日本で最初にラーメン(中華麺)を食べたのは誰で、いつなのか。従来は江戸時代、水戸黄門として知られる徳川光圀みつくにとされてきたが、最新の研究で1300年代の南北朝時代、後醍醐天皇の皇子とされる禅僧にまで遡ることが分かった。中華麺のルーツとされる経帯麺けいたいめんの文言が禅僧の詩に見つかったためだ。国民食の歴史研究に一石を投じる新見解として注目される。 1870年 室町時代に供されていたという「経帯麺」 屋台から広がるラーメン文化 【來々軒とは】 ラーメンを構成する5大要素 麺 ダシ タレ 脂/油 具材 カップラーメンのはじまりは 流行語になった「インスタント」 1870年 横浜で日本初の中国料理店が誕生します。以降、中国料理は長くにわたってコース主体の高級料理でしたが、明治後期ごろから中国人留学生が増えるにつれ、大衆向けの中国料理店も増加していきます。 そんな中、1910年に東京・浅草にオ