1月に報道され、さまざまな憶測を呼んだ「コスプレ著作権ルール化」に関する発表。大勢のコスプレイヤーから「今後はもう、自由にコスプレ活動ができなくなるのでは?」と心配する声が上がっていた。明確な答えが示されるのはこれからだが、ここで改めて、“コスプレと著作権”について考えてみたい。法律の専門家であり、自身も趣味でコスプレを楽しむ渥美陽子弁護士にインタビューを実施し、トラブルなくコスプレを楽しむ方法を聞いた。 コスプレは著作権を侵害する?「ポイントは、“二次的著作物”にあたるかどうか」 渥美弁護士 そもそも「著作権法」とは、“著作物に関する権利を保護する法律”である。漫画やアニメのイラストといった著作物を創作した著作者は、それらに対してさまざまな権利を有することになり、そのなかに“二次的著作物を勝手に創られない権利”がある。例えば、小説を映画化する際などは、著作者である原作小説の作者に許諾を得
初音ミク(C)Crypton Future Media, Inc. www.crypton.net 頭が大きく、体や手足が小さい2頭身キャラクター。そのコロッとしたフォルムには独特の可愛らしさがあり、1980年代にはバンダイの「SDガンダム」シリーズ、また近年では「ねんどろいど」や「Charaction CUBE」といった既存のキャラクターを2~2.5頭身にデフォルメして表現したホビーシリーズが人気を博している。さらに遡れば、「埴輪」や「土偶」もリアルな人間の頭身をグッと縮めて表現された最古の“フィギュア”と言えるかもしれない。古代から現代まで、なぜ日本人はこれほどまでに2頭身キャラクターに親しみを覚えるのだろうか。 「SDガンダム」が走りだが、埴輪や土偶と古来から日本では2頭身キャラが愛されてきた 雪ミク Snow Princess Ver.(雪ミク&ラビット・ユキネ2019衣装原案:-
『マジンガーZ』『キューティーハニー』などで知られる漫画家・永井豪氏(73)が30日、東京・産経新聞社内で行われた『画業50年“突破”記念 永井GO展』の取材会に出席。ちょっとエッチな学園コメディー漫画『ハレンチ学園』を世に出した際、PTAや教育委員会からの猛抗議があったことを振り返りながら、漫画における性表現について持論を展開した。 【写真】その他の写真を見る 1967年にデビューした永井氏の『ハレンチ学園』は、68年に『少年ジャンプ』創刊号に掲載され、1972年まで連載。大ヒットとなりテレビドラマや映画化もされ、自身の出世作かつ代表作品のひとつとなったが、教師たちとイタズラを愛する生徒たちの破天荒な日常を描いた内容に、PTAや教育委員会からの猛抗議や“スカートめくり”ブームを巻き起こすなど社会現象になった。 当時について「『ハレンチ学園』で世に叩かれた時は20歳前半でした。そのことで叩
【写真】その他の写真を見る 橋本義賢社長は「我々の事業は主に大人向けのエンターテインメントを行っていますが、ここ10年、20年で成長してきたマーケット。新しい市場が世間に認めていただいくところまで来て、感無量です」と上場に喜び。 続けて「海外でも日本アニメファンの市場ができております。プロレスは47年の歴史の中で、海外のレスラーとも戦っており、海外にもファンがたくさんいらっしゃいます。これからも成長できるマーケットにうまく乗っていきたい」と、さらなる飛躍を誓った。 この日は、来年1月に開催される新日本プロレスの東京ドーム大会をもって引退を表明している獣神サンダー・ライガーと、声優の愛美も出席した。
SMAPのシングル「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」が、オリコンが発表した「平成30年シングルランキング」で1位を獲得した。累積売上は312.8万枚を記録した。本作は2016年1月にSMAPの解散報道が伝えられて以降、再びセールスを伸ばし、2016年2/1付では12年ぶりの週間TOP10入り。さらに同年12月31日の解散が伝えられた8月以降は、歴代シングルセールス記録を毎週のように更新し、2016年11/7付で歴代5位、2016年11/28付で歴代3位となり、2016年12/19付では歴代3作目、平成発売作品初となるトリプルミリオンを達成した。 「世界に一つだけの花」は、2003年3/17付で初週63.0万枚を売り上げ1位に初登場。以降、3週連続、通算7週で1位となり、セールスも初登場から2週目でミリオン、21週目の2003年8/4付でダブルミリオンを達成。その年の年間シング
日本アニメの金字塔、『機動戦士ガンダム』の第1話が1979年4月7日に放送されてから、本日で40周年を迎えた。長きにわたって愛され続けるガンダムシリーズにおいて、その礎となったのは1980年代前半のガンプラブームだ。では、当時の狂騒的な盛り上がりを、“ガンダムの生みの親”である富野由悠季氏はどう感じていたのか。そしてバンダイが見抜いた、ガンダムという“固有名詞の意味”とは? ガンダムとガンプラが共に歩んだ40年、その舞台裏を富野氏に聞いた。 ガンダムという“固有名詞の意味”を見落としたクローバーと、“世界観”を見抜いたバンダイ ――『機動戦士ガンダム』は40年にわたって愛されてきましたが、ガンプラの果たした役割もあったかと思います。 富野由悠季ガンプラの影響力は“決定的”です。もはや、プラモデルというジャンルさえも「ガンプラ」という名前に切り替えさせてしまったくらい、強力な“事業”になった
『大奥』、『西洋骨董洋菓子店』など実写ドラマ化もされた多くのヒット作を世に送り出してきた漫画家・よしながふみ氏。その彼女が『週刊モーニング』で連載中している、男性カップルの日々の食卓を描いた漫画『きのう何食べた?』が、俳優の西島秀俊と内野聖陽のダブル主演で、テレビ東京の深夜ドラマ枠“ドラマ24”で放送される。「俳優さんの演技を見て口調や動き方など勉強になり、『これがリアルか』と新しい発見があるので実写化は歓迎」「ドラマ『西洋骨董洋菓子店』に出演した椎名桔平さんの演技を見て、原作キャラクターの口調が彼っぽくなった」と、漫画作品の実写化が原作に与える影響や歓迎する理由について語ってもらった。 初めはBL誌の方で掲載を進めていた作品で、読者に女性が多いことから“料理”をテーマにして、ゲイカップルが出てきてもラブシーンのない“気軽”を意識して描きました。ただ連載が始まる10年前は、20~30代キャ
2017年後半から突如、話題を集め始めたバーチャルYouTuber(以降VTuber)。早々に大きなムーブメントを巻き起こした要因としては、キズナアイというスターの登場が挙げられる。 新たなシーンの誕生と同時にスターが現れたことの相乗効果は大きく、世間の耳目を集めるだけでなく、企業側も次々と新規参入。キャラクターIPとしてビジネス化する動きも多く、タレントや音楽アーティストとして、活躍の場を広げるケースも散見される。VTuberシーンにおける新たな動きを追っていく。 VTuberシーンは早くも混沌化 芸能界への進出も増加 VTuberアイドル・ときのそらのデビューアルバム「Dreaming!」(2019年3月27日発売) 2017年後半から活発化したバーチャルYouTuber(VTuber)は、18年に入るとゲーム系プラットフォームやアニメーション制作会社など、キャラクタービジネスに近い企
今期放送されたドラマ『トクサツガガガ』(NHK総合)や『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)に共通していることがある。それは“特撮”を巧みに取り入れたことだ。同ドラマなどをきっかけに特撮ブームが再浮上する中、その流れはCM界にも波及。ここにきての再評価は、日本独自に進化の過程を歩んできた“特撮”の灯を消さないという、クリエイターたちの“草の根運動”に起因する。 『ゴジラ』『ウルトラマン』円谷プロの功績…時代はCGに移行、特撮は時代遅れの産物に 特撮と聞いてまず思い浮かぶのが、円谷プロだ。創業者は“特撮の神様”こと故・円谷英二氏。戦前には『ハワイ・マレー沖海戦』を手掛け、戦後の1954年には日本初の本格的特撮怪獣映画『ゴジラ』を公開。空前の大ヒットとなり、昭和の時代に一大怪獣ブームを巻き起こした。そして63年に円谷特技プロダクション(現円谷プロ)を設立。テレビ界に進出し、
ホーム(ORICON NEWS) アニメ&ゲーム TOP アニメ 【ガンプラ ビフォーアフター】“ガンプラ世界一”を日本に取り戻した男 モデラーとの邂逅で到達した境地とは? MG νガンダム Ver.Ka 【第3回 GBWC世界大会 優勝作品】 (C)創通・サンライズ 1980年7月の発売以降、累計4億5000万個以上を出荷している「ガンプラ」。誕生後、ガンダムブームを牽引したのはもちろん、HG、MG、RG、PGといったカテゴリー分けで試行を実施し、今なお進化を続けている。その人気は世界的にも絶大で、今では年間約1千万個の出荷数のうち、その三割が海外に出荷されているという。そこで、バンダイ公式のガンプラ世界大会で、日本人で初めて優勝したシュンさんに、ガンプラへの想い、世界大会に挑んだ経緯など、モデラーとしての矜持を聞いた。 【ガンプラビフォーアフター】毎週更新・トップモデラーインタビュー特
人気コミック『ゴールデンカムイ』がTOKYO MXでアニメ化(C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会 2018年春の番組改編が行われ、各局で新しいテレビ番組が続々スタート。その中でも、アニメ番組数は今クールでは70を超える。年々増加傾向にあるアニメコンテンツだが、その半数を超える45作品がTOKYO MXで放送されている現状。もはやTOKYO MX=アニメ王国というイメージも定着しつつあるが、なぜここまでアニメ作品を放送するのだろうか。アニメ制作の裏側や局のアニメ戦略など、TOKYO MXアニメ事業局長の尾山仁康氏に話を聞いた。 “情報戦”で優位に『ゴールデンカムイ』は2016年から準備、2年先の放送作品も着手中 ――春の改編で、アニメが45作品となりました。なぜ局としてこんなに多くのアニメを取り扱っているのでしょうか。まずはアニメ王国となった背景から教えていただけますでしょう
昨今、日本の映像産業の一般的なモデルとして機能してきた「製作委員会方式」が岐路に立たされている。ことにアニメ業界においては、動画配信の台頭やパッケージの売上減少など、収益面の問題から体制を見直すべきとの声も多く聞かれるようになった。そんななか、グルメ情報サービスの「ぐるなび」が、4月スタートのアニメ『異世界居酒屋~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~』の製作委員会メンバーに加わるという異例の試みに挑んでいる。同社としてアニメ製作委に加わるのは初であり、まさに“異世界”からの参画だ。政府が推す「クールジャパン」戦略の陰で一種の閉そく感も漂う日本のアニメ産業。そこで「ぐるなび」はどのような役割を果たそうとしているのか、同社の広報担当・北澤輝衛氏に話を聞いた。 【写真】その他の写真を見る ■託されたのは「インバウンド戦略」 同アニメは、小説投稿サイト「小説家になろう」で人気の蝉川夏哉氏による作品『異世
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く