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ブックマーク / www.redcruise.com (2)

  • 中岡望の目からウロコのアメリカ » 誰にでも分かる一番易しい金融の話(2):長期金利の決定と景気

    前回の欄で短期金利について説明しました。今回は長期金利について説明します。短期金利は、日銀行が景気状況を見ながら操作しています。具体的には、銀行同士がお互いに資金の融通をし合っている銀行間市場であるコール市場の金利をコントロールしているのです。すなわち公開市場操作を通して市場への流動性の供給をコントロールすることで、コール市場での資金の需給に影響を与えることで短期金利(具体的には翌日物)を誘導しているのです。ただ従来はコール金利の状況を見ながら資金を供給したり、逆に資金を吸収したりしていたのですが、2001年2月からコール金利の上限など貸出条件を設定し、銀行からの借入申し込みがあれば自動的に貸し出す「ロンバート型貸出制度」が導入されています。コール市場で決まる金利が、銀行が設定する預金金利や短期の貸出金利のベースになります。時間があれば、ぜひ金融の基礎を勉強してみてください。 【長期金

  • 中岡望の目からウロコのアメリカ » 誰にでも分かる一番易しい金融の話(1):短期金利の決定と金融政策

    金融の話はなかなかわかりにくいものです。「金利がどうして決まるのか」と聞かれて、すぐ答えることができる人は少ないのではないかと思います。教科書に書かれていることも陳腐化しています。たとえば金融政策には3つの手段があるとほとんどの教科書に書かれています。すなわち(1)公定歩合政策、(2)公開市場操作、(3)預金準備率の変更です。しかし、実際の金融債策では、公定歩合政策はもはやまったく意味がなくなっています。また預金準備率も金融政策としては同様に死語になっています。という具合に現実の世界はどんどん変わっています。今回はやや趣向を変えて、金利の決まり方と金融政策について書きます。これは「短期金利」と「長期金利」について2回に分けて説明します。今回は「短期金利」の話です。 【景気動向と金利情勢】 世界大不況にも底打ち感が出てきたというのが一般的な見方になっています。最近のG8などの国際会議でも、今

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