日ごろ読書、テレビ、ラジオで見聴きしたなかで、気にいったパラドックスを過去 17年間集めたものです。 グリーンウッド氏が提唱した「炭酸ガス排 出量削減策のパラドックス」はこちらです。 ●クレタ人エピメデスがのたまわった「クレタ人はみなウソつきだ」 ●クルト・ゲーデルの不完全性定理の原形 ーホッフスタッター著「メ タマジック・ゲーム」より 「クレタ人はみなウソつきだ」は対象言語(Object language)で、「クレタ人エピメデスがのたまわった」はメタ言語(Metalanguage)である。言語のレベルの違いを同一で論じる詭弁の代 表例。 ●別名「うそつきのパラドックス」とも呼ばれる。「この文は誤りである」がその例。 自己言及の構造で無限循環に陥る。 以下哲学者ハワード・デロングの名著「論理学の素描」にでてくる話。 プロタゴラスは、弁護士を目指すユーアトルスに修辞学を教えることになった。