若者の間でよく聞く「コスパ」という言葉。洋服を買うにも外食をするにも、常にコストパフォーマンスを気にする彼らには、一体どのような事情があるのでしょうか? 「ミレニアル世代のお金の専門家」で、『ミレニアル世代のお金のリアル』を出版したばかりの横川楓さんが、若者がコスパ重視せざるを得ないワケを解説。同時に、その風潮に警鐘を鳴らします。 買い物は「コスパ」の良し悪しで 「ニベアってあの超高級クリームと同じ成分であの値段、コスパ良すぎない?!」 「トリキ(鳥貴族)飲みって、やっぱりコスパ良いわ~」 「某ハイブランドの数万円のセーターと、ユニクロの5000円のセーター、着心地ほぼ一緒なんだよね。コスパ的にそっちかな」 こんなふうに、友達と買い物をしたり、食事をしたりするときに、「コスパ」という言葉が飛び交うのが、私たちミレニアル世代の特徴です。 *ミレニアル世代の定義は「米国で2000年代に成人ある