FIFA(国際サッカー連盟)コンフェデレーションズカップ(コンフェデ杯)の3位決定戦は、今大会最初で最後の13時(現地時間)キックオフの試合だった。暑さは日陰で座って観戦する分には気にならなかったものの、バックスタンドとゴール裏の一部の日なたには大きな空席が生まれていた。ピッチの上で戦う両チームの選手たちも、どことなく日なたの部分を避けてポジションを取っているようだった。そんな恵まれないコンディションの中、消化試合になりがちな3位決定戦だったが、ウルグアイとイタリアは死力を尽くして戦っていた。 イタリアはアレッサンドロ・ディアマンティとダビデ・アストーリが2ゴール、ウルグアイはエディンソン・カバーニが2ゴールを挙げ、試合は2−2で終盤に入った。隣に座ったブラジル人が、僕に「さあ、ここからお前はどっちを応援する?」と聞いてきたので「ウルグアイ」と答えた。 「そうか。俺もウルグアイを応援しよう