1970年代後半に最高視聴率100%を記録し、フランスの週刊誌パリ・マッチが「日本生まれのロボットがフランスの子どもたちの救世主となった」という見出しをつけるほど熱狂を生んだ「UFOロボグレンダイザー」。イントロを聴くだけですぐにその主題歌を歌えるという大人は今も多く、一定の人気を保持しているという。 そんなグレンダイザーは、現在活躍するアーティストにも大きな影響を与えており、今回フランスのギャラリーで芸術家によって生み出されたグレンダイザー作品の展覧会が開催されるに至った。 ギークな文化のスペシャリストであるソフィー・ダストさんは「グレンダイザーは私たちフランスに欠けていたものを与えてくれたのです。フランスは日本に次ぐ世界で2番目の“MANGA”消費地であり、日本文化を楽しんでいます。でも今、日本政府は文化を売り出すために多くの投資をしていますが、政府が関わるとどうしても面白みに欠けた、