国内最大の図書館「国立国会図書館」(東京都千代田区)で6月以降、館内に設置されたパソコン用マウスのコードなどが刃物で切断される事件が相次いでいることがわかった。 同館は器物損壊容疑で警視庁麹町署に被害届を提出するとともに、館内の巡回を強化している。 同館によると、6月19日と20日、本館2階の廊下に設置された利用者用のタブレット端末の充電コードが相次いで切断された。同館は、職員による巡回を増やすなど対策を強化したが、7月17日には利用者が検索などを行うパソコン4台で、マウスのコードが切断されているのが見つかった。いずれも刃物で切られた可能性が高いという。 利用者は基本的に利用者登録をした上で、交付されたカードを使ってゲートから入館しなければならない。利用者は1日平均で約1800人に上り、入館の際には、B5判以上の大きさの不透明な袋や刃物類の持ち込みは禁止されているが、職員は「ボディー