所」を開始します。 背景と目的  研究者が研究を発展させようと考えた場合、すぐに学外機関との連携を思い浮かべてしまいがちです。しかしながら、学には様々な分野の著名な研究者が在籍しており、わざわざコミュニケーションコストの高い他機関の研究者と組まなくてもいいはずです。 この学内に存在するであろう「つながるべき潜在的ネットワーク」を顕在化させ、かつ活性化させるべく、ありそうでなかったこの「学内専用研究者紹介サービス」が生まれました。 三つの特徴 ネット情報だけでなく、学に保存されている過去の申請書等の情報や知り合いからの紹介など、アナログ的探索に重きをおきます。 研究内容だけでなく、その共同研究やプロジェクトに対して前向きな気持があるか

    学内向け新サービス「共同研究(になるかも)相手相談所」の開始について
    cmizuna
    cmizuna 2012/04/26
    想定している分野が分からん。
  • 女性は生理が近づくとなぜ憂鬱になるのか?

    閉経前の成人女性の大多数は排卵後の生理がちかづく時期になると、多少とも気分がおちこんだり、になったりすることは以前からよく知られています。欧米ではPMS(前メンス症候群)という診断名が流布しています。しかし、いままでその判断は人への質問紙による、主観的な気分の表現のききとりにとどまり、気分の変化を客観的にとらえる試みはまったく行われてきませんでした。 最近、正高信男 霊長類研究所教授らは、60人の29~30歳の健康な独身女性を対象に生理後5日(卵胞期)、13日(排卵期)、25日(黄体期)に8枚の花の写真と1枚の蛇の写真を同時にみせ、そのなかから蛇の写真を正しくできるだけ迅速にみつけだすという視覚探索課題の実験をおこない、その成績を比較する実験をおこないました。その結果、黄体期には卵胞期、排卵期にくらべ、蛇の発見が早くなる事実をみいだしました。 おもしろいことに、反対に8枚の蛇の写真と1

    女性は生理が近づくとなぜ憂鬱になるのか?
  • 京都大学が提訴していた「土地明渡請求事件」の判決について (2009年10月29日) — 京都大学

    京都大学時間雇用職員組合ユニオンエクスタシーらが、年2月23日以降時計台前クスノキ下を占拠したことに対して、4月22日学が京都地方裁判所に「土地明渡請求事件」を提訴していたところ、日、京都地方裁判所はユニオンエクスタシーらに対して土地を明け渡すようにとの判決を言い渡しました。 この判決を受けて、以下のコメントを発表しました。 京都大学時間雇用職員組合ユニオンエクスタシーらの行為が不法占拠であり、京都大学における教育研究環境を害するものであるとの学の主張が全面的に認められたものである。引き続き適切な教育研究環境の維持に努めてまいりたい。

    京都大学が提訴していた「土地明渡請求事件」の判決について (2009年10月29日) — 京都大学
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