三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行の大手5行は6日、低コストの新たな銀行間送金システムの構築を検討すると発表した。各行が無料で提供しているスマートフォンアプリや決済アプリを通じて少額の送金を行う場合に、手数料を従来より割安に設定する方針。全国の地銀や信金にも参加を呼びかけ、将来的には「○○ペイ」など非銀行系のスマホ決済事業者との連携も検討する。 現在の銀行間送金は「全銀システム」と呼ばれる決済インフラを介して行われる。セキュリティー対策などの維持管理コストが高いため送金のたびに一定の使用料が徴収される仕組みで、各行はこれに事務費などを上乗せした金額を送金手数料にしていた。 新システムは、全銀システムの代わりに「Jデビット…