米ワシントン州最高裁判所前で行われた死刑に対する抗議活動中、警官に退去させられるオレンジ色のつなぎを着た男性(2017年1月17日撮影、資料写真)。(c)Brendan Smialowski / AFP 【10月12日 AFP】米北西部ワシントン州の最高裁判所が11日、「人種的に偏りがある」として死刑を廃止する判断を下し、直ちにすべての死刑判決を終身刑に変更した。 ワシントン州では2010年以降、死刑は執行されていない。同州は米国で死刑を禁止する20番目の州となった。 裁判官は全員一致で、死刑それ自体は違憲ではないとしながらも、「専断的で人種的に偏った方法で科されているため無効」と判断した。 この判決は、1996年に女性1人をレイプ・殺害した罪で死刑判決を受けたアレン・ユージン・グレゴリー(Allen Eugene Gregory)死刑囚の異議申し立てをめぐる裁判で出された。 グレゴリー死
