仕事がら、ウエアラブルデバイスが社会に与える影響に関して興味を持っている。特に米フロリダのディズニーワールドで使用されている腕輪型デバイス「マジックバンド」には以前から注目していた。マジックバンドをリーダーにかざすことで、ホテルの部屋のドアの鍵も開くし、パークに入場できて、レストランやショップでの支払いができる。正式発表されているわけではないが、迷子の探索や、人の流れのモニターなどもできるようだ。マジックバンドは、ディズニーワールドというクローズドな空間の中での、都市開発の1つの形の実証実験としてとらえることもできると思う。 そのマジックバンドを実際にフロリダのディズニーワールドで体験してきたので、報告したい。というのは、ディズニーは、ディズニーのテーマパークを「夢の国」として秘密のベールに包んでおきたいらしく、技術的な詳細は一切明らかにしていないからだ。英語のサイトやブログも結構調べたが