【第2回】不動産業界のDXは、不動産業務支援の分野へ:急成長を遂げる不動産テック市場の行方(2)(1/2 ページ) 前回は、戦後から消費者向け不動産ポータルサイトが誕生するまで、不動産業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)の歴史を振り返りました。不動産業界のデジタル変革は、不動産の情報流通から不動産業務の支援へと広がっていったことが、お分かりいただけたことかと思います。第2回は、近年注目を集めている不動産テック市場の初期から現在までを振り返ります。 ■“不動産テック”とは? “不動産テック”とは、不動産×テクノロジーの略で、テクノロジーの力によって不動産に関わる業界課題や従来の商習慣を変えようとする価値や仕組みを指します。業界では現在、インターネットやITツールを利用するだけではなく、AI、IoT、ブロックチェーン、VR/AR、ビッグデータなど、テクノロジーやデータを導入することで