C++1zでは、クラステンプレートのテンプレート引数が推論されるようになります。 例として、冗長なコードになりがちなstd::lock_guardクラスを使用した以下のコードは、 std::mutex m1; void f() { std::lock_guard<std::mutex> lk(m); } C++1zでは以下のようにstd::lock_guardクラスのテンプレート引数を省略して書けるようになります: std::mutex m; void f() { std::lock_guard lk(m); } この場合、mの型からstd::lock_guardクラスのテンプレート引数の型が推論されます。 C++1zでは、コンストラクタの引数からクラステンプレートのテンプレート引数が推論されます。std::lock_guardクラスの場合、先程のコンストラクタは以下のような宣言になってい