人生とはわからないものだな、と思う。 朝起きてテレビをつけると、自分が将棋を始めた時は、孤高の人、変人、頑固者、孤独な大棋士であった加藤一二三九段が、楽しそうにコメントをしている。 河口俊彦氏が、あるいは真部一男氏が存命なら、この空前の「ひふみんフィーバー」に何を語っただろうか。 加藤一二三九段という棋士を、将棋を知らない人はどう思っているのだろう。 神武以来の天才。史上最年少棋士。それはもちろん、間違っていない。 「加藤一二三九段は強かったの?」と聞かれれば、迷うこと無く「強い」と答える。それでも、そこにいくばくかの含みは残るはずだ。あれ程の大棋士でありながら。 大棋士、加藤一二三 成績だけを見れば、加藤九段の成績はこうなる。 2505対局(歴代最多) 1324勝(歴代三位) 1180敗(歴代最多) A級順位戦 149勝(歴代最多) A級在位 36期 タイトル獲得合計8期(歴代9位) 六
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