小学校と中学での「順序違いでバツ」 算数の掛け算文章題では、順番が違っている、という理由で式がバツになる。だが、掛け算には交換法則が成り立つので、順序は関係がないのではないか。疑問に思った保護者が、答案を写真に撮って、ネットにアップする。カメラ機能をもつスマホが普及した現在、SNSを使って、疑問を発信することは容易である。 (光文書院 2011単元テスト 最初5×3と書いてバツになり、訂正して青丸が付いた。バツにして終わりにすべきではないという批判が的外れであることを示している。) だが、これが、ネットにたむろする塾講師や数学屋の、学校算数教育に対する批判に燃料を提供することになり、「日本の小学校では、掛け算の可換性も知らない、レベルの低い教師が、嘘デタラメを子どもたちに教えている」、「日本の学校教育が酷いことになっている」、「子どもたちが虐待されていて、かわいそうだ」、といった現実を無視
![表記ルールとしての掛け算順序](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6eb9d1b89d829870db7f2f6b1b7237b75410f7ed/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2F4.bp.blogspot.com%2F-FFNLg0jNzSQ%2FWpZXkztoDmI%2FAAAAAAAAAH4%2FBSgbWhwENnY3sDk4h9ke0t8UNwcpZ4rkQCLcBGAs%2Fw1200-h630-p-k-no-nu%2Fkakejun_test_kobun2011_01_tr_w400.gif)