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bookとhumanに関するconsigliereのブックマーク (20)

  • 色覚サイエンスの最先端を知ると、「日本」まで見えてくる――『「色のふしぎ」と不思議な社会』  - HONZ

    「この赤はリンゴの赤だね」と言うとき、どんな赤色を見ているかは、実は人それぞれだ。そもそもヒトがどんな色を視ているかを科学的に考えたことがあまりない。ところがその色覚について、「正常」と「異常」に線引きする時代もあった――それなら色覚とはいったいどういうものなんだ? 猛然と、最先端のサイエンスの知見に挑む著者による、新たな色覚原論の決定版! 著者の川端裕人さんと言えば、最近では『理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!』や『科学の最前線を切りひらく!』など、サイエンスの現場の話を平易に伝えてくれるノンフィクション作家だ。と同時に小説も数多く手がけているほどで、読みやすい文章でこちらの守備範囲を広げてくれる。 1964年生まれ、学校健診の色覚検査で「色覚異常」とされた、当事者である川端さんが5年以上地道に調べて書き上げたのが、色覚をめぐる社会情勢と歴史、そして、2021年の科学

    色覚サイエンスの最先端を知ると、「日本」まで見えてくる――『「色のふしぎ」と不思議な社会』  - HONZ
  • 「東大はクソだ!」と書いた文芸評論家の青春記 『オレの東大物語 1966~1972』 | BOOKウォッチ

    「オレの東大物語」。なんて夜郎自大なタイトルだと思ったら、著者は昨年(2019年)5月に亡くなった文芸評論家の加藤典洋さんだった。の帯に「東大はクソだ!」と書いている。なんか面白そうだと手にしたら、読み終えるまで手が放せなかった。地方から東京に出てきた全共闘世代の若者の青春記として、長く読み継がれるになる予感がする。 亡くなる直前2週間で書き上げた 書『オレの東大物語 1966~1972』(集英社)は、東大入学前の山形での高校生活に始まり、6年間の東大生活、その後就職した国立国会図書館時代までを加藤さんが回顧した自伝的テキストである。 2019年3月、病気入院を経て加療中の東京都内の病院の病室でわずか2週間で書いた。毎日20~30枚書いたという原稿は異様な疾走感と全能感に満ちている。そして独特の伝法な文体をかたちづくっている。『敗戦後論』(講談社)など緻密な論理で書かれた評論とは明ら

    「東大はクソだ!」と書いた文芸評論家の青春記 『オレの東大物語 1966~1972』 | BOOKウォッチ
  • 書評 「犬から見た人類史」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    犬からみた人類史 作者: 大石高典,近藤祉秋,池田光穂出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2019/05/25メディア: 単行この商品を含むブログを見る 書は犬という視点から人類史を見るというテーマで様々な分野の研究者から寄せられた論考を集めたアンソロジーだ.3部構成で第1部は「犬革命」と称して犬の誕生から先史時代まで,第2部は「犬と人との社会史」で前近代から近代まで,第3部は「犬と人の未来学」で現代から未来までを扱う.犬から見たという視点が面白いし,普段読まないような分野の文章も読むことができていろいろ楽しいだ. 第1部 犬革命 イヌの特徴である吠えるという行動がどうして進化したのか,狩猟採集民の遊動型狩猟におけるイヌの役割,縄文人のイヌの使い方,イヌの性格と遺伝子,イヌとヒトの視線のやりとり,犬の比較神話学という論考が並ぶ. 最初の「イヌはなぜ吠えるか」(第1章)という論考は面

    書評 「犬から見た人類史」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 今週の本棚・新刊:『狂言を生きる』=野村万作・著 | 毎日新聞

    (朝日出版社・5400円) 今年六月、八十八歳の祝いに素晴らしい「三番叟(さんばそう)」を見せた狂言の名手野村万作の芸談である。万作は名人野村万蔵の次男、三歳で初舞台。その八十五年に及ぶ芸歴は、狂言のおよそ三代にわたる歴史であった。 狂言は室町時代に起こって江戸時代に今日の姿に完成した。父万蔵はこの前近代の狂言に生きた名人。その時代の人は、狂言は演劇ではないと固く信じていた。しかし息子万作は、新…

    今週の本棚・新刊:『狂言を生きる』=野村万作・著 | 毎日新聞
  • 「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」 「山口連続殺人放火事件」の裏側取材したルポ「つけびの村」書籍化決定

    2013年7月に山口県周南市で発生した「山口連続殺人放火事件」の裏側に迫るルポ『つけびの村』が晶文社より書籍化されることが発表されました。著者は傍聴人でフリーライターの高橋ユキ(@tk84yuki)さん。 2013年7月21日に発生した「山口連続殺人放火事件」は、8世帯12人が暮らし、住人の半数以上が高齢者という限界集落において、5人が殺害、2軒が放火されたという凄惨な事件です。現場には、犯人が書いたとされる「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者 かつを」という川柳の張り紙がなされていたことや、事件の特殊性から「平成の八墓村」とも呼ばれています。 note「ルポ『つけびの村』 ~山口連続放火殺人事件の因縁を追う~」 そんな事件について、傍聴人でフリーライターの高橋ユキさんが2017年に取材したものが書の元となった「ルポ『つけびの村』 ~山口連続放火殺人事件の因縁を追う~」。2017年に現地取材を

    「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」 「山口連続殺人放火事件」の裏側取材したルポ「つけびの村」書籍化決定
  • 【今週はこれを読め! エンタメ編】高校生たちの日常の謎短編集〜青崎有吾『早朝始発の殺風景』 - 松井ゆかり|WEB本の雑誌

  • 新釈漢文大系完結に寄せて~『キングダム』作者:原 泰久 - 明治書院

    「新釈漢文大系」完結おめでとうございます。 ご存知の方もいるかも知れませんが、僕が今描いている漫画『キングダム』は、この「新釈漢文大系」にも収録されている『史記』という中国古典を元に創作しています。全120巻の完結に際して、僕の『史記』との出会いを紹介させていただきます。 初めて中国古典というものを意識したのは、母親から『十八史略』が面白いよと薦められた中学生の頃だったと思います。高校時代には、司馬遼太郎さんの歴史小説を読むようになり、次第に中華歴史の面白さを知るようになりました。 『史記』との出会いは、大人になってからです。格的に漫画家になろうと思い始めた会社員時代、僕は仙人の話を描こうと思っていました。古代中国の神仙思想について調べていると、それが紀元前の春秋戦国時代のものだとわかります。その時代についての知識と言えば、始皇帝と呂不韋を知っているくらいのものだったので、勉強しようと

  • 読みもの

    2024.5.1 祈りとしての学術研究とNPO実践 最近、死について考えることが多い。 昨年の夏に母を亡くし、秋には従兄弟が知らないうちに亡くなっていた。 そして、今年の正月明け、義母は緊急搬送され入院後1週間で亡くなった。 正月にはの実家で和やかに […] 2024.4.1 第120回 門田岳久『宮常一 〈抵抗〉の民俗学』 門田岳久『宮常一 〈抵抗〉の民俗学: 地方からの叛逆』(2023年、慶応義塾大学出版会) 今月から、NORAの立ち上げメンバーの1人で、佐渡に移住して20年以上になる十文字さんが、新しいコラムを書き […] 2024.4.30 第188回 やっぱ、うなっちゃった 「これは?なんですか?」 「これね。これは、白菜の花なんですよ。」 「えー、こんな黄色い花が咲くんですね。」 「畑で白菜の花が咲いたら、それは、栽培の失敗なんだけど、、、 実は、この菜花、咲く前のこの

  • アフリカのある国で新しい地図を頼んだら…|本の森

    もう40年ほど前だろうか。こんな話が伝わってきた。西江雅之という人は、英語ドイツ語に訳しながらフランス語で会話ができるんだ、と。当時既に気鋭の文化人類学者であり、数十の言語に通暁している言語学者として知られていたが、その全貌はまだ見えなかった。遺著となる書を読むと、西江さんが世界各地を旅して回り、そこで何を見ようとしていたのか、分かる気がする。 書は、2009年から11年まで「考える人」に連載された「マチョ・イネの文化人類学」(マチョ・イネはマサイ族の言葉で「四つ目」、つまり眼鏡をかけている人のことで西江さんの愛称)をまとめたものだが、著者の死によって加筆修正が未完となっている。 全9章で、表題の通り、伝え合い(人と人との現場での対面的なコミュニケーション)に関して考察したもの。従来のコミュニケーション論の多くが「言語」と「非言語」とを分けて論じているのに対して、ここでは、ことば

    アフリカのある国で新しい地図を頼んだら…|本の森
  • hontto | BONDプロジェクト

    ご家庭で不要になった古はありませんか? それをご寄付いただくと、 生きづらさを抱える女の子たちの自立を支援する活動に 役立てることができます。

  • 【書評】過酷な環境と祈りの民『極限高地』 - Under the roof

    極限高地 チベット・アンデス・エチオピアに生きる 作者: 野町和嘉,ナショナルジオグラフィック出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社発売日: 2015/07/01メディア: 単行この商品を含むブログ (1件) を見る サッカーワールドカップ南米予選。南米と言えば、ブラジル・アルゼンチンという2強、ブラジルワールドカップで日が負けたコロンビア、南アフリカワールドカップで3位に輝いたウルグアイなど、強豪国ばかりだ。そんなサッカー強豪国が、南米予選のアウェーでは「引き分けで御の字」とする代表チームがある。ボリビア代表だ。 ボリビア代表チームは、有名選手等もおらず単純なチームの強さはブラジルなどに比べ相当劣る。ここしばらくはワールドカップの出場もない。だが、ボリビアの首都ラパスで行われるホームゲームは、その特異な環境により圧倒的にボリビア代表が有利になる。 ラパスは標高3600メ

    【書評】過酷な環境と祈りの民『極限高地』 - Under the roof
  • この字、誰の字? 目次

    世界的な著名人の文字から、道ばたで拾った名もなき字まで。 くせ字蒐集家の井原奈津子氏が採取した、 めくるめく「くせ字」の世界を紹介する書籍『美しい日のくせ字』が今秋発売となります。 この連載では、書掲載予定のくせ字を、ちらりとご紹介。 こんな字を書く人は、いったいどんな人なのか?想像しながらお楽しみください!

    この字、誰の字? 目次
  • 『これからのエリック・ホッファーのために:在野研究者の生と心得』 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    荒木優太 (2016年3月1日刊行,東京書籍,東京, 255 pp., 体価格1,500円, ISBN:9784487809752 → 目次|エン-ソフ|版元ページ) 仙台一番町〈あゆみBOOKS〉にてゲット.メインタイトルだけではいったい何のだか皆目見当がつかなかったが,サブタイトルを見て即座にレジにお連れした.書の「在野研究者」とは「狭義の学術機関に頼らずに学的な営みをつづけてきた研究者たち」(p. 5)という意味で用いられている.書で取り上げられている16人の「在野研究者」たちはすべて故人だが,著者は,先人たちの在野研究人生から学び取れるさまざまな教訓を全40箇条の〈在野研究の心得〉としてまとめている. 書は「文系」の研究分野を念頭に置いて編まれているので,大学の「なか」か「そと」かが在野であるかどうかの分かれ目になっている.ワタクシたちのように,大学の「そと」なんだけど,

    『これからのエリック・ホッファーのために:在野研究者の生と心得』 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
    consigliere
    consigliere 2016/03/22
    「「在野研究者」の “失敗例” をいくつか見たことがあるので,本書に取り上げられているような “成功例” との差が何に起因しているのかが気になる」
  • 『日本における書籍蒐蔵の歴史』

    川瀬一馬 著 ぺりかん社(1999年2月15日初版第一刷) 日書誌学の権威によるわが国の書物の収集と所蔵の歴史。金沢文庫の収書にはじまり、秀次、家康、そして江戸時代から現代までの様々な収書家のコレクションと蔵書の推移を語った貴重な記録。 第一部 はじめに 1 金沢文庫の和漢典籍蒐集 2 金沢文庫散佚 3 関白秀次の典籍蒐集と金沢文庫 4 徳川家康の蒐集(駿河御文庫) 付・徳川義直(尾張敬公)の蒐書 5 水戸光圀と前田綱紀の蒐書 6 脇坂安元と松平忠房の蒐書 7 江戸初・中期の蔵書家 8 江戸時代後半個人の蔵書 一 藤原貞幹 二 屋代弘賢 三 狩谷 斎皿 四 伴信友 五 賀茂真淵、橘枝直・千蔭父子 六 土肥経平、大田南畝、高田与清等 七 小津桂窓(西荘文庫) 9 江戸時代後半諸侯の蔵書 第二部 1 旧安田文庫のことなど 2 明治時代前半の蒐書 一 鵜飼徹定 二 田中勘兵衛 三 アーネスト・

    『日本における書籍蒐蔵の歴史』
    consigliere
    consigliere 2015/01/08
    川瀬一馬『日本書誌学大系21 読書観籍日録』を読むと、その行動力には驚きますよね。
  • 本棚でかまそう

    リビングで横山光輝の三国志を読み返していると、嫁が言った。 「来週月曜日、学生時代の友人を招こうと思うの。いい?」 「いいじゃないか」僕は言った。 だって嫁が友人を連れてくるなんて滅多に無い。 滅多に無いことを提案されると、嫁が僕への主観による決め付けを少し緩和させているような気がして嬉しくなる。 そうやって僕がうきうきしていると、続けてこう言った。 「で、リビングの棚なんだけど・・・」 黄漢升が夏侯妙才を討ち破るという華々しいシーンを片手に、棚を見ると、まず「ヤバい経済学」、「日クレジット総論」という文字が眼に飛び込んできた。 次に「漫才入門 ウケる笑いの作り方、ぜんぶ教えます 元祖爆笑王」と「俳優の仕事」という背表紙を認識した。 なるほど。そういうことか。 嫁は友人に対して、僕をかっこよく話しているのかも知れない。それは夫として嬉しいことだ。 そんなかっこいい夫が、死ぬほど必死に

    本棚でかまそう
    consigliere
    consigliere 2013/12/22
    結局どういう本棚になったのかが気になるw
  • 拙著『王朝文学の光芒』を語る――思ひ出とともに――(やさしめ解説、思ひ出写真有) - 川村裕子の王朝と猫

    拙著『王朝文学の光芒』を語る――思ひ出とともに――(やさしめ解説、思ひ出写真有) 『王朝文学の光芒』(笠間書院) ※かなりやさしめに解説しました。思ひ出アルバム有。 第一篇 王朝和歌の広がり 第一章 一条朝の屏風歌 --『小右記』をめぐって-- 屏風歌(びょうぶうた)は私の卒業論文(昭和五十三年)です。主査(しゅさ)は井上宗雄先生でした。その当時は先行文献がほとんどなく、資料もまとまったものがありませんでした。そんなわけでここでは資料を中心に並べてあります。ズラズラしていて何だか最初は読みにくいね。そこら辺はとばしてください。ポイントは『小右記(おうき)』に書いてある彰子(しょうし)の入内(じゅだい)屏風歌についての記述を全面的に信じていいかな、そしてそこから急に屏風歌が変質したって当かな?という所です。なんといっても『小右記』は日記。道長憎(にく)しのバイアスがかかってたんですね。 第

    拙著『王朝文学の光芒』を語る――思ひ出とともに――(やさしめ解説、思ひ出写真有) - 川村裕子の王朝と猫
  • 呉・樫田著/金川訳『精神病者私宅監置の実況』:すごい。大正期のキチガイ座敷牢の実態調査を現代語で! - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    【現代語訳】呉秀三・樫田五郎 精神病者私宅監置の実況 作者: 金川英雄出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2012/09/14メディア: 単行購入: 36人 クリック: 943回この商品を含むブログ (7件) を見る 90年前の大正時代にはすでに精神病者に対応するための法制度もある程度はあったし、精神病院なんてものもあったわけだが、むろんみんながそこに入れたわけではなく、相当部分の精神病者――ボケ老人もかなりいるが、25-40歳くらいが大半――は家族が座敷牢を作ってそこにぶちこむしかなかった。その実態を調査したもの。著者の呉秀三は東京帝国大学の医学部の先生。精神病で呉というと、どうしてもドグラマグラを連想してしまうんだけれど、そういう関係はどうもないみたい。 あちこち農村に分け入ってはその実態を淡々と書いており、その収容されている座敷牢の平面図、患者の状況その他がひたすら記録されている

    呉・樫田著/金川訳『精神病者私宅監置の実況』:すごい。大正期のキチガイ座敷牢の実態調査を現代語で! - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 第4回 持ち主を亡くした本はどこへ行くのか

    原稿書きを長時間やり過ぎると首がちぎれそうになるほど痛くなる。そんなときは決まって、近所の整体院に行くことにしている。約一時間、足腰肩首と足の裏でぎゅーっと踏まれ、首や腰を捻られバキバキと関節を鳴らしてもらうと、さあまたがんばろうという気になる。一人で切り盛りしている店なので、指名するまでもなく整体師はいつもMさんだ。5年ぐらい通っているので、すっかり顔なじみだし、施術中は必ず話に花が咲く。 7月だっただろうか。Mさんは珍しく僕に相談を持ちかけてきたことがある。それは、施術後、腰や首のこりが軽減され、身軽になったときのことだった。 「祖父の遺した蔵書を処分したいのですが、信用できる古屋、知りませんか」 聞けば、だいぶ前に亡くなったお祖父さまの蔵書なのだという。 「祖父は詩人で大学教員もしていました。勤務した大学に蔵書を一部寄付しましたがまだまだ沢山あるんです」 にまつわることを取材して

  • 第3回 本で埋め尽くされた書斎をどうするか

    をテーマにしたエッセイや随筆、棚を紹介するを漁ってみると、僕が知らないだけで、実は「床抜け」はそんなに珍しいことではなく、起こりうるということを思い知った。それどころか床が抜けなくても、が大量にあるというだけで十分大変だということも、嫌というほどに理解した。 との格闘 その中から故・草森紳一のケースを紹介してみたい。著書の『随筆 が崩れる』(文春新書)には次のようなことが書いてあった。 ドドッと、の崩れる音がする。首をすくめると、またドドッと崩れる音。一ヶ所が崩れると、あちこち連鎖反応してぶつかり合い、積んであるが四散する。と、またドドッ。耳を塞ぎたくなる。あいつら、俺をあざ笑っているな、と思う。こいつは、また元へ戻すのに骨だぞ、と顔をしかめ、首をふる。 これは草森さんが風呂に入ろうとしての山が崩れ、浴室に閉じ込められたときの様子である。彼の住む2DKの空間の中でまったく

  • Fusion: The Synergy of Images and Words « Steve McCurry's Blog

    Ever since Gutenberg invented the printing press which enabled everyone to read books, artists have tried to portray the relationship of a reader and his/her book.  Garrett Stewart’s book, The Look of Reading:  Book, Painting, Text, explores the relationship of reading and art. We are familiar with words describing images, but not so familiar with images describing words and the impact reading has

    consigliere
    consigliere 2010/08/24
    世界中の読書する人々。象の写真が印象的
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