学費を稼ぐためにアルバイトする高校生が増えている。未曾有の不況で父親が失業したり、母子家庭で母親がパートを解雇されたりして生活に困る家庭が増えたからだ。一方で、奨学金の希望者が急激に増えて全員には回らない。学び続けるには学生自ら、働くしかないのだ。 土日に朝から晩まで働く J-CASTニュースは高校生のアルバイト状況について、いくつかの公立高校に取材してみた。バイトは原則禁止だが特別な事情がある場合に認めているという学校がほとんどだが、経済的な理由からバイトの申請をする学生が2008年秋以降に増えている、という高校が多かった。 「家庭の経済状況が厳しくなり、生活費や学費の一部を稼ぐためにアルバイトする生徒が出てきています」 というのは愛知県の全日制商業高校の教師。 全校生徒約830人のうち、2、3年生の30人がバイトの申請をしている。もっとも、隠れてバイトしている生徒もいるため、学校が把握
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